Cドライブがいっぱい!簡単に解決する5つの方法

Cドライブの空き容量が足りないと、パソコンの動作が遅くなります。この問題を解決するための5つの効果的な方法をまとめました。初心者から上級者まで、誰でも使えるテクニックを詳しく解説します。

カオル

投稿者:カオル/更新日:2024年07月26日

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Cドライブが一杯になったらどうなる?

多くのWindowsユーザーが次のような問題を抱えています:

ドライブC:が不明の原因でいっぱいになっています

「ディスクの空き容量が少ない」という警告が表示されることもあるかもしれません。では、Cドライブが一杯になったらどうなりますか?

 cドライブが赤い

Cドライブが一杯になると、いくつかの問題が発生します:

新しいファイルの保存ができない:

ストレージが一杯になるため、新しいファイルを保存することができなくなります。これは、ドキュメント、写真、ソフトウェアのインストールなど、あらゆる種類のファイルに影響します。

システムのパフォーマンスが低下:

オペレーティングシステムは通常、スムーズに動作するためにある程度の空きスペースを必要とします。空きスペースがなくなると、システムのパフォーマンスが著しく低下する可能性があります。特に、仮想メモリや一時ファイルを使用するプロセスが遅くなります。

アプリケーションの動作が不安定になる:

多くのアプリケーションは一時ファイルを作成しながら動作します。Cドライブが一杯だと、これらのアプリケーションが正しく動作しなくなる可能性があります。クラッシュしたり、エラーメッセージが表示されたりすることがあります。

アップデートができなくなる:

オペレーティングシステムやソフトウェアのアップデートには通常、一定の空きスペースが必要です。空きスペースがないと、これらのアップデートが実行できなくなります。

データの損失リスク:

ストレージが完全に一杯になると、ファイルが正しく保存されないリスクが高まります。これは、データの損失やファイルの破損につながる可能性があります。

Cドライブが急に一杯になるのはなぜ?

WindowsのCドライブが理由もなくいっぱいになったという報告が多くのユーザーから寄せられています。彼らは原因が分からず、何を削除すればいいのかわかりません。一般的に、これは以下のような問題が原因である可能性があります:

●ウイルスやマルウェアがファイルを生成し続け、システムドライブをいっぱいにしている可能性があります。
●Cドライブに、気づいていない大きなファイルが保存されている可能性があります。例えば、デフォルトのダウンロードフォルダはCドライブのディレクトリにあります。
●ページファイル、以前のWindowsインストール、一時ファイル、その他のシステムファイルが、システムパーティションのスペースを占有している可能性があります。

では、次のコンテンツで、5つの解決法を紹介します。

Cドライブがいっぱいになった時の解決法5つ

🚨不要なソフトウェアやウイルスのスキャン まずウイルススキャンを実行し、何を削除できるかを考えます。
🚨データキャリアのクリーンアップ Cドライブのディスククリーンアップを実行し、空き容量を増やします。
🚨休止状態ファイルの削除やプログラムのアンインストール Windowsはハイバネーションファイルのために多くのスペースを確保しているので、それらを削除してより多くのスペースを確保します。プログラムもCドライブの容量不足の原因になるので、不要なソフトは削除します。
🚨システムパーティションの拡大 これらの不要なファイルやプログラムを削除してもまだCドライブが一杯の場合は、同じハードドライブ上の別のパーティションからシステムパーティションに容量を追加します。
🚨大きなアプリをCドライブから別のドライブへ移動 Cドライブの容量を節約するために、Cドライブから他のドライブにまだ使っている大きなファイルやプログラムを移動します。

次はそれを解決する方法の具体的な手順を学びましょう。

解決策1. ウイルス対策ソフトでスキャンする

Windows Defenderのようなウイルス対策ソフトでシステムを完全にスキャンしてください。PCがウイルスに感染すると、有害なファイルがシステムに書き込み続ける可能性があります。ここはWindows 10を例として手順を説明します。

ステップ 1. 「スタート」>「設定」>「更新とセキュリティ」>「Windowsセキュリティ」>「ウイルスと脅威の防止」の順に選択します。

Windowsセキュリティ

ステップ 2. 「現在の脅威」の下で「クイックスキャン」を選択します。

Windows Defenderのスキャンの種類の説明:
クイックスキャン:システム内で脅威が検出されることが多いフォルダをスキャン
フルスキャン:システム全体をスキャン
カスタムスキャン:ファイルやフォルダを指定してスキャン
Microsoft Defenderオフラインスキャン:システムを再起動し、Windows Defenderだけが稼働している状態でシステム全体をスキャン

解決策2. ディスククリーンアップで不要なデータを消去する

ディスククリーンアップは、Windowsファイルエクスプローラーで削除できないファイルを削除するためのWindows内蔵ツールです。時間の経過とともに、CookieやキャッシュなどのジャンクファイルがCドライブに詰まる可能性があります。

ステップ 1. 左下隅の検索ボックスに「ディスククリーンアップ」と入力し、「ENTER」を押してディスククリーンアップダイアログボックスが表示されます。

ステップ 2. クリーンアップしたいCドライブを選択し、「OK」をクリックします。

ステップ 3. 「削除するファイル」でファイルにチェックを入れ、「OK」をクリックします。

クリーンアップ

ステップ 4. 操作を確認するプロンプトが表示され、「ファイルの削除」をクリックし、次に進みます。

削除

解決策3. ハイバネーションファイルやプログラムを削除する

ハイバネーション(Hibernation、休止状態とも呼ばれる)とはコンピュータのOSに備わる機能の一つです。PCがアイドル状態のときは、ハイバネーションは、消費電力が非常に少なくなります。シャットダウンと比較して、ハイバネーションでは、必要なときにコンピュータをより速く使用できます。一般的に、ハイバネーションがデフォルトで有効になっていて、ユーザーにとっては便利なようです。ただし、ハイバネーションが有効になっていると、システムディスク(C:ドライブ)に「hiberfil.sys」というファイルが作られています。もしWindows10ではCドライブがいっぱいになるという問題に悩まされているなら、PC上のすべてのハイバネートファイルを削除することをお勧めします。

