Windows 10 To Go USBでポータブルを作成する方法
Windows To GoはWindows 8 Enterpriseに内蔵されたツールです。この記事はWindows To Goの代替ツールAOMEI Partition AssistantでWindows 7/8/10 /11 To Go USBを作成する方法について紹介します。
実例:Windows 10 To Go USBを作成したい
会社で仕事をするときはWindows 10ベースのPCを使い、自宅にいるときは個人で使うPCはWindows 7にしています。しかし、自宅で仕事をする必要があるときもあり、Windows7だとかなり不便です。そんな時、考えるのがWindows To Goです。しかし、私はパソコン初心者で、ネットで情報を探しても、まだ実行方法がわかりません。どなたか教えてください。
- あるユーザーからの質問
なぜ、Windows 10 to Goを利用するのか?
どのような状況でWindows 10 to Goを使うのか?例を挙げてみましょう。あなたはWindows 10ベースのコンピュータを所有しており、自宅のコンピュータはWindows 7のまま仕事をしています。自宅では仕事ができても、Windows 10でない環境のため、文字通り集中できないことがあります。そんなとき、Windows 10 to Goが登場します。Windows10環境が入った専用USBをパソコンに挿入して、そこから起動すれば、Windows10で仕事ができるようになります。
USBメモリから起動することの大きな欠点は、Win 10の動作がハードディスクで起動するよりも遅くなることです。しかし、この方法で少なくともOSを操作し、さまざまなアプリにアクセスすることができるので、ピンチのときには現実的な方法といえるでしょう。
Windows 10 to Go USBを作成する方法
Windows 10 to Goの概要を見た後、自分でやるのが待ちきれなくなったのではないでしょうか。ここでは、以下のコンテンツで、ISOからWindows 10 to Go USBを作成する方法を2つ紹介しました。
1. Windowsの内蔵機能を使って、Windows 10 to Go USBを作成
Windows To Go は、Windows 10のEnterpriseおよびEducationエディションで起動可能なWindows 10 USBフラッシュドライブを生成するためのMicrosoftによるツールです。始める前に、2つの注意点があります。
- Windows to Go onは、Windows 10 Enterprise EditionとEducation Editionでのみサポートされています。
- Windows 10 to Goを使用するには認証されたUSBドライブが必要で、ドライブは32GBより大きいものでなければなりません。
1. タスクバーの検索ボックスに「Windows To Go」と入力します。検索結果から「Windows To Go」をクリックします。
2. 「Windows To Go ワークスペースの作成」ウィザードが表示されます。まずは、使用するUSBドライブを選択して「次へ」をクリックします。
●外付けHDDを選択する場合、「Windowsのパフォーマンスに影響する可能性があります」という警告が出ますが、無視してもいいです。
●32GB未満のUSBメモリは駄目です。容量表記が32GBのUSBメモリをフォーマットした後、実際の容量は30GB以下になる場合が多いので、やはり64GBの方はお勧めです。
●Windows To Goのハードウェア要件を満たさないUSBメモリは駄目です。
3. ここでは、Windows 10イメージを選択します。ISOファイルではなく、ISOイメージをマウントした仮想ドライブまたはインストールディスク内の「install.wim」フィアルを選択します。この例では、Windows 10 Enterpriseを選択して「次へ」をクリックします。
4. ここでは、BitLockerを利用してデータをしっかり保護することができます。紛失しやすいUSBメモリをパスワードで暗号化したら、盗難にあっても中身を見られなくします。暗号化は要らない場合、「スキップ」を押します。
5. USBドライブは再フォーマットされ、ドライブ上のすべてのデータが削除されるので、必要なデータをバックアップしておくことを確認します。「作成」をクリックして作業を実行します。
6. Windows To Goワークスペースの作成が完了するまで待ちます。この例では、USB3.0の外付けHDDを選択するので10分ぐらいがかかります。
7. 「Windows To Go スタートアップ オプション」で起動方法を選択します。BIOS設定で起動順序を変更する場合は「いいえ」を選択します。「Windows To Go ワークスペース」から優先的に起動(OS側の機能でUSBから起動)する場合は「はい」を選択します。
2. サードパーティ製ソフトを使って、Windows 10 to Go USBを作成
AOMEI Partition Assistant Professionalはパーティション管理向けのソフトウェアです。また、これはユーザーがUSBドライブなどの外付けハードドライブに作業環境を作って、それから起動できるWindows to Go Creatorという機能を持っています。この機能がWindows 11、Windows 10、Windows 8/8.1、Windows 7/Vista それにWindows XPなどをサポートしています。
ステップ 1. コンピュータにUSBドライブを接続し、検出されたことを確認します。
ステップ 2. AOMEI Partition Assistant Professionalをダウンロードし、インストールし、起動します。USBメモリが自動的に表示されます。そして、メインインターフェイスの上部にある「ツール」→「Windows To Go Creator」をクリックします。
ステップ 3. 次には「Windows向け」か「Mac向け」か選択します。一般的に「パーソナルコンピュータ用のWindows To Goを作成」を選びますが、MacでWindowsを使いたいと考えているなら、「Macデバイス用のWindows To Goを作成」を選んで「次へ」をクリックします。
ステップ 4. そして「インストールディスク/ISOでWindows To Goを作成」にチェックを入れ、あらかじめダウンロードしておいたISOイメージファイルを指定・選択します。
ステップ 5. インストール先のUSBドライブを選択します。パソコンに接続されているUSB機器が候補に出てくるので、ここから選びます。
ステップ 6. 「データが完全に消去される」という警告メッセージが表示されます。事前にバックアップを取っておいたため、「はい」をクリックして作業を開始します。完了までさほど時間はかかりません
結語
Windows 10 To Go USBを作成した後、任意のコンピュータにWindows10ブータブルUSBを接続し、そこからシステムを起動することができます。この機能のほかに、 SSDへとのOS移行、MBRからGPTへとの変換、ブータブルCDの作成などのパーティション管理向けの便利な機能がたくさんあります。
AOMEI Partition Assistantそのほかのバージョン:Windows Server 2003、2008(R2)、2011、2012(R2)、2016、2019、2022のユーザーの場合、AOMEI Partition Assistant Server版を使用してください。また、社内の台数無制限のPC&Serverで利用可能なAOMEI Partition Assistant Unlimited版もあります。更に、AOMEI Partition Assistant Technician版を購入するIT専門家、システム管理者、技術者はクライアントに技術サポートを有償サービスとして提供することができます。ニーズに応じて適切なバージョンを選択しましょう~ ▶AOMEI Partition Assistant異なるバージョンの比較