Server&PC|ディスクには未割り当て領域があり、その使い方は?
ディスクには未割り当て領域があり、その使い方は?Windows Server 2012で未割り当て領域でパーティションを拡張、パーティションを作成する方法を紹介します。
まえがき
パーティションに「未割り当て」という文字が表示される場合があります。例えば、Cドライブの左側または右側にあります。あるいは我々のSSD、USB、SDカード上にあります。ディスクにある未割り当て領域を利用可能なパーティションに変更して空き領域を充分に活用するつもりがありますか?ここで未割り当て領域でServer&PCのパーティションを拡張する方法とパーティションを作成する方法を紹介します。
Windows Server&PCで未割り当て領域を使用してパーティションを拡張
HDD/SSDなどのパーティションを拡張するために、ここで二つの状況によって二つのツールを紹介します。一つは[ディスクの管理]であり、一つはディスクパーティション管理専門ソフトです。状況によって選んでよろしいと思います。
- 状況1:ハードディスクには複数のパーティションがあり、拡張したいパーティションのすぐ後ろに未割り当て領域がある。
- 状況2:ハードディスクには複数のパーティションがあり、未割り当て領域は拡張したいパーティションのすぐ後ろにおけなくて、別の位置にある。
- ★ノート:次はWindows Server 2016を例として実行操作を解説しております。別のWindowsにも適用です。
▼[ディスクの管理]でServer 2016の未割り当て領域を活用しパーティションを拡張
状況1の場合(つまり、パーティションの後に未割り当て領域がある)、「ディスクの管理」により、未割り当て領域をパーティションに追加してパーティションサイズを変更することができます。
ステップ 1. キーボードでWindowsキー+Rキーを合わせて押し、ボックスに「diskmgmt.msc」と入力してEnterキーを押します。
ステップ 2. 拡張したいパーティション(ここではパーティションE)を右クリックして「ボリュームの拡張」を選び、「次へ」をクリックし、ウィザードの指示に従い、操作を完了します。
ただし、この操作の実行中、「ボリュームの拡張」がグレー表示される可能性があります。つまり、「ディスクの管理」ではボリュームに未割り当て領域を追加できないということです。通常、この場合は状況2と同じ、その未割り当て領域は拡張したいパーティションの右側に隣接していません。この問題を解決するために、二つの方法があります。
一つは、「ディスクの管理」の「ボリュームの削除」機能でパーティションEの後ろのパーティションを削除し、隣接の未割り当て領域を取得し、また上記の操作をもう一度実行することです。そうすると、パーティションが拡張されます。ただし、そのパーティション上のデータが失われます。もし大切なデータがあるなら、操作前にデータをバックアップすることを心からお勧めします。
もう一つは、ツールAOMEI Partition Assistant Serverにより、「パーティションを結合」の機能を使用して三つのステップに従って未割り当て領域をパーティションに追加することです。このツールでは、未割り当て領域がパーティションに隣接しているかどうか関係なく、操作がスムーズに続行できます。何も削除しませんね。次は、このディスク管理ソフトで問題を解決します。
ステップ 1. ツールのインストール、実行後、そのインターフェースが表示されます。拡張したいパーティションを右クリックして、「詳細処理」>「パーティションを結合」を選びます。
ステップ 2. 「未割り当て」の前にチェックを入れ、「はい」をクリックします。
ステップ 3. インターフェースに戻り、問題なければ、「適用」をクリックし、パーティションの結合を実行します。問題があれば、上にあるツールバーの「キャンセル」または「元に戻す」をクリックし、やり直します。
ここまで未割り当て領域を活用して、パーティションの空き容量を増やす方法を紹介しました。合わせて二つの状況と二つのツールです。どちらでもうまく行けるので、お好きなように選択してください。
二番目のツールといえば、インターフェースは簡潔明瞭ですので、パソコン初心者にも適用です。ディスク管理の全面機能が備えているので、例えば、パーティションの移動、OSをSSDに移行、MBRとGPTの変換、SSDの完全消去など、パソコン上級者にも適用します。
ITサービスプロバイダーや企業である場合、台数無制限のPC&サーバー向けAOMEI Partition Assistant Unlimited版とTechnician版をお勧めする。
もし興味を持っているなら、それらの機能の一つ「パーティションを作成」によって未割り当て領域で新規パーティションを作成することを見てみます。(次)
Windows Server&PCで未割り当て領域を使用してパーティションを作成
ステップ 1. AOMEI Partition Assistantを起動します。未割り当て領域を右クリックして「パーティションを作成」を選択します。
ステップ 2. 新しいパーティションのサイズ、ドライブ文字、ファイルシステムををお好きなように設定します。ディスクがSSDの場合は、パフォーマンスを向上させるために「SSDの性能を最適化」にチェックを入れます。
ステップ 3. 操作結果をもう一度確認し、問題なければ、「適用」をクリックしてパーティションを作成します。
※ 注意:
◎ お使いのMBRディスクが2TBを超えるなら、未割り当て領域で新しいパーティションを作成することはできません。本当に作成したい場合、この「2TBを超えるパーティション作成方法」記事を参考することをお勧めします。
◎ お使いのMBRディスクでは、最大4つのプライマリパーティションまたは3つのプライマリパーティションと1つの拡張パーティションしか作成できません。こんな場合、新しいパーティションを未割り当て領域で作成することはできません。
◎ ディスクの未割り当て容量を最大限に活用するには、MBRをGPTに変換することをお勧めします。
補足
未割り当て領域とは?
その名のとおり、未割り当て領域とは、どのパーティションにも割り当てられていない領域です。ハードディスク上の論理領域です。この領域にプログラムを書き込むことはできません。アプリケーションを書き込む場合は、未割り当て領域でパーティションを拡張するか、この領域に基づいて新しいパーティションを作成する必要があります。
なぜ未割り当て領域でパーティションを拡張?
ハードディスクのパーティションに十分な容量がなければ、未割り当て領域でこのパーティションを拡張したいと思うユーザが多いかもしれません。その対応の理由は次の通りです:
● 動作速度を向上させるために:時がたつにつれて、Cドライブはいっぱいになり、マシンの実行速度に悪い影響を与えます。この時点で、実行速度を上げるために、未割り当て領域でCドライブを拡張する必要があります。
● より多くのアプリケーションをインストールするために:通常、ハードディスクが我々の思う通りに分割されていないですので、指定したパーティションにより多くのプログラムをインストールできなくなるかもしれません。こんな場合、利用可能な領域は十分でないと、未割り当て領域を使用してそのパーティションのサイズを増やす必要があります。
結語
一言で言えば、AOMEI Partition Assistant Serverは優れたパーティションツールであり、Windows Server2012の未割り当てのディスク領域を最大限に活用するのに役立ちます。また、Windows Serverの包括的なディスクパーティションツールとして、パーティションの分割、ファイルシステムの変換、Windows Server HDDのクローン作成などのさまざまな機能を備えています。今すぐダウンロードしてお試しください~