Windows 11でパーティションサイズを変更する方法
Windows 11では、「ディスクの管理」を使ってパーティションを縮小・拡張できます。ただし、Cドライブを拡張するには、Cドライブのすぐ右隣に未割り当て領域が必要です。未割り当て領域が離れている場合や、Dドライブの空き容量をCドライブへ移したい場合は、標準機能だけでは対応しにくいことがあります。この記事では、Windows 11でパーティションサイズを変更する方法を、ディスクの管理、Diskpart、AOMEI Partition Assistantの3つに分けて解説します。縮小、拡張、移動、結合、Cドライブ容量不足の対処まで、状況別に選べるように整理します。
Windows 11でCドライブを拡大できますか?
最近、ノートパソコンの動作が極端に遅くなることに気づきました。ディスクの状態を確認したところ、Cドライブの空き容量が少なくなっていることがわかりました。パソコンのパフォーマンスを向上させるために、Cドライブを拡大したいですが、方法がわかりません。何か関連するツールはありますか?
- あるユーザーからの質問
Windows 11でパーティションサイズを変更する前に知っておくこと
パーティションサイズの変更は、単にスライダーを動かす作業ではありません。Windowsでは、未割り当て領域の位置、ファイルシステム、システムパーティションかどうかによって、できる操作が変わります。
まずは、目的別にどの方法が向いているか確認してください。
| やりたいこと | Windows標準機能で可能? | 注意点 |
|---|---|---|
| Dドライブを縮小して未割り当て領域を作る | 可能 | 縮小できる容量に制限が出る場合がある |
| Cドライブを拡張する | 条件付きで可能 | Cドライブの右隣に未割り当て領域が必要 |
| 未割り当て領域を移動する | 不可 | 専用ツールが必要 |
| Dドライブの空き容量をCドライブへ直接移す | 不可 | 削除または専用ツールが必要 |
| CドライブとDドライブを結合する | 標準機能では削除が必要 | Dドライブのデータは事前バックアップ必須 |
| 別ディスクの容量をCドライブへ足す | 通常不可 | 同じ物理ディスク内で考える |
Microsoftの資料でも、ボリュームを拡張するには、同じディスク上で対象ボリュームの直後に未割り当て領域が必要と説明されています。これが「ボリュームの拡張」がグレーアウトする最大の理由です。👉Microsoft Learn - Extend a basic volume
パーティションサイズを変更する前の準備
パーティション操作は、Windowsやデータの保存領域そのものを変更します。作業前に次の項目を確認してください。
1. 重要なデータをバックアップする
ディスクの管理で縮小・拡張するだけでも、停電や操作ミス、ディスク障害が起きればデータを失う可能性があります。仕事用ファイル、写真、ライセンス情報、メールデータなどは、外付けHDDやクラウドに保存してから作業してください。
2. Cドライブと未割り当て領域の位置を確認する
Cドライブを拡張したい場合は、未割り当て領域がCドライブの右隣にあるか確認します。
拡張できる例:
- Cドライブ | 未割り当て領域
拡張できない例:
- Cドライブ | 回復パーティション | 未割り当て領域
- Cドライブ | Dドライブ | 未割り当て領域
この配置だと、ディスクの管理ではCドライブを直接拡張できません。
3. 同じ物理ディスク上にあるか確認する
Cドライブが「ディスク0」、Dドライブが「ディスク1」にある場合、通常のパーティションサイズ変更でDドライブの容量をCドライブへ追加することはできません。同じ物理ディスク内で操作できるかを確認してください。
4. BitLockerを確認する
BitLockerを使っている場合は、作業前に回復キーを確認し、必要に応じて保護を一時停止します。暗号化された状態でディスク構成を変更すると、再起動後に回復キーを求められる場合があります。👉Microsoft Support - BitLocker 回復キーの検索
5. ノートPCはACアダプターを接続する
パーティション操作中に電源が切れると、ファイルシステムやパーティション情報が壊れる可能性があります。ノートPCでは、必ずACアダプターを接続してから作業してください。
方法1. ディスクの管理でパーティションサイズを変更する
Windows 11には、ディスクやボリュームを管理する「ディスクの管理」が標準搭載されています。Microsoftのサポートページでも、ディスクの管理はボリュームの作成、フォーマット、ドライブ文字変更、拡張・縮小に使えるツールとして案内されています。👉Microsoft Support - Disk Management in Windows
