Windows11 Homeでフォルダにパスワードをかける・設定する方法
Windows 11 Homeユーザーの中には、大切なデータを保護するためにフォルダにパスワードをかけたいと考える方が多いでしょう。本記事では、Windows 11 Homeでフォルダにパスワードをかける・設定する方法を詳しく解説します。
Windows11 Homeでフォルダにパスワードをかけることができるか?
Windows 11 Homeには、フォルダに直接パスワードを設定する標準機能はありません。ただし、サードパーティ製ツールや他の方法を使うことで、簡単にフォルダを保護することが可能です。
▶Windows 11 Homeでフォルダにパスワードをかけたいユーザー事例
- 家族や同居人とPCを共有している場合:個人データやプライベートなファイルを守るために役立ちます。
- 業務データを保護したい場合:機密情報を他人に見られないようにするための対策が必要です。
- USBや外付けストレージに保存する場合:紛失や盗難時にもデータを守ることができます。
Windows11 Homeでフォルダにパスワードをかける方法
ここでは、Windows 11 Homeでフォルダにパスワードを設定する3つの方法をご紹介します。
方法1. 7-Zipでフォルダにパスワードをかける
7-Zipは、無料で使える圧縮・解凍ソフトです。このソフトを使用して、フォルダをパスワード付きの圧縮ファイルとして保護する手順を紹介します。
ステップ 1. 公式サイトから7-Zipをダウンロードし、インストールします。
ステップ 2. パスワードをかけたいファイルやフォルダを右クリックします。表示されるメニューから「7-Zip」→「圧縮」を選択します。
ステップ 3. 「圧縮」ウィンドウが表示されるます。アーカイブ形式が「ZIP」になっていることを確認し、パスワードの入力と「ファイル名を暗号化」へのチェックをおこなって「OK」をクリックします。
ステップ 4. 作成したZIPファイルを開き、パスワード入力を求められるか確認します。
方法2. BitLockerでフォルダにパスワードを設定する
BitLockerは、通常Windows 11 Pro以上で利用可能なドライブ暗号化ツールですが、USBメモリなどの外部ストレージを活用することで間接的にフォルダを保護することができます。
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ステップ 1. USBメモリをパソコンに接続します。
ステップ 2. エクスプローラーでUSBドライブを右クリックし、「BitLockerを有効にする」を選択します。
ステップ 3. パスワードを設定し、プロセスを完了します。
ステップ 4. 保護したいフォルダをUSBメモリに移動します。
ステップ 5. USBメモリを抜いておけば、フォルダへのアクセスを制限できます。
また、保護したいフォルダを含むドライブ全体を暗号化することができます。保護したいフォルダを含むドライブを右クリックし、「BitLockerを有効にする」を選択します。
※注:BitLockerはWindows 11 Homeでは直接使用できないため、他の方法を検討する必要があります。
もしWindowsのバージョンがBitLocker機能に対応しない場合、BitLocker暗号化ソフトを使用することがいい選択肢です。ここで強力なディスクパーティション管理ソフトAOMEI Partition Assistantをおすすめします。このソフトはBitLocker管理機能を提供しているので、BitLockerに対応していないWindows10/11 Home版でもBitLockerドライブ暗号化を有効/無効にすることができます。
- ★AOMEI Partition Assistantの利点は次のとおりです:
- 使いやすい:ユーザーフレンドリーなインターフェースと詳細なステップバイステップガイドにより、コンピュータの初心者でもBitLocker暗号化を簡単に有効にすることができます。
- 多機能:ドライブを暗号化した後も、回復キーのバックアップ、定期的なパスワードの変更、ドライブのロックや解除など、BitLockerの管理に使用することができます。
- 完全に安全:AOMEIソフトウェアはAES暗号化アルゴリズムを適用し、暗号化プロセスのセキュリティを保証します。
では、以下からデモ版をダウンロードし、AOMEI Partition Assistantを使用して保護したいフォルダを含むドライブをBitLockerで暗号化する方法を試してみてください!
