簡単な解決策:Server 2016で「GPTディスクに変換」がグレー表示される

Windows Server 2022/2019/2016/2012/2008で「GPTディスクに変換」がグレー表示される問題が発生した場合は、心配しなくて、この投稿では、発生する理由を説明するだけでなく、効果的に解決する2つの方法も提供します。

Asher

投稿者:Asher/更新日:2023年05月15日

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Windows Serverで「GPTディスクに変換」がグレー表示される

こんにちは、Windows Server 2016コンピュータのディスクの管理でWDハードドライブをGPTに変換してディスクを最大限に活用しようとしましたが、「GPTディスクに変換」オプションが常にグレー表示されているため、ディスクをGPTに変換できません。その理由と変換する方法を教えてくださいませんか?どうもありがとうございました!

- あるユーザーからの質問

「GPTディスクに変換」がグレーアウト

MBR(マスターブートレコード)とGPT(ブートパーティションテーブル)は、2つの異なるディスクパーティションテーブルです。次の状況では、MBRをGPTに変換したいと思うかもしれません。

ディスクが2TBを超えており、このディスクを最大限に活用したいです。これは、MBRディスクは2TBを超えるディスクをサポートできないのに対し、GPTはサポートできるためです。2TBを超えるハードドライブがMBRに初期化されると、残りのスペースは「未割り当て」として表示され、使用できなくなります。

MBRディスクのプライマリパーティションの制限を打破します(MBRディスクでは最大4つのプライマリパーティションを作成できます)。ディスク上に4つを超えるプライマリパーティションを作成したい場合は、MBRをGPTに変換できます。

なぜ「GPTディスクに変換」がグレー表示されるか?

上記のユーザーケースから、ディスクの管理を使用してディスクをMBRからGPTに変換するのは簡単ではない場合があることがわかります。Windows Server 2022/2019/2016/2012/2008で「GPTディスクに変換」がグレー表示されている場合、変換を続行できません。

これは主に、選択したMBRディスクにパーティションがあるためです。また、ディスクの管理ツールを使用してMBRとGPTを変換するには、変換前にMBRまたはGPT上のすべてのパーティションを削除する必要があります。したがって、選択したMBRディスクにいくつかのパーティションが含まれている場合、「GPTディスクに変換」オプションはグレー表示され、変更の実行ができなくなります。

2つの解決策:「GPTディスクに変換」がグレー表示される

Windows Server 2016で「GPTディスクに変換」がグレー表示されている理由を理解した後、この問題を取り除き、簡単にGPTに変換を行うには、2つの方法があります。

解決策1.ディスクの管理でGPTディスクに変換(データ損失)

ディスクが空の場合にのみ、Windows Server 2016ディスクの管理でディスクをMBRからGPTに変換できます。でも、変換前にMBRディスク上のパーティションまたはボリュームを削除/フォーマットする必要があります。

注意: この操作により、データが失われるので、パーティションに重要なものが含まれている場合は、パーティションを1つずつ削除する前に、パーティションを別のハードドライブにコピーしてください。

以下は、ディスクの管理でMBRディスク上のパーティションを削除してからGPTに変換する方法を段階的に示します。

ステップ 1. 「Windows+R」キーを押し、「Diskmgmt.msc」と入力し、Enterキーを押してディスクの管理を開きます。

ステップ 2. ディスクの管理インタフェースで、変換するディスク上の各パーティションを右クリックし、「ボリュームの削除」を選択してディスクをクリーニングします。

ボリュームの削除

ステップ 3. 次に、ディスクを右クリックして、「GPTディスクに変換」を選択します。プロンプトに従って変換を完了してください。

変換

変換が完了したら、必要に応じてディスク上に新しいパーティションを作成できます。

解決策2.サードパーティソフトウェアでGPTディスクに変換(データ損失なし)

前述のように、ディスクの管理では、変換前にターゲットディスク上のすべてのパーティションを削除する必要があるため、最初にデータをバックアップし、GPT/MBRに変換してから、バックアップからデータを復元する必要があります。かなり時間がかかります。さらに、このツールはシステムディスクをMBRからGPTに変換できません。これは、Windows Serverの起動後にシステムパーティションを削除できないためです。

これらすべての問題を回避するには、強力なサードパーティソフトウェアAOMEI Partition Assistant Server(Windows Server 2003、2008(R2)、2012(R2)、2011、2016、2019および2022をサポート)を使用することをお勧めします。これを使用すると、変換をより簡単かつ柔軟に実行できます。

