「システムで予約済みのパーティションを更新できませんでした」エラーの修正
この記事では、Windows7/8からWindows10にアップグレードするときに受信された「システムで予約済みのパーティション を更新できませんでした」エラーを修正する方法についてご紹介します。
「システムで予約済みのパーティションを更新できませんでした」問題
Windows 7/8/8.1からWindows 10にアップグレードするときに、「システムで予約済みのパーティションを更新できませんでした。」エラーが出ることがあります。また、0x800F0922というエラーコードや別のエラーメッセージが表示されることもあります。
「システムで予約済みのパーティションを更新できませんでした」原因
このWindows10更新エラーが発生する原因は、通常、システム予約済みパーティションに十分なスペースがないことです。分割されたMBRディスクにWindowsをインストールすると、重要なブートファイルを格納するために、システムパーティション(つまり、Cドライブ)の前に「システムで予約済み」と表示されるパーティションが作成(追加)されます。その上にボリュームラベルとかドライブレター(ドライブ文字)とかが割り当てられていません。
Windows「エクスプローラー」に表示されませんが、「Windows」+「R」キーで「ファイル名を指定して実行」ダイアログを開き、「名前」入力ボックスにdiskmgmt.mscと入力し、「ENTER」キーを押して「ディスクの管理」でシステム予約済みパーティションを確認することができます。
Windows 7では、システムで予約済みのパーティションは100MB、Windows 8では350MB、Windows 10では約500MBのディスク容量を占めます。Windows 10にアップグレードする時には、システム予約済みパーティションにより多くの空き容量を確保しておくことが必要です。システム予約済みパーティションに十分な空き領域がない場合は、Windows 7/8からWindows10へ正常にアップグレードすることができません。
「システムで予約済みのパーティションを更新できませんでした」ソリューション
システム予約済みパーティションの更新に失敗することを解決するために、データを失うことなく、ディスクとパーティションをうまく管理できるAOMEI Partition Assistant(サードパーティ製のディスクパーティション管理ツール)を使用して、システムで予約済みのパーティションのサイズを増やすことができます。
手順 1. まずはこのソフトをダウンロードしてください。そして、インストールして起動します。
手順 2. 縮小たいパーティションを右クリックして「パーティションをリサイズ/移動」を選択します。Cドライブまたはシステム予約済みパーティション以外の他のドライブを選択してください。この例では、Dパーティションから空き領域を取得してシステム予約済みパーティションに追加します。
手順 3. 「パーティションを移動、リサイズ」では、下図のようにスライダーを左から右へドラッグします。
手順 4. 次にはCドライブを右クリックして「パーティションをリサイズ/移動」を選択します。「パーティションを移動、リサイズ」では、システム予約済みパーティションの直後に未割り当て領域を作るために「このパーティションを移動したい」にチェックを入れて、Cドライブを右方向へドラッグ(移動)します。
手順 5. システム予約済みパーティションを右クリックして「パーティションをリサイズ/移動」を選択します。ポップアップウィンドウでは、スライダーを右方向へドラッグして、作成した未割り当て領域でシステム予約済みパーティションを拡張します。
手順 6. 最後は問題なければ「適用」をクリックしてシステムで予約済みの拡張を実行します。
最後に
これで「システムで予約済みのパーティションを更新できませんでした。」エラーが発生せずWindows10にWindows7またはWindows8をアップグレードすることができます。Windows10にアップグレードした後、またAOMEI Partition Assistantを使用して、OSを移行したり、ディスクをコピーしたり、MBRとGPTの間でディスクを変換することができます。それはWindows11/10/8.1/8/7、ほとんどのWindowsシステムに対応します。