ステップ 1. AOMEI Partition Assistantをインストールして開きます。画面上部の「ツール」タブをクリックし、「BitLocker」を選択します。
ステップ 2. すべてのドライブ(オペレーティングシステムドライブ、固定データドライブ、リムーバブルドライブなど)が表示されたら、暗号化したいドライブを見つけ、「BitLockerを有効化」をクリックします。
※注:これはNTFSパーティションに対してのみ暗号化を提供します。FATまたはFAT32を使用している場合は、AOMEI Partition Assistantを使用してNTFSに変換してください。
ステップ 3. ドライブを暗号化するためのパスワードを二回入力し、「次へ」をクリックします。
ステップ 4. 回復キーをバックアップする方法「ファイルに保存」または「回復キーを印刷」を選択します。
※注:回復キーを暗号化ドライブに保存しないでください。たとえば、Dドライブを暗号化した場合、回復キーをDドライブに保存することができません。
ステップ 5. 次に、「次へ」ボタンをクリックして暗号化プロセスを開始します。現在のシステムドライブを暗号化する場合、パソコンを再起動して「Windows PE」(Windowsプレインストール環境)から起動する必要があります。プログラムは該当PC上にWindows PEを自動的に作成します。
ステップ 6. 暗号化プロセスが完了したら、「完了」をクリックします。
方法3. バッチファイルを使ってフォルダをロックする
バッチファイルを使用して簡単にフォルダをロックする方法をご紹介します。この方法は追加のソフトウェアを必要としません。
ステップ 1. フォルダ内で右クリックし、「新規作成 > テキストドキュメント」を選択します。
ステップ 2. 以下のコードをテキストファイルに貼り付けます:
ステップ 3. YOUR_PASSWORDの部分を好きなパスワードに変更します。
ステップ 4. 「ファイル」→「名前を付けて保存」で、拡張子を .bat にして保存します(例:「locker.bat」)。
ステップ 5. 保存したバッチファイルを実行し、フォルダをロックまたはアンロックできます。
Windows11 Homeでフォルダのパスワードを解除する方法
ここでは、パスワードをかけたフォルダのロックを解除する方法を紹介します。上記で説明した各方法の手順に従ってフォルダの保護を解除できます。
❶7-Zipでフォルダにパスワードをかける場合はZIPファイルを右クリックし、「すべて展開」を選択します。展開先のフォルダを指定し、「展開」をクリックします。パスワードを入力して、ZIPファイルのパスワードを解除して解凍します。
❷BitLockerでフォルダにパスワードを設定する場合はUSBメモリを接続し、パスワードを入力します。またはAOMEI Partition Assistantを開き、画面上部の「ツール」タブをクリックし、「BitLocker」を選択します。そして復号化したい暗号化ドライブを見つけ、「BitLockerを無効化」オプションをクリックします。
❸バッチファイルでフォルダをロックする場合はバッチファイルを実行し、正しいパスワードを入力します。
まとめ
Windows 11 Homeでフォルダにパスワードをかける・設定するには、7-Zipやバッチファイルを活用するのが便利です。また、Windows 11 Pro以上であればBitLockerを使用する選択肢もあります。もしお使いのWindowsバージョンがBitLockerに対応しない場合、暗号化ソフトAOMEI Partition Assistantを使って、保護したいフォルダを含むドライブ全体を暗号化することができます。それぞれの方法を適切に使い分け、大切なデータをしっかり保護しましょう。
AOMEI Partition Assistantは、暗号化ソフトに限らず、強力なディスククローンソフトですので、将来のデータ損失を防ぐためのバックアップとしてディスクをクローンすることができます。データの復元に加えて、起動可能なUSBの作成、空き領域の割り当て、ディスクの消去、インストールされたアプリの移動などにも使用できます。ぜひダウンロードしてお試しください~ヽ(〃'▽'〃)ノ☆!