パーティションスタイルをGPTまたはMBRに変更する方法

パーティションスタイルとは、ハードディスクやSSDなどの記憶媒体を管理するための方式です。パーティションスタイルには、GPTとMBRの2種類があります。この記事では、それぞれのパーティションスタイルの違いと、パーティションスタイルを変更する方法について詳しく解説します。

ひとみ

投稿者:ひとみ/更新日:2024年08月27日

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パーティションスタイルの概要

パーティションスタイルを変更する理由と方法を理解する前に、パーティションスタイルの基本を理解しましょう。一般に、パーティションスタイルは、マスターブートレコード(MBR)およびGUIDパーティションテーブル(GPT)と呼ばれます。

➤GPTとMBRの違い

MBRは古いパーティションスタイルで、最大2TBのディスク容量と最大4つのプライマリパーティションをサポートしています。一方、GPTは新しいパーティションスタイルで、ディスク容量の制限がなく、128個以上のパーティションをサポートすることができます。

➤GPTのメリットとデメリット

GPTの主なメリットは、より大きなディスク容量と多くのパーティションをサポートする点です。また、GPTは冗長性があり、パーティションテーブルが破損した場合でも修復が可能です。一方で、GPTは古いBIOSベースのシステムではサポートされていないため、UEFIベースのシステムでの使用が推奨されます。

➤MBRのメリットとデメリット

MBRの主なメリットは、古いシステムとの互換性が高い点です。多くの古いPCやOSはMBRを標準でサポートしています。しかし、MBRにはディスク容量やパーティション数に制限があるため、最新の大容量ディスクを使用する際には不便です。

パーティション方式(MBR&GPT)はディスクのスタイルを決めます。ディスクがMBR形式(またはGPT形式)に初期化された後、MBRディスク(またはGPTディスク)になります。

パーティションスタイルを変更する原因

パーティションスタイルをGPTに変更する理由:

1. 複数のパーティションを作成します。MBRでは、最大4つのプライマリパーティションまたは3つのプライマリパーティションと1つの拡張パーティションを作成できます。ただし、GPTでは、パーティションの数に制限はありません。最大128個のパーティションを作成できます。
2. 大容量ディスクを最大限に活用します。MBRでは、容量は2TB未満です。GPTでは、容量は最大18EBに達する可能性があります。明らかに、大容量が必要な場合は、GPTの方が適しています。
3. Windowsをインストールする時、「選択されたディスクにはMBRパーティションテーブルがあります」というエラーメッセージが表示されます。その時、GPTに変換する必要があります。
4. Windows 11システムはUEFIブートモードのみをサポートします。つまり、Windows 11にアップグレードする場合は、GPTディスクを選択する必要があります。

パーティションスタイルをMBRに変更する理由:

1. コンピューターにEFIファームウェアがありません。GPTハードディスクからコンピューターを起動する場合は、事前にEFIファームウェアを所有している必要があります。したがって、EFIファームウェアがない場合は、GPTをMBRに変更することをお勧めします。
2. ハードディスクの新規インストールからPCを起動すると、「選択したディスクはGPTパーティションスタイルです」というメッセージが表示されます。最も簡単な方法は、GPTディスクをMBRディスクに変換することです。

Windows 11/10/8/7でパーティションスタイルを変更する方法

ここでは、Windows 11/10/8/7でディスクのパーティションスタイルを変更するための2つのツールを示します。お好みのものをお選びいただけます。

►Diskpartでパーティションスタイルを変更する方法

Windowsの組み込みツールDiskpartは、ディスクとパーティションの管理に役立ちます。Windows+Rを押し、diskpartを入力し、「OK」をクリックしてDiskpartを実行します。次に、次の手順を実行して、ハードドライブのパーティションスタイルをMBRまたはGPTに変更します。

  • list disk
  • select disk
  • clean
  • convert gpt

コマンド

ヒント:
ディスクをMBRに変換するには、「convert gpt」を「convert mbr」に置き換えます。
コマンド「clean」は、選択したディスク上のすべてのボリュームとデータを削除します。したがって、最初に重要なデータをバックアップすることをお勧めします。

