ハードディスクの重複ファイルを検索して削除する方法

ハードディスク上の重複ファイルを検索したい！

• フォーラムでの質問：

  「いろいろなハードディスクやUSBメモリーなどに家族の写真や動画を保存していますが、時々覗いてみると同じようなものが複数です。一度全部取りまとめて時系列に整理したいと考えています。整理するために1TBか2TBのハードディスクかSSDを買おうかと思っていますが、そこにすべてコピーした後の段取りを教えてください。どうハードディスク上の重複ファイルを検索し削除しますか？また整理先のストレージもHDDかSSDかも迷っています。ご指導よろしくお願いします。」

ハードディスク上に大量の重複ファイルが存在すると、パフォーマンスが低下し、ストレージ容量を占有し、正しいファイルや最新のファイルを見つけにくくなる問題が生じます。ハードディスク上の重複ファイルを検索し、整理するには、安全な方法を使用することが重要です。

ハードディスク上の重複ファイルを検索する方法

ハードディスク上の重複ファイルを検索して削除したい場合、この記事では２つの方法を紹介します。まず、単一のハードディスクを対象に検索したい場合、最初の方法が適しています。一方、複数のディスクをスキャンして重複ファイルを検索したい場合、方法2が効果的です。重複ファイルを探し出し、ストレージの効率化を図るために、以下の内容を読んでください。

▶方法1.手動でハードディスクの重複ファイルを検索

ハードディスクの重複ファイルを手動で検索する作業は、複雑なものではありません。Windowsファイルエクスプローラーを使用してハードディスクの重複ファイルを検索することができます。ただし、この方法はデータ量が少ない場合に効果的であり、それ以外の場合は時間がかかることがあります。また、類似サイズのファイルを特定するなど、特定の要件がある場合、この方法は制限される可能性があり、プロの重複ファイル検出ツールのサポートを求める方が良いかもしれません。

ステップ 1. コンピュータに外付デバイスまたはUSBドライブを接続し、キーボードでWindowsキーとEキーを同時に押してファイルエクスプローラーを起動します。

ステップ 2. USBドライブをクリックします。この例では、E:ドライブを使用します。

ステップ 3. ファイルを名前、日付、またはサイズでソートして整理します。

ステップ 4. ファイルを隣り合わせに配置し、重複ファイルを見つけます。右上の検索ボックスにファイルの拡張子を入力します。例えば、.doc、.jpg、.png、.docx、.mp3など。

外部デバイスまたはUSBドライブからすべての重複ファイルを削除するまで、これらのステップを繰り返してください。

▶方法2.プロのソフトでハードディスクの重複ファイルを検索

ハードディスク内の重複ファイルを手動で検索することは、ファイルを入念に検討する必要があり、重複したファイルが多すぎると、多くの時間がかかります。

ここで、信頼できるサードパーティ製のソフト「AOMEI Partition Assistant Professional」を利用して重複ファイルを検索することをおすすめします。このソフトは複数のディスクを同時に検索し、さまざまなスキャンオプションを提供します。ファイルを見つけた後、ファイルの形式でフィルタリングしたり、ファイルサイズや同一の名前などの検索基準を適用したりして、どの重複ファイルを保持し、どれを安全に削除するかを決定することができます。さらに、重要なシステムファイルを保護し、誤ってファイルを削除した場合の回復機能を提供します。

コンピュータのパフォーマンスを最適化し、ディスクとパーティションをより適切に管理したい場合、この強力なツールには「空き領域を割り当てる」、「PCクリーナー」、「アプリ引っ越し」、「大容量ファイルを削除」などの追加機能も提供されています。

ステップ 1. AOMEI Partition Assistantを起動し、メインタブの「空間を解放」をクリックし、「重複ファイルファインダー」を選択します。

ステップ 2. ここでは、コンピュータ上のすべてのパーティションが表示されます。この画面下の「すべて」タブで除外するファイル形式を指定して、特定の拡張子のファイルをスキャンの対象から外すことができます。また「ピクチャ」「ビデオ」「オーディオ」「ドキュメント」「アーカイブ ファイル」に対して、含めるファイル形式を指定して、特定の拡張子のファイルのみをスキャンすることができます。

ステップ 3. 処理が完了すると、設定した条件を満たすすべての重複ファイルが表示されます。「プレビュー」ボタンをクリックすると、重複ファイルの詳細情報を確認することができます。

ステップ 4. 削除したい重複ファイルを選択できます。または、「スマート選択」をクリックして重複ファイルを自動的に選択します。削除したい重複ファイルを選択した後、「ゴミ箱に移動」をクリックし、重複ファイルを手動で削除します。

3つの削除方法

直接削除：選択した重複ファイルはゴミ箱などへ移動せず、直接完全にパソコンから削除されます。

ゴミ箱に移動（デフォルト設定）：選択した重複ファイルはコンピュータのゴミ箱に移動されます。ゴミ箱からファイルを復元することができます。

指定したフォルダに移動：選択した重複ファイルは指定した場所に移動されます。重複ファイルを保存する場所を指定・設定することができます。

個人用設定（「スマート選択」用、手動選択の場合このオプションを設定する必要はない）

最後／最初の変更：「スマート選択」をクリックすると、最後／最初に変更したファイルが選択されます（最後の変更がデフォルト設定されます）。

最後／最初の作成：「スマート選択」をクリックすると、最後／最初に作成したファイルが選択されます（最後の作成がデフォルト設定されます）。

グループ内で最も長い／短いファイル名：「スマート選択」をクリックすると、グループ内で最長／最短の名前を持つファイルが選択されます（最も長いがデフォルト設定されます）。

グループ内で最も長い／短いファイルパス：「スマート選択」をクリックすると、グループ内で最長／最短のパスのファイルが選択されます（最も長いがデフォルト設定されます）。

一致するファイル名／ファイルパス：一致させたいファイル名／ファイルパスを「一致オプション」欄に入力します。入力したファイル名／ファイルパスと一致する場合のみ、「スマート選択」で選択されます。

ステップ 5. 削除が完了したあと、詳細情報を確認することができます。

まとめ

ハードディスク上の重複ファイルを検索するには、手動で検索するか、ソフトウェアを使用して重複ファイルを検索するかを選択できます。しかし、重複したファイルが多すぎると、Windowsファイルエクスプローラーを使用して検索することが多くの時間がかかります。比較すると、安全かつ便利なソフト「AOMEI Partition Assistant Professional」を利用したほうがいいと思います。

また、Windows Serverユーザー向けのServer版もあります。