Windows 11／10／8／7でのCドライブパーティション分割方法［フォーマット不要］

パーティションの概要

パーティションとは、物理的なハードディスクを複数のボリュームに分割する領域のことです。パーティションの分割とは、ディスクに1つまたは複数の領域を作成することで、新しく製造されたディスクを使用する際、ファイルやディレクトリを作成する前の最初のステップとなります。パーティションの分割には以下のような利点があります：

▶OSファイルとプログラムファイルの分離

ディスク全体ではなく、OSとプログラムファイルだけのシステムイメージやバックアップ、クローンを作成することで、時間を大幅に節約することができます。

▶デュアルブート切り替え

1台のコンピュータに複数のOSをインストールすることができます。例えば、Windows7とXPを同じハードディスク上の異なるパーティションにインストールし、起動時に異なるシステムを起動させることができます。

▶ファイルの保護または分離

1つのパーティションが破損しても、他のパーティションは影響を受けないため、破損したファイルシステムやオペレーティングシステムのインストールを簡単に復旧することができます。

Cドライブをパーティション分割する必要は？

一般的に、以下の2つの場合、ディスクCをパーティション分割する必要があります。

状況1：ハードディスクにパーティションが1つしかない

ほとんどのPCは、工場出荷時にハードディスクに1つのパーティションが設定されており、コンピュータ内では1つのドライブ（主にCドライブ）として表示されます。この場合、Cドライブを縮小し、新しいパーティションを作成する必要があります。

状況2：ハードディスクのCドライブが小さすぎる

新しいPCはベンダーによってパーティション分割されましたが、システムパーティションは十分な大きさがなく、「ディスク容量不足」の警告が表示されることがあります。この場合は、Cドライブを拡張する必要があります。

Cドライブのパーティションを分割する方法

この2つの異なる状況では、パーティション・ディスクCに対応する解決策を適用する必要があります。

ディスクCをパーティション分割する「状況1」では、ディスクCを縮小し、未割り当て領域で新しいパーティションを作成する必要があります。ディスクの管理とAOMEI Partition Assistantはこの作業に役立ちます。

「状況1：パーティションが1つしかない」を解決する

ディスクの管理で「状況1」を解決する

ステップ 1. 「スタート」をクリックし、アプリの一覧を表示します。「W」欄の「Windows管理ツール」をクリックして、「コンピューターの管理」をクリックします。

ステップ 2. 「コンピューターの管理」が表示されます。画面左側の「記憶域」をクリックし、表示された一覧から「ディスクの管理」をクリックします。

ステップ 3. Cドライブを右クリックし、「ボリュームの縮小」をクリックします。

ステップ 4. 縮小する領域のサイズ値を入力します。

ステップ 5. 「ディスクの管理」画面に戻ったら、「未割り当て」の領域が表示されていることを確認します。

ステップ 6. パーティションを縮小した後、作成された未割り当て領域を使用して別のパーティションを作成することができます。未割り当て領域を右クリックして、「新しいシンプルボリューム」を選択します。すると、パーティションのサイズ変更、ドライブ文字の割り当てなどをご案内する「新しいシンプルボリュームウィザード」が表示されます。ウィザードを従って作成してください。

AOMEI Partition Assistantで「状況1」を解決する

または、パーティション管理ソフトウェアAOMEI Partition Assistantを使用して、Cドライブを2つのパーティションに簡単に分割することができます。

このソフトは、「パーティションを分割」と呼ばれる機能を提供します。ハードディスクパーティションをわずか3ステップで2つに分割できます。ディスクの管理と比較すると、最初にパーティションを縮小する必要がないため、この方法は時間を節約し、より安全です。また、NTFSパーティションとFAT32パーティションを分割することもできます。

ステップ 1. AOMEI Partition Assistantをインストールして実行します。それから、分割したいパーティションを右クリックして「パーティションを分割」を選択してください。

ステップ 2. このウィンドウで、新しいパーティションのサイズと場所を決定して、「はい」をクリックして続行します。

ステップ 3. メインインターフェイスに戻り、「適用」と「続行」をクリックして、保留中の操作を実行します。

これで新しいパーティションが作成できました。とても簡単ですね。上記の手順を繰り返すことで、さらに複数のパーティションを作成することができます。MBRディスクには4つのメインパーティション、または3つのメインパーティションと1つの拡張パーティションしか入れられないことに注意してください。

「状況2：Cドライブが小さすぎる」を解決する

「状況2」では、ディスクCの空き容量が不足しているため、ディスクCを拡張する必要があります。パーティションCの後ろに連続した未割り当て領域があれば、ディスクの管理で未割り当て領域を使ってパーティションCを拡張できます。

パーティションCの後ろに未割り当て領域がない場合、ディスクの管理でディスクCを拡張することは不可能になります。このような場合でも、AOMEI Partition Assistantがお役に立ちます。Cドライブに連続しない未割り当て領域をマージし、別のパーティションからCパーティションに空き領域を割り当てることができます。

それでは、隣接していない未割り当て領域でCドライブを拡張する手順を見てみましょう。

ステップ 1. 未割り当て領域を右クリックし、「詳細処理」オプションから「パーティションを結合」を選択します。これは未割り当て領域をターゲットパーティションに結合するだけでなく、2つのパーティションを1つに結合することもできます。

ステップ 2. ポップアップウィンドウで、ディスク上のすべてのパーティションが表示されます。 未割り当て領域を結合したいパーティションを選択し、「はい」をクリックします。

ステップ 3. 「適用」＞「続行」をクリックして、結合プロセスを開始します。

まとめ

様々な状況でデータを失うことなくCドライブをパーティション分割する方法がお分かりいただけたと思います。パーティションの結合と分割のほかに、AOMEI Partition Assistantはパーティションのサイズ変更、作成、削除、フォーマット、GPTディスクからSSDへのOSの移行、ダイナミックディスクからベーシックディスクへの変換なども行えます。強力なハードディスクとパーティションマネージャーなので、ダウンロードして楽しむ価値があります。