ディスクの管理を開く方法
1. 「スタート」を右クリックします。
2. 「ディスクの管理」を選択します。
3. または「Windows + R」を押し、「diskmgmt.msc」と入力して開きます。
パーティションを縮小する手順
DドライブやCドライブの一部を縮小して、未割り当て領域を作りたい場合は次の手順で進めます。
1. ディスクの管理を開きます。
2. 縮小したいボリュームを右クリックします。
3. 「ボリュームの縮小」を選択します。
4. 縮小する容量をMB単位で入力します。
5. 「縮小」をクリックします。
6. 縮小後、右側に未割り当て領域が作成されます。
縮小できる容量は、ボリューム内の移動できないシステムファイル、復元ポイント、ページファイルなどの影響を受けることがあります。表示された最大値より大きく縮小できない場合は、不要ファイルの削除や復元ポイントの整理を検討してください。
パーティションを拡張する手順
未割り当て領域が拡張したいボリュームのすぐ右隣にある場合は、次の手順で拡張できます。
1. ディスクの管理を開きます。
2. 拡張したいボリュームを右クリックします。
3. 「ボリュームの拡張」を選択します。
4. ウィザードで追加する容量を指定します。
5. 「完了」をクリックします。
この方法は、Cドライブの右隣に未割り当て領域がある場合に有効です。Dドライブの右側に未割り当て領域があるだけでは、Cドライブを拡張できません。
ディスクの管理の制限
ディスクの管理は標準ツールなので安心感がありますが、次の制限があります。
● 未割り当て領域を移動できない
● Cドライブと未割り当て領域の間に別パーティションがあると拡張できない
● Dドライブの空き容量を直接Cドライブへ移せない
● 別物理ディスクの容量をCドライブへ足せない
● FAT32など一部ファイルシステムでは拡張できない場合がある
条件が合う場合はディスクの管理で十分です。条件が合わない場合は、AOMEI Partition Assistantのような専用ツールを使うほうが現実的です。
方法2. AOMEI Partition Assistantでパーティションを縮小・拡張・移動する
Windows標準機能で「ボリュームの拡張」がグレーアウトする場合や、未割り当て領域の位置を調整したい場合は、AOMEI Partition Assistantを使う方法があります。
AOMEI Partition Assistantでは、ディスク構成を画面で確認しながら、パーティションのリサイズ、移動、結合、空き領域の割り当てを行えます。Windows 11でCドライブ容量不足を解消したい場合は、単純な「拡張」だけでなく、どの機能が合っているかを選ぶことが大切です。

- ディスク容量を最大限に活用するために、パーティションを作成、サイズ変更、移動、削除、クローン作成できる。
- セキュアブートでOS、ディスク、パーティションをクローンできる。
- 複数の方法でPCを高速化し、ディスク容量を解放できる。
- 初心者に優しい失われたデータを復元できる。
- Windows 11/10/8/7に対応する。
- NTFS、FAT32、exFAT、ReFSなどの他のファイル形式をサポートする。
状況別に使う機能
| 状況 | 使う機能の目安 |
|---|---|
| Dドライブを少し縮小して未割り当て領域を作りたい | パーティションをリサイズ/移動 |
| Cドライブの右隣に未割り当て領域がある | パーティションをリサイズ/移動 |
| 未割り当て領域が離れている | パーティションをリサイズ/移動で位置調整 |
| Dドライブの空き容量をCドライブへ移したい | 空き領域を割り当てる |
| CドライブとDドライブをまとめたい | パーティションを結合 |
| ディスク全体の構成を整理したい | リサイズ/移動、結合、分割を組み合わせる |
パーティションを縮小する手順
1. AOMEI Partition Assistantを起動します。
2. 縮小したいパーティションを右クリックします。
3. 「パーティションをリサイズ/移動」を選択します。
4. スライダーをドラッグするか、数値を入力してサイズを調整します。
5. 未割り当て領域が作成される位置を確認します。
6. 「はい」をクリックします。
7. メイン画面で結果を確認し、「適用」をクリックして実行します。
パーティションを拡張する手順
1. 拡張したいパーティションを右クリックします。
2. 「パーティションをリサイズ/移動」を選択します。
