この記事では、Legacy、UEFI、Legacy+UEFIの違いを示すだけでなく、ブートモードを確認する方法と、データを失うことなくMBRとGPTを変換する方法についても説明します。
ブートモードは、実際にはコンピュータを起動するプログラムです。簡単に言うと、パソコンの電源を入れた後に最初に起動し、OSの起動準備をするプログラムのことです。BIOSブートモードには、Legacy、UEFI、Legacy+UEFIという3種類があります。この記事を読むと、状況によってその対応のブートモードを選択する方法がわかります。
レガシーブートモードは、その名前が示すように、従来のブートモードの一種です。Windows 8より前のWindowsシステムではよく使われています。優れた互換性を備えており、32ビットと64ビットの両方のシステムで使用できます。
レガシーブートモードはMBRディスクをサポートします。MBRディスクの特徴は次のとおりです:
Legacyの後継であるUEFIは、現在主流のブートモードです。Legacyと比較して、UEFIはより優れたプログラミング性、より大きいスケーラビリティ、より高いパフォーマンス、およびより高いセキュリティを備えています。
WindowsシステムはWindows7からUEFIのサポートを開始し、Windows8はデフォルトでUEFIの使用を開始します。近年、UEFIはますます一般的なブートモードになっています。例えば、Windows 11にアップグレードするには、UEFIが必要です。
UEFIはGPTディスクをサポートしており、GPTディスクの特徴は次のとおりです:
レガシーモードは古いものの、完全に役に立たないわけではありません。一部のハードウェア(GTX660など)およびシステム(XPなど)はレガシーモードのみをサポートしているためです。
そのため、Legacy+UEFIブートモードという互換性のあるモードに切り替えることをサポートする新しいマザーボードも多いです。BIOSは、システムのインストール場所を認識する場合に、レガシーなら、レガシーブートモードでシステムを起動します。一方で、UEFIなら、UEFIモードでシステムを起動します。
コンピュータが使用しているブートモードがわからない場合は、コンピュータがレガシーBIOSまたはUEFIを使用しているかどうかを確認する方法を次に示します。
方法1. 「スタート」ボタンをクリックし、すべてのアプリの一覧から、「Windows管理ツール」→「システム情報」→「BIOSモード」の順に移動します。
方法2. 「Windows+R」キーを押して「msinfo32」と入力し、Enterキーを押してシステム情報を開き、「BIOSモード」の順に移動します。
こうしてコンピュータがどのようなブートモード使用しているとわかります。
Windows 11ユーザーの場合、MicrosoftがWindows 11をUEFIブートモードから起動することを要求しているため、UEFIから起動する必要があります。ですから、もしあなたのシステムディスクがMBRパーティションスタイルなら、それをGPTに変換し、それからレガシーブートモードをUEFIに変更する必要があります。また、GPTとUEFIの組み合わせが、32ビットWindows 7またはXP向けの最も合理的またはダウングレードインストールであることを考慮すると、まずディスクを変換する必要もあります。以下の手順を参照してください。
前述したように、Legacy BIOSはMBRディスクに対応し、UEFIはGPTディスクに対応します。もしUEFI経由でPCを起動するつもりなら、システムディスクがGPTディスクであるかどうかを確認する必要があります。そうでなければ、MBRをGPTに変換する必要があります。
迅速かつ簡単にMBRをGPTに変換するには、AOMEI Partition Assistantを使用することをお勧めします。これはWindows 11、10、8、7、VistaとXPで強力なMBR/GPTディスクの変換器で、データディスクとシステムディスクの両方をデータ損失なしでMBRからGPTに変換することをサポートします。
AOMEI Partition Assistantを無料ダウンロードして、LegacyまたはUEFIから起動する方法を確認してください。
▶注:誤操作によるデータ損失を防ぐために、AOMEI Backupper Standardをダウンロードしてデータをバックアップできます。
ステップ 1. AOMEI Partition Assistantをダウンロード、インストール、実行します。メインインターフェイスで、変換したいディスクを右クリックし、「GPTディスクに変換」を選択します。
ヒント:ディスクが元々GPTとして初期化されている場合、クリック後、「MBRディスクに変換」オプションが表示されます。このディスクを選び、データを失わずにGPTディスクをMBRディスクに変換することができます。
ステップ 2. この二つの画面で「はい」をクリックして、操作を確認します。
ステップ 3. メインインターフェースに戻り、「適用」と「続行」をクリックして、操作をコミットします。
WindowsをLegacyブートモードから起動する必要があるなら、GPTをMBRに変換する必要があります。GPTディスクを右クリックし、プルダウンリストから「MBRディスクに変換」を選択します。
注意:
◈システムディスクをGPTに変換する前に、マザーボードがUEFIをサポートしていることを確認してください。
◈システムディスクをMBRに変換する前に、マザーボードがLegacyをサポートしていることを確認してください。
◈マザーボードが対応するブートモードをサポートしていない場合、GPTとMBRの変換後にWindowsに入られるようになります。BIOS環境でマザーボードがその対応のブートモードをサポートしているかどうかを確認できます。
システムディスクをMBRからGPTに変換した後、コンピュータは再起動します。ブートモードをLegacy BIOSからUEFIに変更しないとPCは起動しません。
ステップ 1. コンピュータの電源が入っているときに、画面の下部にあるプロンプトボタンを押し続けて、BIOSセットアップメニューに入ります。
ラップトップ | デスクトップ | 自作パソコン | |||
ブランド | Bootキー | ブランド | Bootキー | マザーボードブランド | Bootキー |
ASUS | ESC | ASUS | F8/F12 | ASUS | F8 |
Acer | F12 | Acer | F12 | Soyo | ESC/F12 |
Dell | F12 | Dell | ESC | Spark | ESC |
Lenovo | F12 | Lenovo | F12 | Biostar | F9 |
Hasee | F12 | Hasee | F12 | Onda | F11 |
Haier | F12 | Haier | F12 | Foxconn | ESC/F12 |
Founder | F12 | Founder | F12 | Topstar | F11/F12 |
THTF | F12 | THTF | F12 | Maxsun | ESC |
HP | F9 | HP | F12 | Seethru | ESC/F11 |
BenQ | F9 | BenQ | F8 | Yeston | F8 |
Apple | Option | Apple | Option | Intel | F12 |
ステップ 2. BIOSセットアップユーティリティで、上部メニューバーの「Boot」タブに移動します。
ステップ 3. ブートメニュー画面が表示されます。「UEFI/BIOS Boot Mode」フィールドを選択し、「+/-」キーを使用して設定をUEFIに変更します。
ステップ 4. 保存して終了します。再び再起動すると、コンピュータはUEFIから起動します。
UEFIは新しいブートモードであり、通常はWindows 7以降の64ビットシステムで使用されます。Legacyは、32ビットおよび64ビットシステム向け従来のブートモードです。Legacy+UEFIブートモードで2つのブートモードをサポートします。
UEFIは多くの点でLegacyよりも優れており、今ところの市場にある主要なソフトウェアおよびハードウェアベンダーによって推進されています。
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