このソフトウェアは、ボリュームを削除せずに、パーティションのあるディスクをMBRとGPTパーティションテーブル間で変換ため、Windows Serverでデータを失うことなく、ディスクをMBRからGPTに、またはGPTをMBRに変換できます。
●Serverの実行中にシステムパーティションを削除せずに、システムディスクをMBRまたはGPTに変換することもできます。また、新しいシステムディスクのパーティションテーブルに基づいて適切な起動モードを選択する限り、Windows Server OSが起動できないことを心配する必要はありません。

以下では、データディスクをGPTに変換します。突然の停電や変換中の人為的エラーなどの制御不能な問題によるデータ損失を回避するために、常に事前にバックアップすることをお勧めします。

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安全かつ高速

ステップ 1. AOMEI Partition Assistant Serverをダウンロードして起動します。

ステップ 2. 切り替えたいディスクを右クリックし、ドロップダウンメニューの「GPTディスクに変換」をクリックします。次のポップアップウィンドウで「はい」をクリックして操作を確認します。

GPTディスクに変換

はい

ステップ 3. 「適用」ボタンをクリックします。

MBRからGPTへの変換を適用

✌システムディスクを変換するには、同様の手順に従って操作します。

追加:OSをロードせずにシステムディスクをGPT/MBRに変換

これで、AOMEI Partition Assistant Serverを使用してWindows ServerでディスクをGPTに変換する方法がわかったと思います。ただし、場合によっては、OSをロードせずに、システムディスクをGPTまたはMBRに変換する必要があります。

DiskPart.exeツールを使用してシステムディスクをMBRまたはGPTに変換中に、「指定されたディスクは変換できません」というエラーが発生しました。
新しいWindows OSをインストールしようとしましたが、「選択したディスクはGPTパーティションスタイルです」または「選択したディスクにはMBRパーティションテーブルがあります」というエラーが発生します。

以上の場合、AOMEI Partition Assistant Serverを使用することもできます。最初に起動可能なメディアを作成してから、Win PEモードに入って変更を実行します。

まず、稼働中のサーバーコンピュータにAOMEI Partition Assistant Serverをインストールして実行し、空のUSBドライブをこのコンピュータに接続します。メインインターフェイスの右上隅にある「ツール」をクリックして、「ブータブルCD/USBを作成」をクリックし、ウィザードに従って起動可能なUSBドライブを作成します。

ブータブルCD/USBの作成

次に、作成した起動可能なUSBをOSのないコンピュータに接続し、BIOSに入り、USBドライブから起動するように設定します。

最後に、ログインすると、AOMEI Partition Assistant Serverのメインインターフェイスが表示されます。ディスクを右クリックし、状況に応じて「GPTディスクに変換」または「MBRディスクに変換」を選択します。次に、プロンプトに従ってこの操作を完了します。

結論

つまり、AOMEI Partition Assistant Serverは、Windows Server 2022/2019/2016/2012/2011/2008/2003で「GPTディスクに変換」がグレー表示される問題を処理するための柔軟で安全な方法を提供します。さらに、この多機能ディスクマネージャーソフトウェアを使用すると、OSをGPTディスクからSSDに転送したり、ディスクをすばやくパーティション分割したり、GPTをMBR SSD/HDDにクローンしたり、あるパーティションから別のパーティションに空き領域を割り当てたりすることができます。

AOMEI Partition Assistantそのほかのバージョン:社内の台数無制限のPC&Serverで利用可能なAOMEI Partition Assistant Unlimited版もあります。更に、AOMEI Partition Assistant Technician版を購入するIT専門家、システム管理者、技術者はクライアントに技術サポートを有償サービスとして提供することができます。ニーズに応じて適切なバージョンを選択しましょう!UnlimitedとTechnicianには、ポータブルバージョンを作成するための便利な機能があります。

▶AOMEI Partition Assistant異なるバージョンの比較

Asher
Asher・編集者
Asherは、AOMEI Technology会社の編集者として長年AOMEI製品についての記事やコンピュータに関する記事を翻訳したり、書いたりしています。パソコンの基礎知識とか、AOMEI製品の機能(例えば、ディスクとパーティション管理、ディスクのクローン、バックアップ&復元、同期など)について詳しいです。 IT業界に対して深い興味を持っています。そのほか、旅行、アニメ、音楽、色々なことに趣味があります。