ディスクの管理で「ボリュームの削除」オプションがグレーアウトしていてパーティションを削除できないのを発見しましたか?したがって、この記事では、Windows 11、10、8、7で「パーティションを削除できない」問題を効果的に修正する方法について説明します。
パーティションの削除とは、ディスク上のパーティションを削除することです。完了すると、パーティションが削除され、その分の領域が「未割り当て領域」になります。
不要なパーティションを削除した後、そのスペースを他のパーティションに結合したり、新しいパーティションを作成したりするために使用できます。あるいは、パーティションを削除することで、不良セクタへのアクセスを回避できます。これは、ディスクを保護し、不良セクタの拡散を回避するのに役立ちます。では、パーティションを削除する最も一般的な方法とはなんですか?
ボリュームを削除する最も一般的な方法はディスクの管理を使用することです。「コンピュータ」を右クリック→「管理」→「ディスクの管理」をクリックし、削除しようとするパーティションを右クリック→「ボリュームの削除」を選択します。ただし、ディスクの管理で「ボリュームの削除」オプションがグレーアウトしていることがあります。この場合はどうなりますか?
パーティションにデータを保存したくない場合、またはハードドライブの未割り当て領域を使用したい場合は、Windows 10のディスクの管理でパーティションを削除できます。ただし、場合によっては、「ボリュームの削除」が無効になっており、パーティションを削除できないことがあります。
ケース1.OEM/Windowsの回復パーティションを削除する
回復パーティションは数ギガバイトのスペースを占める可能性があり、ディスクスペースを解放するために回復パーティションを削除することは悪い選択ではありません。ただし、回復パーティションは非表示で保護されているため、ディスクの管理で削除することはできません。
ケース2.USBメモリやSDカードのパーティションを削除する
OSがWindows 10バージョン1803以降の場合、ディスクの管理でUSBメモリやSDカードのパーティションを簡単に削除することができます。そうでない場合は、お使いのUSBメモリやSDカードがWindowsでリムーバブルデバイスとみなされているからです。このようなデバイスでは、パーティションを削除することは禁止されます。
ケース3.システムブートパーティションを削除する
Windows 10のディスクの管理でシステムCドライブを削除しようとすると、「ボリュームの削除」がグレー表示されます。Cドライブには起動するためのOSブートファイルが含まれているので、Windows内で削除できません。
パーティションの削除は一見簡単に思えるかもしれませんが、「ディスクの管理」で「ボリュームの削除」がグレー表示され、パーティションの削除が許可されないことは珍しくありません。考えられる理由は次のとおりです。
►削除する拡張パーティションに論理ドライブがあり、その拡張パーティションを削除しようとする時に、「ボリュームの削除」はグレーアウトします。拡張パーティションに論理ドライブが存在する場合、まずそれを削除し、含まれるすべての領域を空き領域としてマークする必要があります。
►削除するパーティションにシステム関連のデータが含まれている場合、このパーティションも削除できません。
►削除するパーティションにページファイルが含まれている場合は、「ボリュームの削除」がグレーアウトされています。そこで、ページファイルを含むパーティションを削除するには、まずこれらのファイルページを無効化する必要があります。
Windows 10のディスクの管理でパーティションの削除に失敗した場合、ボリュームを削除する次の2つの方法をご覧ください。
Diskpartは、Windowsのコマンドラインツールであり、プライマリ/論理パーティションの作成、フォーマットせずにFAT32からNTFSへの変換、OEM回復パーティションの削除などを行うことができます。まず、「Windows」+「R」を押し、「diskpart」と入力し、「OK」をクリックして、コマンドラインユーティリティを開きます。次に、次のコマンドを実行します。
▪ diskpart
▪ list disk(コンピュータ上のすべてのハードディスクが表示されます。)
▪ select disk n(nは削除するパーティションが含まれるディスクのディスク番号です。)
▪ list partition(選択したディスク上の全てのパーティションが一覧表示されます。)
▪ select partition n(nは削除するパーティションの番号です。)
▪ delete partition
システムパーティションCやEFIパーティションなどOS関連のパーティションを削除する必要がある場合、上記の手順で完了することはできません。システムパーティションCやEFIパーティションを削除する場合、Windowsインストール/修復ディスクからコンピュータを起動し、コマンドプロンプトに移動します。
ステップ 1. インストールCD/DVDをコンピュータに挿入します。
ステップ 2. WindowsのインストールCD/DVDからコンピュータを再起動します。
ステップ 3. 言語、時刻、通貨の形式、キーボードなどを指定します。
ステップ 4. 「コンピュータの修復」>「トラブルシューティング」>「詳細オプション」>「コマンドプロンプト」に移動します。
ステップ 5. コマンドプロンプトで「diskpart」と入力し、Enterキーを押してDiskpartユーティリティを実行します。
ステップ 6. 次に、次のコマンドを実行して、不要なパーティションを削除します。
▪ list disk
▪ select disk n
▪ list partition
▪ select partition m
▪ delete partition
Windows 10でもっと直感的にパーティションを削除したい場合、またはOS関連のパーティションを削除するためのWindowsインストールディスクがない場合、サードパーティのGUIパーティションマネージャーであるAOMEI Partition Assistant Professionalを試してみることができます。ユーザーフレンドリーで簡潔なユーザーインターフェイスを備えており、操作は簡単です。それを使って、隠された回復パーティション、システムパーティション、USBドライブのパーティションを削除することができます。
さあ、このソフトのデモ版を無料でダウンロードして楽しみましょう!
ステップ 1. まずAOMEI Partition Assistant Professionalをダウンロード、インストール、実行します。メインインターフェイスでは、コンピュータ上のすべてのディスクとパーティションが表示されるので、削除するパーティションを右クリックして、「パーティションを削除」を選択します。
ステップ 2. 次のポップアップウィンドウで、「パーティションの高速削除」を選択します。そして「はい」をクリックして続行します。
ヒント:
パーティションの高速削除(データを消去せずにパーティションを削除します):このオプションを選択すると、削除されたデータは復旧/回復可能です。
パーティションを削除して、そのデータを消去します:このオプションを選択すると、AOMEI Partition Assistantはパーティションを削除するだけでなく、その上のデータもすべて完全消去します。削除されたデータは、如何なるデータ復旧ツールにより回復できません。
ステップ 3. メインインターフェイスに戻り、「適用」をクリックして操作を実行します。
以上は、Windows 10でパーティションを削除できない問題を解決する方法です。もし、Diskpartコマンドツールに慣れていない場合は、AOMEI Partition Assistant Professionalを使用して、「ディスクの管理」の「ボリュームの削除」がグレーアウトしてしまう問題を楽に解決することはできます。
さらに、パーティションの削除に加えて、この強力なソフトウェアは、ボリュームを削除せず「空き領域を割り当てる」または「アプリ引っ越し」を通してパーティションの空き容量を拡張したり、データを失うことなくMBRディスクとGPTディスク間変換したり、ダイナミックディスクをベーシックディスクに変換したりすることができます。
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