Windows7/8/10/11「ディスクの管理」でHDDパーティションを結合
CドライブやDドライブなどの空き容量が不足しているということに悩んでいるユーザーが多いでしょう。この記事では、ハードディスク(HDD)の容量不足を解消するために、Windows7/8/10/11標準搭載ツール「ディスクの管理」とサードパーティ製のパーティション管理フリーソフト「AOMEI Partition Assistant Standard」を使用して2つのパーティションを結合する方法をご紹介します。
なぜ、Windows7/10/11でパーティションを結合?
「ディスクの管理」でHDDのパーティションを結合する必要がある2つの状況は次の通りです。
- 【悩み1】Cドライブの空き容量が不足しているので、アプリの動きが遅くなったり、ファイルが開けなかったりといった事象が発生します。この問題を解消するために回復パーティションを別の場所(例えば、外付けHDD)にコピーしてから削除して、空き容量を増やそうとしますが、作成された未割り当て領域をどのようにCドライブに追加しますか?
- 【悩み2】一つのドライブの空き容量が少ないですが、別のドライブに十分な空き容量がある場合、この二つのパーティションを結合することでハードディスクの容量不足を解消することができます。しかし、Windows7/8/10/11標準搭載ツール「ディスクの管理」を利用して、ディスク内の2つのパーティションを結合する方法は何ですか?
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上記のように、不適切なパーティション分割(構成)は悩みの原因となるかもしれません。ドライブは容量不足になっている場合、ディスク内の未割り当て領域をフル活用したい場合、「ディスクの管理」で2つのパーティションを結合するか、または未割り当て領域を既存のパーティションと結合する必要があります。
「ディスクの管理」でHDDパーティションを結合!
次は、「ディスクの管理」を使用して、HDDのパーティションを結合する方法についてご紹介しましょう。
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「ディスクの管理」でHDDパーティションを結合するには制限がある
「ディスクの管理」では、ハードディスクのパーティションとその右隣の未割り当て領域しか結合することができません。対象のパーティションの右隣に未割り当て領域がない場合、その後ろのパーティションを削除する必要があります。
例えば、Cドライブのすぐ右にDドライブがあります。CドライブとDドライブを結合するために、まずはDドライブを削除して、Cドライブのすぐ右に未割り当て領域を作成してから、その未割り当て領域をCドライブと結合します。
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「ディスクの管理」で2つのパーティションを結合する詳細手順
ステップ 1. 「コンピューター」または「PC」の右クリックメニューから「管理」をクリックして「コンピューターの管理」を起動します。
ステップ 2. 左側の「ディスクの管理」をクリックし、ディスクの構成情報が表示されたら、削除するパーティション(この例ではDドライブ)を右クリックして「ボリュームの削除」を選択します。
ステップ 3. 削除したパーティションは未割り当て領域になったら、結合するパーティション(この例ではCドライブ)を右クリックして「ボリュームの拡張」を選択します。
ステップ 4. 「ボリュームの拡張ウィザード」が起動したら「次へ」をクリックします。
ステップ 5. 次には、利用可能なディスクが表示されるので、使用したいディスクの領域をダブルクリックするか「追加」をクリックして手動で選択します。「ディスク領域を(MB)選択」で、パーティションを拡張したいサイズを入力して「次へ」をクリックします。
- 💡ヒント:
- 「ディスク領域を(MB)選択」は、「増やしたい容量」をMB単位で入力します。増やした後の容量と勘違いしやすいので注意してください。
- 最大ディスク領域のサイズが、拡張できる最大サイズです。容量を指定する際は、基本的に最大容量を指定することをおすすめします。
ステップ 6. 「ボリューム拡張ウィザードの完了」画面が表示されたら「完了」をクリックします。
このように2つのパーティション(この例ではCドライブとDドライブ)が結合されました。「ディスクの管理」画面で容量が正常に増えているか確認することができます。
しかし、上述のように「ディスクの管理」では、隣接する2つのパーティションしか結合できないし、1つのパーティションを削除して未割り当て領域を作成する必要があるといった制限があります。
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フリーソフトでHDDパーティションを結合!
