Windows 10で「動作が遅い」「ファイルが開けない」と感じたら、HDDのエラーが原因かもしれません。この記事では初心者向けに、標準機能を使ったエラーチェックの手順から、コマンドでの修復、さらに簡単な専用ツールまで詳しく紹介します。
そんな悩みはありませんか?それは、データの保存場所である「HDD(ハードディスク)」や「SSD」に小さな傷やエラーが溜まっているサインかもしれません。
放置すると、ある日突然パソコンが動かなくなることも。この記事では、Windows 10に備わっている「エラーチェック」という機能を使って、自分自身でHDDを元気にする方法をわかりやすく解説します!
まずはあなたのパソコンをセルフチェックしてみましょう。以下のような症状があれば、エラーチェックの出番です。
これらは、HDDの中にあるデータの「住所録」がぐちゃぐちゃになっていたり、ディスクの一部が壊れかけていたりする時に起こります。
HDDエラーについて、考えられる原因は様々です。不良セクタ、破損したシステムファイル、予期せぬシャットダウン、壊れたソフト、ファイルシステムのエラー、失われたクラスター、メタデータの破損などです。
ディスクに問題がある場合、ハードディスクのエラーチェックを行い、異なる原因に対応してエラーを修復する必要があります。
ここが一番大切です!エラーチェックは、HDDに「全速力で走らせて悪いところを見つける」ような作業です。そのため、壊れかけているHDDにトドメを刺してしまうリスクがほんの少しだけあります。
作業を始める前に、大切な写真や書類はUSBメモリやクラウド(Googleドライブなど)にバックアップしておきましょう。
まずは、マウス操作だけでできる一番簡単な方法です。
1. 「PC(マイコンピュータ)」を開きます。
2. チェックしたいディスク(Cドライブなど)を右クリックして、「プロパティ」を選びます。
3. 上の「ツール」タブをクリックします。
4. エラーチェックという項目の「チェック」ボタンを押します。
5. 「ドライブのスキャン」が出てきたらクリックして、終わるまで待つだけ!
何も問題がなければ、数分で終わります。
「方法1」で直らない場合は、少しプロっぽい方法を試しましょう。「コマンドプロンプト」という黒い画面を使います。
1. 画面下の検索欄に「cmd」と打ち込みます。
2. 「コマンドプロンプト」を「管理者として実行」します。
3. 黒い画面に「chkdsk c: /f」と入力して、Enterキーを押します。
※「c:」はチェックしたいドライブの名前です。
4. 「次回の起動時にチェックしますか?(Y/N)」と聞かれたら、「y」を押してEnter。
パソコンを再起動すると、真っ黒な画面で修復が始まります。これには数時間かかることもあるので、寝る前などにやるのがおすすめです。
上述の方法はHDDエラーチェックに十分ですが、一部のユーザーは、CHKDSKが10%で停止するエラー、やWindows 10でドライブのスキャン、修復が進まないエラーに遭ったことがあるでしょう。
「黒い画面に英語が出るのは怖い……」「もっと詳しく状態を知りたい」という方には、専用ソフトの「AOMEI Partition Assistant」が便利です。
「パソコンのことはよくわからないけど、しっかり直したい」という初心者にぴったりのツールです。
Windows 10でAOMEI Partition Assistantを起動します。チェックしたいドライブを右クリックし、「詳細処理」⇒「パーティションをチェック」を選択します。ポップアップにエラーチェックのみ、エラーチェックと修復、不良セクタチェック、3つのオプションがあります。必要に応じて一つを選択してください。
1. AOMEI Partition Assistantを起動し、スキャンしたいディスクを選択し、ツールバーの「テスト」をクリックし、ドロップダウンメニューから「不良セクタをチェック」を選択します。これはほとんどの場合、指定されたディスクの不良セクタをチェックします。
2. 「開始」をクリックし、不良セクタをチェックします。速い検査を実行したい場合、「高速チェック」チェックボックスにチェックを入れてください。
Windows 10の「エラーチェック」は、パソコンの健康診断のようなものです。
これらを使いこなして、大切なパソコンを長く快適に使いましょう!もしダメなら、壊れたHDDを他の新しいHDDまたはSSDに交換した方がいいと思います。
Q1. HDDのエラーチェック(チェックディスク)はどのような時に行うべきですか?
A. PCの動作に以下のような異常を感じた時に実行することをお勧めします。
Q2. Windows標準の「エラーチェック」とコマンドプロンプトの「chkdsk」は何が違いますか?
A. 基本的な仕組みは同じですが、コマンドプロンプト(chkdsk)の方がより詳細な修復が可能です。プロパティから行う「エラーチェック」は簡易的なものですが、コマンドプロンプトで chkdsk c: /f /r と入力して実行すると、ファイルシステムの修復だけでなく、ディスク物理上の不良セクタ(データの読み書きができない場所)を特定し、そこを避けてデータを使用するように調整する高度な修復が行えます。
Q3. エラーチェックを実行したら、逆にWindowsが起動しなくなることはありますか?
A. 物理的な故障が深刻な場合、稀に起こり得ます。エラーチェックはディスクに高い負荷をかけます。もしHDDが物理的な寿命(ハードウェア故障)を迎える直前だった場合、スキャンの負荷がとどめを刺してしまうことがあります。重要なデータがある場合は、チェックを行う前に必ず外付けHDDやクラウドへバックアップを取っておくのが鉄則です。
Q4. AOMEI Partition Assistantの「不良セクタをチェック」機能を使うメリットは何ですか?
A. 視覚的にディスクの状態を確認でき、OSが起動したまま安全に確認できる点です。Windows標準のchkdskは結果がテキストで表示され、修復に数時間かかることもありますが、AOMEI Partition Assistantの「不良セクタをチェック」は、ディスクの表面をスキャンして異常がある場所をマップ形式(緑と赤のブロック)で表示します。修復を伴わない「読み取りテスト」だけなら、より短時間でディスクの健康診断が可能です。
Q5. チェックディスクが終わらない、または特定の%で止まってしまう場合は?
A. 絶対に途中で電源を切らないでください。大容量のHDDや不良セクタが多い場合、完了まで一晩かかることもあります。もし24時間以上経っても全く進まない場合は、HDDの物理故障の可能性が高いです。その場合は、AOMEI Partition Assistantの「ディスククローン」機能を使い、壊れかけのHDDから新しいSSDへデータを丸ごと救出することを検討してください。