3. 隣接する未割り当て領域を取り込むようにサイズを広げます。
4. 「はい」をクリックします。
5. メイン画面で変更後の容量を確認します。
6. 「適用」をクリックして操作を実行します。
未割り当て領域が隣接していない場合は、先にパーティションを移動して位置を調整する必要があります。AOMEIでは、Windows標準機能ではできない位置調整を画面上で確認しながら行えます。
Dドライブの空き容量をCドライブへ移す場合
Cドライブ容量不足が目的なら、Dドライブを丸ごと削除・結合するより、Dドライブの空き容量だけをCドライブへ割り当てるほうが合っている場合があります。
この場合は、「空き領域を割り当てる」機能を使い、Dドライブの空き容量の一部をCドライブへ移します。アプリやデータをDドライブに残したまま容量配分を調整しやすくなります。
CドライブとDドライブを結合する場合
CドライブとDドライブを1つにまとめたい場合は、「パーティションを結合」を使います。ただし、Dドライブ内にアプリやゲームがある場合、結合後に保存パスが変わる可能性があります。
結合前に、Dドライブ内の重要データをバックアップし、アプリの保存先も確認してください。
方法3. Diskpartでパーティションサイズを変更する
Diskpartは、Windowsのコマンドラインでディスクやパーティションを管理するツールです。パーティションの縮小や拡張もできますが、ディスク番号やボリューム番号を間違えると危険です。コマンド操作に慣れている人向けです。
パーティションを縮小するコマンド例
この例では、選択したボリュームを約10GB縮小します。実際には、自分の環境に合わせてボリューム番号とサイズを変更してください。
パーティションを拡張するコマンド例
MicrosoftのDiskpart資料では、基本ディスクで拡張する場合、未割り当て領域は同じディスク上で対象ボリュームの直後にある必要があると説明されています。つまり、Diskpartでもディスクの管理と同じ位置制限があります。👉Microsoft Learn - Diskpart extend
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Diskpartは画面でパーティションを見ながら操作できません。select volume や select disk を間違えると、別の領域に操作を行う危険があります。
-
初心者がCドライブを調整する場合は、ディスクの管理やAOMEI Partition Assistantのように視覚的に確認できる方法を選んだほうが安全です。
「ボリュームの拡張」がグレーアウトする原因
Windows 11でCドライブを拡張しようとして、「ボリュームの拡張」がグレーアウトすることがあります。これは不具合ではなく、条件を満たしていないことがほとんどです。
よくある原因は次の通りです。
| 原因 | 説明 | 対処法 |
|---|---|---|
| 未割り当て領域が右隣にない | Cドライブと未割り当て領域の間にDドライブや回復パーティションがある | パーティションを移動する、または専用ツールを使う |
| 未割り当て領域がない | Dドライブの空き容量は未割り当て領域ではない | Dを縮小/削除する、または空き領域割り当てを使う |
| ファイルシステムが非対応 | NTFS/ReFS以外では拡張できない場合がある | バックアップ後に形式を確認 |
| 別ディスクの空き容量を使おうとしている | 基本ディスクでは別物理ディスクへ通常拡張できない | 同じディスク内で調整する |
| 回復パーティションが間にある | Cドライブの右側に回復領域があり、未割り当てが離れている | 削除は慎重に。移動や専用ツールを検討 |
Windows 11でCドライブを安全に拡張するおすすめ手順
Cドライブ容量不足を解消したい場合は、いきなり削除や結合をするより、次の順番で確認すると安全です。
- ディスクの管理でCドライブ右側の構成を確認する
- Cドライブの右隣に未割り当て領域があれば、ディスクの管理で拡張する
- Dドライブの空き容量を使いたい場合は、Dドライブを削除してよいか判断する
- 削除したくない場合は、AOMEIで空き領域割り当てを検討する
- 回復パーティションが間にある場合は、安易に削除せず、位置調整を検討する
- 作業後にCドライブ容量、アプリ動作、Windows Updateを確認する
特に、回復パーティションを削除してCドライブを広げる方法は、検索でよく見かけますが、初心者にはおすすめしません。回復環境が使えなくなる可能性があるためです。
どの方法を選べばいい?