上記の問題を解決するために、人気のあるパーティション管理フリーソフトAOMEI Partition Assistant Standardを強くお勧めします。このソフトウェアを使用すると、誰でも簡単に2つのパーティションを結合することができます。
超人気パーティション管理フリーソフト:AOMEI PA Standard
AOMEI Partition Assistant Standardは、Windows7/8/10/11でデータを失うことなくHDDパーティション容量を再分割することができます。例えば、「パーティションを結合」機能を使用したら、任意のパーティションを削除する必要がなく、隣接する2つのパーティションを直接結合することができます。
フリーソフトで2つのパーティションを結合する詳細手順
ステップ 1. AOMEI Partition Assistant Standardを無料でダウンロード、インストール、起動します。メイン画面で、結合するパーティション(この例ではCドライブ)を右クリックして「詳細処理」⇒「パーティションを結合」を選択します。
ステップ 2. 隣接しているパーティションまたはディスク上の未割り当て領域を選択して「はい」をクリックします。
ステップ 3. 仮想結果が表示されます。確認後、問題なければ「適用」をクリックします。
ステップ 4. 「続行」をクリックして結合の操作を実行します。
このようにWindows7/8/10/11で2つのパーティションまたはパーティションと未割り当て領域を結合しました。対象のパーティションの右隣に未割り当て領域がなくても、データを失うことなくハードディスクのパーティションを正常に結合することができます。
パーティション結合に関するよくある質問
Q:パーティション結合とは何ですか?
A:パーティション結合は、複数のパーティションを一つにまとめる操作です。このプロセスにより、ディスク領域が結合され、新しい大きなパーティションが作成されます。
Q:パーティション結合の主な利点は何ですか?
A:パーティション結合の利点には以下が含まれます:
- ディスクスペースの最適利用:パーティションを結合することで、空き領域が効果的に利用されます。
- データの整理:データが一つのパーティションにまとまるため、管理が容易になります。
- 大容量ファイルの格納:結合パーティションには大きなファイルを格納できるため、効率が向上します。
Q:パーティション結合はデータ損失のリスクがあるのでしょうか?
A:はい、パーティション結合はデータ損失のリスクがあるため、慎重に行う必要があります。誤ってデータを消去する可能性があるため、事前のバックアップが不可欠です。
Q:パーティション結合はどのように行われますか?
A:パーティション結合の手順は、使用しているオペレーティングシステムやパーティション管理ツールに依存します。一般的には、ツールを起動し、結合したいパーティションを選択し、結合の指示に従うことで操作が行われます。
Q:パーティション結合が成功しなかった場合、どうすればよいですか?
A:パーティション結合が問題を引き起こす場合、すぐに操作を中止し、データの損失を防ぐために専門家の支援を受けることが重要です。データの保護が最優先です。
Q:パーティション結合は逆に分割可能ですか?
A:はい、一般的に結合したパーティションは再度分割することができます。ただし、再分割に際してもデータの損失リスクに注意することが大切です。
結語
ディスク領域不足のエラーが出たら、「ディスクの管理」の「ボリュームの拡張」機能で2つのHDDパーティションを結合することができますが、1つのパーティションを削除する必要があるので、データを失うことになります。こういう時に、パーティション管理フリーソフト「AOMEI Parition Assistant Standard」を使うことをお勧めします。
「パーティションを結合」「パーティションをリサイズ/移動」などの機能を利用して、隣接している2つのパーティションまたは既存のパーティションと未割り当て領域を結合することができます。データを失うことなく、数回のクリックだけでディスク領域不足を解消したり、不適切なパーティション分割問題を解決することができます。パソコン初心者でも簡単に使えます。
そのほか、Windows11、10、8.1/8、7(すべてのエディション、64/32ビット)向けAOMEI Parition Assistant Professionalにアップグレードしたら、ブータブルCD/USBの作成、SSDへのOS移行、SSDの完全消去、MBRの再構築、MBRとGPT間での変換、アプリ移行など、もっと高度な機能も使用できます。