【決定版】PCの動作を軽くする方法10選!遅い原因と解決策を解説

PCの動作が遅くなる原因と、その解決策を10種類の方法で紹介。パフォーマンス改善に役立つテクニックをチェックして、PCをサクサク動かそう!

投稿者 @カオル 2025年03月28日 @カオル 最後の更新 2025年03月28日

最近、PCの動作が重くなってきた…」「起動に時間がかかるし、作業中もカクカクする…

そんな悩みを抱えていませんか?

PCの動作が遅くなる原因はいくつかありますが、適切な対策を取ることで快適に使い続けることが可能です。この記事では、PCが遅くなる原因と、動作を軽くする方法を10個厳選してご紹介します。初心者でも簡単に実践できる方法ばかりなので、ぜひ試してみてください。

PCの動作が重くなる主な原因

まずは、なぜPCが重くなるのかを理解しましょう。主な原因は以下の通りです。

不要なアプリやファイルの蓄積:ストレージの空き容量が不足すると、動作が遅くなります。

スタートアップアプリの増加:PC起動時に多くのアプリが立ち上がると、起動時間が長くなります。

メモリ不足:同時に開くアプリが多すぎると、処理が追いつかなくなります。

バックグラウンドプロセスの負荷:不要なアプリが裏で動作し続けると、PCに負担がかかります。

ウイルス・マルウェア感染:悪意のあるプログラムがPCの動作を遅くすることもあります。

ハードウェアの老朽化:HDDが劣化している場合、SSDに換装することで劇的に改善します。

 

解決策:PCの動作を軽くする方法10選

このセクションでは、原因を踏まえて、PCの動作を軽くする方法をご紹介します。

1. 不要なアプリやファイルを削除する

PCのストレージに不要なアプリやファイルが溜まると、動作が遅くなる原因になります。特に、容量の大きなアプリや一時ファイルを整理すると、PCの動作が軽くなります。

ステップ 1. 「スタートメニュー」→「設定」をクリックし、「アプリ」→「アプリと機能」を選択します。セクションの下にある「オプション機能」をクリックします。

ステップ 2. 一覧から不要なアプリを見つけて、アプリ名をクリックし、「アンインストール」ボタンを押します。

ステップ 3. 指示に従ってアンインストールを完了させます。

ステップ 4. 「ダウンロード」フォルダを開いて、不要なファイルを右クリック→「削除」を選択します。

手動でやるのが面倒…」という方は、AOMEI Partition Assistantを使えばワンクリックで不要なデータを削除できるのでおすすめです!

ステップ 1. AOMEI Partition Assistantをダウンロードし、インストールして実行します。上部メニューから「空間を解放」を選び、「PCクリーナー」をクリックします。

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ステップ 2. 次に表示されるウィンドウで「スキャン開始」を押します。

ステップ 3. スキャンが始まったら、プログレスバーが表示されるまで待ちます。

ステップ 4. スキャンが終わると、削除可能なジャンクファイルのリストが表示されます。不要なデータが自動的に選ばれます。「すべてをクリーン」をクリックして削除できます。

ステップ 5. PCのクリーンアップが終わったら、「戻す」をクリックして作業を終了します。

2. スタートアップを整理する

PCの起動が遅くなる原因の一つに、不要なスタートアップアプリ(起動時に自動実行されるプログラム)の存在があります。これらを整理することで、起動時間を短縮し、動作を軽くすることができます。

ステップ 1. 「Ctrl + Shift + Esc」キーを押して「タスクマネージャー」を開いて、「スタートアップ」タブをクリックします。

ステップ 2. 一覧から不要なアプリを探して、無効にしたいアプリを選択し、「無効にする」をクリックします。

ステップ 3. 「スタートメニュー」を開き、「タスクスケジューラ」と入力して検索します。

ステップ 4. 「タスクスケジューラ」を開いて、左側の「タスクスケジューラライブラリ」を展開し、不要なタスクを右クリックし、「無効化」または「削除」を選択します。

3. ディスクのクリーンアップを実行する

PCの動作が重い原因の一つに、不要な一時ファイルやキャッシュの蓄積があります。これらを削除することで、ストレージの空き容量を増やし、PCの動作を軽くすることができます。

ステップ 1. 「Windowsキー + S」を押し、「ディスククリーンアップ」と検索してクリックします。

ステップ 2. クリーンアップするドライブ(通常C:)を選択し、「OK」をクリックします。

ステップ 3. 削除するファイルの種類を選択(例:一時ファイル、システムの一時ファイル、ゴミ箱の内容など)して、「OK」をクリックし、「ファイルの削除」を実行します。

ステップ 4. さらに徹底的に実行するには、再度ドライブ(C:)を選択し、「OK」をクリックし、「Windows Updateのクリーンアップ」「一時Windowsインストールファイル」「配信の最適化ファイル」などをチェックし、最後は「OK」→「ファイルの削除」をクリックします。