目的別に選ぶなら、次のように考えるとわかりやすいです。
| 目的 | おすすめの方法 |
|---|---|
| Dドライブを縮小して新しい領域を作りたい | ディスクの管理 |
| Cドライブ右隣に未割り当て領域がある | ディスクの管理 |
| Cドライブ右隣に未割り当て領域がない | AOMEI Partition Assistant |
| Dドライブを消さずにCドライブを広げたい | AOMEI Partition Assistant |
| コマンドで操作したい | Diskpart |
| 初心者でCドライブを触るのが不安 | 画面操作できる方法を選ぶ |
Windows標準機能で条件を満たしているなら、まずはディスクの管理で十分です。条件を満たしていない場合、無理に削除やコマンド操作をするより、AOMEI Partition Assistantでディスク構成を確認しながら進めたほうが安全です。
よくある質問
Q1. Windows 11でパーティションサイズを変更できますか?
はい。Windows 11では、標準搭載の「ディスクの管理」でパーティションの縮小や拡張ができます。ただし、拡張には未割り当て領域が対象ボリュームのすぐ右隣にあること、NTFSまたはReFSであることなどの条件があります。
Q2. Cドライブを拡張できないのはなぜですか?
多くの場合、Cドライブの右隣に未割り当て領域がないことが原因です。Dドライブや回復パーティションが間にあると、ディスクの管理では「ボリュームの拡張」がグレーアウトします。未割り当て領域の位置を確認してください。
Q3. Dドライブの空き容量をCドライブに移せますか?
Windows標準機能では、Dドライブの空き容量をそのままCドライブへ移すことはできません。Dドライブを削除して未割り当て領域にするか、空き領域を割り当てられるパーティション管理ソフトを使う必要があります。
Q4. パーティションサイズ変更でデータは消えますか?
縮小や拡張だけなら通常データを保持できますが、操作ミス、停電、ディスク障害でデータを失う可能性はあります。また、Dドライブを削除して未割り当て領域にする方法では、Dドライブ内のデータは消えます。必ず事前にバックアップしてください。
Q5. 回復パーティションを削除してもいいですか?
安易に削除しないほうが安全です。回復パーティションはWindowsの修復や初期化に使われることがあります。Cドライブ拡張の邪魔になっている場合でも、削除する前にバックアップや回復メディアを用意し、別の方法で位置調整できないか検討してください。
Q6. Diskpartとディスクの管理はどちらが安全ですか?
初心者にはディスクの管理のほうが安全です。Diskpartはコマンドで操作するため、ディスク番号やボリューム番号を間違えると別の領域に操作してしまう危険があります。Cドライブを調整する場合は、画面で構成を確認できる方法を選びましょう。
まとめ
Windows 11でパーティションサイズを変更する方法は、ディスクの管理、Diskpart、AOMEI Partition Assistantの3つがあります。重要なのは、未割り当て領域の位置と、Cドライブを拡張できる条件を理解することです。
この記事のポイントは次の通りです。
- ディスクの管理は、縮小や条件付きの拡張に使える
- Cドライブを拡張するには、右隣に未割り当て領域が必要
- Dドライブの空き容量は、そのままCドライブへ移せない
- Diskpartは便利だが、番号指定ミスのリスクがある
- 未割り当て領域が離れている場合やDを削除したくない場合は、AOMEI Partition Assistantが向いている
Windows 11でCドライブ容量不足を安全に解消したい場合は、まずディスク構成を確認し、標準機能でできるか判断してください。条件が合わない場合は、AOMEI Partition Assistantで縮小・拡張・移動・結合をまとめて調整しましょう。
パーティションのサイズ変更、OS移行、ディスク変換、PC最適化まで対応した、無料で使える信頼性の高いディスク管理ソフトです。