「6つの方法」Windows 10／11でBitLockerを無効にする方法

ケース：Windows 10でBitLockerを無効にする方法は？

BitLockerはWindows 10で利用可能なデータ暗号化ツールであり、データセキュリティを強化するために役立ちます。ただし、特定の状況下ではBitLockerを無効にする必要がある場合があります。たとえば、システムの再構築やデータの移行を行う際には、BitLockerを一時的に無効にすることが望ましいかもしれません。この記事では、Windows 10／11でBitLockerを無効にする方法について詳しく説明します。

Windows 10／11でBitLockerを無効にする理由

BitLockerがWindowsシステム上のいくつかの操作に影響を与える可能性があるため、一部の人は不便だと感じ、BitLockerの暗号化を無効にしたいと考えるかもしれません。Windows 10／11でBitLockerを無効にする場合、次のような状況が考えられます：

• マザーボードの交換が必要なとき
• 起動設定を変更する必要があるとき
• 同じコンピューターに複数のシステムディスクやブートがあるとき
• CPU／メモリ／グラフィックカード／ネットワークカードを交換するか、新しいハードドライブを追加したいとき
• BIOSを更新する必要があるとき

次に、Windows 10／11でBitLockerを無効にする具体的な手順を示します。最適な方法を選択してください。

Windows 10でBitLockerを無効にする方法 - 6つの方法

BitLockerを無効にする方法は、さまざまな状況に応じて調整されています。BitLockerサービス全体を無効にしたい場合は、方法1または方法2を試すことができます。一方、特定のディスクで一時的にBitLockerを無効にする必要がある場合は、方法3から方法6に進んでください。

方法1. グループポリシーエディターでBitLockerを無効にする

グループポリシーエディターは、Windows全体のサービスをオン・オフする役割を担っています。他の方法よりも少し複雑ですが、具体的な手順を以下に示します：

ステップ 1. 「Win＋R」キーを押して、「gpedit.msc」を入力して「OK」をクリックしてローカルグループポリシーエディターを開きます。

ステップ 2. 「コンピューターの構成」→「管理用テンプレート」→「Windowsコンポーネント」→「BitLockerドライブの暗号化」→「固定データドライブ」に進んでください。

ステップ 3. 「BitLockerで保護されていない固定ドライブへの書き込みアクセスを拒否する」をダブルクリックします。

ステップ 4. 「無効」を選択して、「OK」ボタンをクリックします。

方法2. ローカルサービスでBitLockerを無効にする

Windowsサービスは、BitLockerサービスを含むすべてのサービスをオンまたはオフにする役割を担っています。以下は、サービスからBitLockerサービスを完全に無効にする方法です。

ステップ 1. 「Windows＋R 」キーを押して、「services.msc」と入力し、Enterキーを押します。

ステップ 2. 名前タブの下で、「BitLocker Drive Encryption Service」を見つけ、ダブルクリックします。

ステップ 3. スタートアップの種類で「無効」を選択して、「OK」ボタンをクリックします。

方法3. コントロールパネルでBitLockerを無効にする

最初の2つの方法は、BitLockerサービス全体を停止することを目的としています。残りの4つの方法は、特定のディスクでBitLockerを無効にすることに焦点を当てています。次に、Windows 11／10でコントロールパネルからBitLockerを無効にする方法をご紹介します。

ステップ 1. 「Windows＋R」キーを押して、「control」と入力し、「OK」をクリックして、コントロールパネルを開きます。

ステップ 2. 「システムとセキュリティ」→「BitLockerドライブ暗号化」をクリックします。

ステップ 3. 暗号化を解除したいドライブ上で、「BitLockerを無効にする」をクリックします。

ステップ 4. 表示された画面で「BitLockerを無効にする」ボタンを選択すると、無効化が開始されます。これにより、ドライブの保護が解除されます。

方法4. コマンドプロンプトでBitLockerを無効にする

Windowsのコマンドプロンプトを使って問題を解決するのに慣れているユーザー向けに、コマンドラインでBitLockerを無効にする方法も紹介します。

ステップ 1. 「Windows＋X」キーを押して、メニューからコマンドプロンプトを選択してください。BitLockerを無効化する場合、コマンド「manage-bde -unlock D: -pw」を入力します（D:をBitLockerを無効にするドライブ文字に置き換えてください）。