Windowsには「ストレージセンサー」という機能があり、一時ファイルやゴミ箱のファイルを自動で削除できます。

ステップ 1. 「Windowsキー + I」を押して「設定」を開き、「システム」→「記憶域」をクリックします。

ステップ 2. 「ストレージセンサー」を「オン」にします。

ステップ 3. 「ストレージセンサーを構成する」をクリックし、詳細設定を行います。

4. 視覚効果を最小限にする

Windowsには、アニメーションや影、透明効果などの視覚効果が多数あります。これらは見た目を美しくする一方で、PCの処理能力を消費し、特にスペックが低めのPCでは動作を重くする原因になります。

ステップ 1. 「Windowsキー + R」を押し、「sysdm.cpl」と入力し「Enter」を押します。

ステップ 2. 「システムのプロパティ」ウィンドウが開いたら「詳細設定」タブを選択します。

ステップ 3. 「パフォーマンス」セクションの「設定」ボタンをクリックし、「視覚効果」タブを選択します。

ステップ 4. 「パフォーマンスを優先する」を選択します。

ステップ 5. 必要に応じて、「アイコンの代わりに縮小版を表示する」と「スクリーンフォントの縁を滑らかにする」オプションを有効にします。

ステップ 6. 「適用」→「OK」をクリックして設定を保存します。

5. 仮想メモリ(ページファイル)を適切に設定する

仮想メモリ(ページファイル)とは、物理メモリ(RAM)が不足した際に、ハードディスクやSSDの一部をメモリの代わりとして使用する仕組みです。しかし、仮想メモリの設定が適切でないと、PCの動作が遅くなる原因になります。特に、デフォルト設定のままでは最適なパフォーマンスが発揮できないことがあります。適切な仮想メモリの設定を行うことで、PCの動作をスムーズにし、アプリやゲームの動作改善が期待できます。

ステップ 1. 「Windowsキー + R」を押し、「sysdm.cpl」と入力し「Enter」を押します。

ステップ 2. 「システムのプロパティ」ウィンドウが開くので、「詳細設定」タブをクリックし、「パフォーマンス」セクション内の「設定」ボタンをクリックします。

ステップ 3. 「パフォーマンスオプション」ウィンドウが開くので、「詳細設定」タブを選択します。

ステップ 4. 「仮想メモリ」セクションにある「変更」ボタンをクリックします。

ステップ 5. 「すべてのドライブのページングファイルのサイズを自動的に管理する」のチェックを外します。

ステップ 6. Cドライブを選択し、「カスタムサイズ」を選択し、「初期サイズ」と「最大サイズ」を設定します。或いは、「ページングファイルなし」を選択(pagefile.sysを削除したい場合)します。

例:8GBのRAMを搭載している場合
初期サイズ(MB):12288
最大サイズ(MB):16384

ステップ 7. 「設定」ボタンをクリックし、「OK」を押して変更を保存し、PCを再起動します。

6. バックグラウンドアプリを停止する

Windowsでは、多くのアプリがバックグラウンドで動作し続けるため、CPUやメモリを消費し、PCの動作が重くなる原因となります。特に、不要なアプリがバックグラウンドで動作している場合、PCのパフォーマンスに悪影響を及ぼします。バックグラウンドアプリを無効にすることで、PCの動作を軽くし、リソースを有効活用できるようになります。

ステップ 1. 「Ctrl + Shift + Esc」を押して「タスクマネージャー」を開きます。

ステップ 2. 「プロセス」タブを開き、CPUやメモリを消費しているアプリを探します。

ステップ 3. 不要なアプリを右クリックし、「タスクの終了」を選択します。

ステップ 4. これを繰り返して、不要なバックグラウンドアプリを停止します。

7. ウイルス・マルウェアを駆除する

PCの動作が重くなる原因の一つに、ウイルスやマルウェアの感染が挙げられます。これらは、PCのリソースを消費したり、パフォーマンスを低下させるだけでなく、個人情報の漏洩やデータの損失といった深刻な問題を引き起こす可能性もあります。ウイルスやマルウェアがPCに感染している場合、早急に駆除することが必要です。

ステップ 1. 「Windowsキー + I」を押して「設定」を開き、「更新とセキュリティ」をクリックします。

ステップ 2. 左側メニューから「Windows セキュリティ」を選択します。

ステップ 3. 「ウイルスと脅威の防止」をクリックし、「クイックスキャン」または「フルスキャン」を選択します。

ステップ 4. キャンが完了したら、検出されたウイルスやマルウェアを駆除します。

8. ドライバーとWindowsを最新の状態に保つ

PCのパフォーマンスを向上させるためには、ドライバーやWindowsの更新を最新の状態に保つことが非常に重要です。古いドライバーや未更新のWindowsは、システムの安定性や動作に問題を引き起こし、PCが遅くなる原因となることがあります。定期的にこれらを更新することで、不具合の修正やパフォーマンス向上が期待できます。