】データが失われた場合、バックアップからの復元を試みるか、専門のデータ復旧ソフトウェアを使用してデータを回復することができます。

►サードパーティソフトでパーティションスタイルを変更する方法

ディスク上のボリュームを削除したくない場合は、サードパーティのパーティションマネージャーAOMEI Partition Assistantを利用できます。パーティションを削除せずに、ディスクのパーティションスタイルをGPTまたはMBRに変換できます。そのデモ版を無料でダウンロードして、それがどのように機能するかを詳しく見てみましょう。

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手順 1. AOMEI Partition Assistantをインストールして開きます。変更するディスクを右クリックし、「GPTディスクに変換」または「MBRディスクに変換」を選択します。

MBRディスクに変換

手順 2. ポップアップウィンドウで、「はい」をクリックして続行します。

確認

手順 3. 「適用」をクリックして操作を実行します。すると、ディスクはGPTまたはMBRパーティションスタイルに変更されます。

適用

ヒント:
ディスクが他のプログラムによって使用されている場合、AOMEI Partition Assistantは3つのオプションを提供します。「再試行」を選択することをお勧めします。これを選択して他の操作を閉じてから、この操作を実行できます。もちろん、「今すぐ再起動」を選択して、この操作をPreOSモードで終了させることもできます。
システムディスクをMBRまたはGPTに変換するには、マザーボードが対応するブートモード(レガシーまたはUEFI)をサポートできるかどうかを確認する必要があります。
オペレーティングシステムなしでディスクを変換する場合は、最初に起動可能なメディアを作成し、そこからコンピューターを起動し、上記の手順を実行して変換を完了することができます。

まとめ

これで、パーティションスタイルをGPTまたはMBRに変更する2つの方法をご紹介しました。Windows標準搭載ツール(Diskpartコマンド)でパーティションスタイルを変更できますが、データの損失を起こすかもしれません。心配すると、サードパーティ製ディスク管理ソフト(AOMEI Partition Assistant)を使用できます。それはデータを失うことなくパーティションスタイルをGPTまたはMBRに変更することができます。高齢者&初心者にも分かりやすいので非常にお勧めです~

さらに、Windows Serverを使用している場合は、Server版を試してください。もし、この記事が役立つなら、友達や家族と共有しましょう!また、何か質問や提案がある場合は、以下のコメント欄に入力するか、または[email protected]までご連絡ください。よろしくお願いします。

よくある質問(FAQ)

1. GPTとMBRのどちらを選ぶべきですか?

大容量ディスクや多くのパーティションが必要な場合はGPTが推奨されますが、古いシステムを使用している場合はMBRが適しています。

2. データを失わずにパーティションスタイルを変更する方法はありますか?

はい、できます。サードパーティ製ディスク管理ソフトAOMEI Partition Assistantを使用すれば、データを保持しながらパーティションスタイルを変更することはできます。

3. 古いPCではGPTを使用できますか?

古いPCはBIOSベースのシステムが多く、GPTをサポートしないことがあるため、MBRを使用するのが安全です。

4. パーティションスタイルの変更後にブートしない場合の対処法は?

BIOSまたはUEFI設定を確認し、適切なブートモードを選択するか、修復ツールを使用してブート問題を解決してください。

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ひとみ・編集者
ひとみは、パソコンに関わるヘルプドキュメント、基礎知識、リソースなどを書いています。そのほか、バックアップ&復元、クローン、ディスク&パーティションの管理などの記事もたくさん持っています。分かりやすく、手順が追いやすい文章を心がけ、ユーザーがトラブルをスムーズに解決できるように工夫しています。専門用語を適切に解説し、異なる知識レベルの読者にも理解しやすい文章を心がけています。信頼性の高い情報を見極め、最新のトレンドやテクノロジー動向にも常に注意を払っています。