また、めったに使用しないプログラムは、通常かなり多くのストレージスペースを占有しています。

📍hiberfil.sysファイルを削除する手順:

ステップ 1. 検索ボックスで「コマンドプロンプト」と入力し、「コマンドプロンプト」を右クリックして「管理者として実行」を選択します。

ステップ 2. ポップアップウィンドウで、「powercfg.exe -h off」と入力し、「ENTER」キーを押します。

📍プログラムをアンインストールする手順:

ステップ 1. 「スタート」ボタンを右クリックしてから、「コントロールパネル」>「プログラム」>「プログラムと機能」をクリックできます。

ステップ 2. アンインストールするプログラムを右クリックして、「アンインストール」を選択できます。

解決策4. データを失うことなくシステムパーティションを拡張する

上記の手法が機能しない場合、Windows 10のCドライブがまだいっぱいであれば、別のドライブ(一般的にいえば、Dドライブです)からスペースを借りることが考えられます。Windowsのディスクの管理を利用することもできますが、NTFSとRAWのパーティションのサイズ変更しかサポートしていないなど、多くの制限があります。また、隣接するパーティションとの結合のみがサポートされています。

ここで、AOMEI Partition Assistantの登場です。この強力なソフトウェアを使用すると、Cドライブのサイズを変更するだけでなく、未割り当て領域の場所を気にせずに、パーティションのフォーマット、作成、および削除などの操作を実行することができます。

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ステップ 1. AOMEI Partition Assistantをインストールして起動します。次に、すべてのディスクとパーティションがインターフェイスに表示されます。十分な空き容量のあるパーティション(ここではDドライブ)を右クリックして、「パーティションをリサイズ/移動」を選択します。

パーティションをリサイズ/移動

ステップ 2. ポップアップウィンドウで、右にドラッグしてパーティションを縮小します。次に、「はい」をクリックします。

パーティションを縮小

ステップ 3. これで、ディスクに未割り当て領域があることがわかります。Cドライブを右クリックし、「詳細処理」>「パーティションを結合」を選択します。

パーティションを結合

ステップ 4. ポップアップウィンドウで、Cパーティションと結合したい未割り当て領域前のチェックボックスにチェックを入れ、「はい」をクリックします。

チェックボックス

ステップ 5. 左上隅にある「適用」>「続行」をクリックして、保留中の操作を実行します。

適用

解決策5. アプリをCドライブから別のドライブへ移動する

Cドライブに多くの大規模なプログラムやアプリケーションがある場合は、それらの一部を別の大きなパーティションに移動して、Cドライブの容量を解放することができます。この作業では、AOMEI Partition Assistant Standard(これは無料版)をProfessional版にアップグレードする必要があります。アプリを1つのドライブから別のドライブに移動できる「アプリ引っ越し」機能を利用できます。

ステップ 1. AOMEI Partition Assistantをインストールして実行し、上部にある「空間を解放」⇒「アプリ引っ越し」をクリックします。

アプリ引っ越し

ステップ 2. 「アプリを移動」と「フォルダーを移動」2つのオプションがあります。ここでは「アプリを移動」を選択します。

アプリを移動

ステップ 3. 次のポップアップウィンドウでアプリケーションがあるCドライブを選択し、「次へ」をクリックします。

次へ

ステップ 4. Cドライブ上のすべての移行可能なアプリが表示されるので、移動したいアプリにチェックマークを付けて、移動先のドライブを選択します。そして「移行」をクリックします。

チェックマーク

ステップ 5. 警告メッセージが表示されます。問題なければ「はい」をクリックして操作を実行します。

はい

ステップ 6. 移動プロセスが完了するのを待ちます。

これらの方法は、Windows 10だけでなく、11/8/7でもCドライブが突然いっぱいになる時、容量不足の問題を解消出来ます。問題のもう一つの解決策は、より大きなハードディスクにアップグレードすることです。Windowsを再インストールすることなく、古いハードディスクを新しいハードディスクやSSD(ソリッドステートドライブ)にクローンするには、こちらの記事へ:Windows 11、10、8、7でSSDやHDDに新しいCドライブを作成する方法

まとめ

この記事では、Cドライブが一杯になってしまった問題を解決するための5つの効果的な方法をご紹介します。これらの方法はすべて、Windows 11、10、8、7で理由もなくPCのCドライブがいっぱいになるのを解決するのに効果的です。「アプリ引っ越し」以外にも、AOMEI Partition Assistantのプロ版は、ハードドライブの消去、パーティションの回復などのような他の多くの便利な機能を提供します。Windows Serverユーザーであれば、Server版を使用することができます。

カオル
カオル・編集者
カオルはパソコンの基礎知識や、各ソフトに関することなど、幅広く紹介します。わかりやすく、初心者やパソコンに苦手の方でも分かるように工夫をして、IT業界に対しても深い興味を持っています。パーティション管理に関する問題に関心があり、同じ問題に遭遇したユーザーは是非ともブログを参照してください。