ステップ 1. 「Windowsキー + I」を押して「設定」を開いて、「更新とセキュリティ」をクリックします。

ステップ 2. 左側のメニューから「Windows Update」を選択します。

ステップ 3. 「更新プログラムの確認」をクリックします。もし新しい更新があれば、表示されます。指示に従って更新します。

ステップ 4. インストールが完了したらPCを再起動します。

ステップ 5. 「Windowsキー + X」を押して「デバイスマネージャー」を選択し、更新したいデバイスを選択します。

ステップ 6. 「ドライバーの更新」を選択し、「自動でドライバーソフトウェアを検索」を選択します。これでWindowsがインターネット上で最新のドライバーを検索し、インストールします。

ステップ 7. 更新が完了したら、PCを再起動します。

9. PCの放熱対策をする(熱暴走防止)

PCの動作が遅くなる原因のひとつに、熱暴走があります。PCの内部温度が高くなりすぎると、システムが自動的にパフォーマンスを制限したり、最悪の場合、ハードウェアが故障してしまうことがあります。熱暴走を防ぐためには、放熱対策をしっかり行うことが重要です。

ステップ 1. PCの電源を切り、コンセントを抜いて、ネジを外してカバーを外します。

ステップ 2. エアダスター(圧縮空気)を使ってホコリを吹き飛ばします。冷却ファンやヒートシンク、通気口周りに溜まっているホコリを重点的に吹き飛ばします。

ステップ 3. 専用の冷却パッドを購入し、PCを冷却パッドの上に置き、ファンが通気口にあたる位置に配置するとより効果的です。

10. HDDをSSDに換装する(最終手段)

PCの動作が遅く感じる場合、最も効果的な解決策のひとつは、HDDからSSD(ソリッドステートドライブ)への換装です。SSDはHDDに比べて、データの読み書き速度が圧倒的に速く、PC全体の動作が劇的に速くなります。特に起動時間やアプリケーションの起動速度が大幅に向上するため、PCのパフォーマンス改善には非常に有効です。SSDへの換装には、データの移行作業が必要で、クローン機能を持つAOMEI Partition Assistantを使えば、HDDに保存されているすべてのデータ(オペレーティングシステム、アプリケーション、個人ファイルなど)を新しいSSDに丸ごとコピーできます。この方法により、面倒な再インストールや設定を行う必要はありません。

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ステップ 1. 自分のニーズによって適したSSDを選択して購入し、PCに接続します。AOMEI Partition Assistantをインストールして起動します。「クローン」メインタブをクリックし、「ディスクをクローン」を選択します。

ステップ 2. ソースディスクとしてクローンする必要のあるハードディスク(古いPCのHDD/SSD)を選択して、「次へ」をクリックします。

ステップ 3. ターゲットディスク(新しいPCのHDD/SSD )を選択し、「次へ」をクリックします。 

ステップ 4. 確認画面に移動して、クローン元のディスクとクローン先のディスクを確認します。問題なければ「確認」ボタンをクリックして、続行します。

「セクタ単位のクローン」にチェックを入れることができます:
チェックを入れる場合、「セクタ単位のクローン」を実行します。使用済みセクタと未使用セクタをすべてクローンするため、より長い時間がかかります。ターゲットディスクのサイズはソースディスクのサイズに等しいかそれより大きくなければなりません(ソースディスクはMBR形式の場合、ターゲットディスクもMBR形式になっています)。
チェックを入れない場合、「ディスクの高速クローン」を実行します。ソースディスク上の使用済み領域だけをクローンするため、大容量のソースディスクを小容量のターゲットディスクにクローンすることができます(ターゲットディスクの空き容量はソースディスクの使用済み容量より大きいか等しい必要があります)。クローン中にターゲットディスク上の各パーティションのサイズを調整することができます。
「設定」をクリックして、ターゲットディスク上のパーティションを編集することができます:
パーティションのサイズを変更せずにクローン:ソースパーティションのサイズを維持します。
コピー先に合わせる:ターゲットディスク全体に合わせてパーティションのサイズを自動的に調整します。
手動で編集する:ターゲットディスク上のパーティションのサイズを手動で調整します。

ステップ 5. ツールバーの「適用」をクリックし、「続行」をクリックます。

ステップ 6. データをSSDへのクローンが完了したら、パソコンの蓋を開けて、SSDを装着します。

まとめ

PCの動作が遅くなる原因は、ソフトウェアやハードウェアの設定にあります。不要なアプリの削除やスタートアップの整理、ディスクのクリーンアップ、さらにはSSDへの換装など、多岐にわたる方法でパフォーマンスを改善できます。これらの方法を組み合わせることで、PCの動作が格段に速くなり、作業効率が向上します。自分のPCの状態に最適な方法を選んで、快適なPCライフを実現しましょう。