重要なデータをバックアップしたり、ハードディスクをアップグレードしたりするために、AOMEI Partition Assistantを使用してハードディスクのクローンをSSDまたは容量の大きなHDDに作成することができます。クローン後にWindowsが起動することを保証します。
ディスクのクローンとは、元のハードディスク(HDD)の完全な複製(コピー)を作ることです。簡単にいうと、今まで使用していたHDDの中身を、OSごと新しいHDD/SSDにコピー・複製することを指します。
次は、ハードディスクをSSDまたはHDDにクローンする2つの主な理由についてご説明します。
コピー&ペースト(カット&ペースト)を利用して、データを別の場所へ複製(移動)することもできますが、コピー&ペースト(カット&ペースト)が機能しなくなる場合や複製(移動)後にファイルが使えない場合が多いでしょう。
こういう場合には、Windows PCユーザー向けのクローン作成ソフトAOMEI Partition Assistantを使用して、ディスクのアップグレードやバックアップのために、HDDをSSDまたは別のHDDに簡単かつ高速にクローンすることができます。
まずは、クローン先のHDD/SSDをパソコンに接続して、きちんと起動・認識していることを確認する必要があります。「直接接続」または「USB接続」が可能です。また、クローン先のHDD/SSDの空き容量がクローン元のディスクの使用容量と同等かそれよりも大きい必要があります。
クローン先のHDD/SSDのパーティション方式(MBR/GPT)はクローン元のディスクと一致していない場合には、クローン先のHDD/SSDのパーティション方式をMBRからGPT、またはGPTからMBRに変換することをお勧めします。
データディスクをクローンする場合、Standard(無料)版を使用することができます。しかし、システムディスクのクローンを作成する場合、Professional、Serverまたはそれ以上のエディション(有償版)にアップグレードする必要があります。
ステップ 1. AOMEI Partition Assistantをダウンロード、インストール、起動します。コピーするハードディスク(ここではディスク0)を右クリックして、ドロップダウンメニューから「ディスクをクローン」を選択します。
ステップ 2. ポップアップウィンドウで、ソースディスクのデータを保存するターゲットディスクを選択して、「次へ」をクリックします。
ステップ 3. 次に、確認画面に移動して、ソースディスクとターゲットディスクを確認します。問題なければ「確認」ボタンをクリックして、続行します。
ステップ 4. 「適用」をクリックして、「保留中の操作一覧」でディスクのクローン操作をプレビューすることができます。保留中の操作を実行するには、「続行」をクリックしてください。
クローンしたHDD/SSDから起動するために、クローン作成が正常に完了した後、クローン元のディスクを取り出して、クローン先のHDD/SSDをクローン元のディスクのあった所に差し込むか、BIOS設定でブートドライブをクローン先のHDD/SSDに変更する必要があります。
パーティション形式(パーティションスタイル)とブートモードが一致していない場合、クローンしたHDD/SSDが正しく起動しないことがあります。こういう場合には、ブートモードを変更する必要があります。
Q:クローン先のHDD/SSDをUSBで接続できますか?
A:クローン先のHDD/SSDをUSBで接続することができます。しかし、無事にクローンが完成したら、「ディスクの取り出し」でクローン先のHDD/SSDをパソコンから外します。そして、ケースからクローン先のHDD/SSDを取り出します。次に、パソコンの電源を落とし、ハードディスクを取り出します。そしてクローン先のHDD/SSDをハードディスクのあった所に差し込みます。
Q:ディスククローン作成後、クローン元のディスクにインストールされているシステムは削除されるか、起動できなくなりますか?
A:ディスククローンはクローン元のディスクにインストールされているシステムには影響しません。
Q:ディスククローン作成後、クローン先のディスクのシステムパーティションのドライブ文字をCに変更するにはどうすればよいですか?
A:クローン先のディスクから起動すると、Windowsはクローン先のディスクのシステムパーティションにドライブ文字Cを自動的に割り当てるため、手動で割り当てる必要がありません。