VirtualBoxを使ってWindows上で仮想マシンを新規作成する方法を説明します。設定が難しくて進まない方へ、初心者でも数クリックで簡単に仮想マシンを作って管理できる「AOMEI Partition Assistant」の便利な新機能もわかりやすく紹介します。
VirtualBox(バーチャルボックス)は、Oracle社が提供する無償の仮想化ソフトウェアです。自分のパソコン(ホストOS)の中に仮想的なパソコン(仮想マシン)を丸ごと作成し、その中で別のオペレーティングシステム(ゲストOS)を動かすことができます。
仮想マシン(VM)とは、ソフトウェアによってパソコンの内部に再現された「仮想のパソコン」のことです。数ある仮想化ソフトの中でも、Oracle(オラクル)社が開発しているVirtualBoxには以下のメリットがあります。
実際に作業を始める前に、次の2つを準備しておきましょう。
①VirtualBoxのインストール
公式サイトからWindows用のVirtualBoxをダウンロードし、お使いのパソコンにインストールしておきます。
②インストールしたいOSの「ISOファイル」
仮想マシンの中に入れるOS(Windows 11や、無料のLinuxであるUbuntuなど)のインストーラーデータ(ISOファイル)を、あらかじめ公式サイトなどからダウンロードしてパソコンに保存しておきます。
準備ができたら、VirtualBoxを起動して仮想マシンの新規作成を進めましょう。
ステップ 1. 新規作成ウィザードを開く
VirtualBoxを起動し、画面上部にある青い歯車マークの「新規」ボタンをクリックします。
ステップ 2. 仮想マシンの名前とOSデータの指定
名前:仮想マシンに好きな名前(例:「テスト用Win11」など)を入力します。
ISOイメージ:プルダウンをクリックして「その他」を選び、事前準備で用意したOSの「ISOファイル」を選択します。
※最近のVirtualBoxでは、ここでISOファイルを指定すると、後のOSインストールを自動化してくれる「無人インストール」機能が使えて非常に便利です。
「次へ」をクリックします。
ステップ 3. メモリとCPU(プロセッサー)の割り当て
仮想マシンに、本物のパソコンのパワーをどれくらい分け与えるかを設定します。
メインメモリー:仮想マシンをスムーズに動かすため、緑色のゲージの範囲内で指定します(Windows 11なら最低でも4096MB(4GB)以上が目安です)。
プロセッサー(CPU):こちらも緑色の範囲内で、できれば「2」以上に設定すると快適に動きます。
設定できたら「次へ」をクリックします。
ステップ 4. 仮想ハードディスクの容量設定
仮想マシンがデータを保存するための「専用のファイル(偽物のハードディスク)」を作ります。
「仮想ハードディスクを作成する」にチェックを入れます。
ディスクサイズ:仮想マシンの用途に合わせて容量を決めます(実験用なら標準のままでOK、Windows 11を入れるなら64GB以上がおすすめです)。
「次へ」をクリックし、最後に確認画面が出るので「完了」ボタンを押します。
これで、画面の左側に新しい仮想マシンの「箱」が作成されました!
新規作成した仮想マシンを起動してOSをインストールする
仮想マシンの新規作成が終わったら、最後に中身(OS)を起動します。
ステップ 1. 画面左側のリストから、先ほど作った仮想マシンの名前を選択します。
ステップ 2. 画面上部にある緑色の矢印「起動」ボタンをクリックします。
ステップ 3. 仮想マシンの画面(ウィンドウ)が新しく立ち上がります。※画面に「Press any key to boot...」と表示された場合は、キーボードのスペースキーなどを素早く1回ポンと叩いてください。
ステップ 4. あとは本物のパソコンにOSをセットアップするときと同じようにインストール画面が進むので、画面の指示に従って完了させましょう。
そこで今、VirtualBoxよりも圧倒的に簡単だと注目されているのが、ディスク管理ソフトでおなじみの「AOMEI Partition Assistant」です!
なんと、最新の機能として「仮想マシン作成・管理」というツールが登場しました。
Windowsに最初から備わっている仕組みを裏側で上手に使ってくれるため、VirtualBoxのように難しい初期設定を自分でする必要がありません。
ステップ 1. AOMEI Partition Assistantを開き、「仮想マシン管理」→「仮想マシンを作成」を選択します。
ステップ 2. ソフトは、パソコンにHyper-Vサービスがインストールされているかどうかを検出します。インストールされている場合、「インストール」ボタンをクリックして、Hyper-Vサービスのインストールを開始します。
ステップ 3. Hyper-Vサービスが正常にインストールされたら、マシンを再起動した後にVMを作成できます。「再起動」ボタンをクリックして、すぐにPCを再起動します。
ステップ 4. 「参照」ボタンをクリックして、VMを作成するためのWindowsシステムISOイメージファイルを選択します。ISOが選択されたら、「次へ」をクリックして続行します。
ステップ 5. その後、VMの名前や配置場所などを設定できます。設定が完了したら、「次へ」をクリックして、仮想マシンの作成を開始します。
処理が正常に完了すると、成功したことを示すポップアップが表示されます。「仮想マシンを管理」オプションをクリックすると、Hyper-Vマネージャーが開き、Hyper-V上の仮想マシンを確認したり管理したりできます。
難しそうに思える「VirtualBoxでの仮想マシン作成」ですが、「新規」ボタンからウィザードを開き、画面の指示通りにメモリやハードディスクの容量を決めていくだけで、初心者でも迷わず安全に作成することができます。
パソコン本体の環境に影響を与えず、様々なOSやソフトを試せる非常に便利なツールです。ぜひこの記事を参考に、自分だけの快適なパソコン仮想環境を作ってみてくださいね!