​​​ステップ 2. 次に、コマンド「manage-bde -off D: 」を入力し、Enterキーを押してください。

方法5. PowerShellでBitLockerを無効にする

Windows 10でBitLockerを無効にする別のコマンド方法です。PowerShellを使用したい場合は、Disable-BitLockerコマンドレットを使用できます。具体的な手順を見てみましょう。

​​​ステップ 1. スタートボタンを右クリックして、Windows PowerShell（管理者）を選択します。

​​​ステップ 2. 以下のPowerShellコマンド「Disable-BitLocker -MountPoint "E:"」を入力します（E:をBitLockerを無効にするドライブ文字に置き換えてください）。

​​​ステップ 3. 復号化プロセスの完了を待ちます。これらの手順を完了すると、BitLocker保護が解除され、ドライブが複合化されます。

方法6. BitLocker管理ツールでBitLockerを無効にする（Homeユーザー対応）

以前のWindowsシステムでBitLockerを有効にしたまま、Windows 11／10 Homeにアップグレードしたユーザーもいます。そのため、パネルにBitLockerを無効にするオプションが見当たらないかもしれません。そのような場合には、AOMEI Partition Assistant Professionalというサードパーティー製のBitLocker管理ツールがおすすめです。

このオールインワンの暗号化プログラムは、Windows 11／10／8／7のすべてのエディションで動作し、ドライブの暗号化・復号化、回復キーのバックアップ、パスワードの変更、ドライブのロック／ロック解除などを簡単に管理できます。

ステップ 1. 画面上部のツールバーで「ツール」タブをクリックし、「BitLocker」を選択します。

ステップ 2. すべてのドライブ（オペレーティングシステムドライブ、固定データドライブ、リムーバブルドライブなど）が表示されたら、復号化したい暗号化ドライブを見つけ、「BitLockerを無効化」オプションをクリックしてください。

ステップ 3. ドライブを復号化するには、「パスワードでドライブを復号化」「回復キーでドライブを復号化」2つの方法が利用可能です。必要に応じて1つの方法を選択します。

ステップ 4. 「パスワードでドライブを復号化」を選択した場合、正しいパスワードを入力して「復号化」ボタンをクリックします。

ステップ 5. その後、復号化プロセスが開始され、ドライブの復号化には時間がかかる場合があります。復号化プロセスが完了したら、「完了」をクリックしてください。これで、ドライブ上のBitLockerは解除されます。

FAQ

Q：BitLockerを安全に無効にできますか？

A：はい、BitLockerの暗号化機能が必要ない場合は、特にシステムの変更を行うときに無効にしても安全です。

Q：BitLockerを無効にするとデータが消えますか？

A：いいえ、BitLockerを無効にしてもデータは消えません。ただし、バックアップを取っていない場合は、いつかデータを失うリスクがあります。

Q：BitLockerは必要ですか？

A：BitLockerは、機密データを守りたい人向けのツールですが、必ずしも必要ではありません。個人用のコンピューターに機密情報がない場合は、利用しなくても問題ありません。

まとめ

以上がWindows 10でBitLockerを無効にする方法のまとめです。BitLockerに問題がある方や必要のない方向けに、優れた代替手段としてAOMEI Partition Assistant Professionalを紹介します。このソフトウェアは、ドライブの簡単な復号化を支援します。暗号化や復号化、回復キーのバックアップ、パスワードの変更、ドライブのロックやアンロックなどの機能があります。

さらに、AOMEIソフトウェアは、ディスクのクローン作成やデータの復旧、MBRからGPTへの変換などの高度な機能も提供しています。Windows Serverを使用している方には、Server版を試してみることをおすすめします。