2TB以上のHDDをFAT32ファイルシステムにフォーマットして互換性を向上させたい場合は、専門的でで使やすい第三者のディスクフォーマットソフトであるAOMEI Partition Assistantを使用できます。これにより、Windows 11、10、8、7コンピューターで大容量のHDDをFAT32に簡単にフォーマットできます。
記事の最初部分では、FAT32に関する知識をご紹介します。
FAT32は、マイクロソフトのオペレーティングシステム「Windows」が採用するファイルシステムのひとつです。主としてWindows 98・Windows Meで使われ、Windows 2000・Windows XPでもサポートしています。ハードディスクを2の32乗(約43億)個に分割し、最大2TBまでの領域を管理できます。ハードディスクの大容量化に伴い、FAT16の後継として開発されました。その名前は「file allocation table 32」の頭文字からです。「FAT32ファイルシステム」ともいいます。
ハードディスクの大容量化にともない、FAT16では2GB以上のスペースを1つのドライブとして管理できないうえに、無駄なスペースを多く消費するため、FAT32が主流となりました。FAT32はFAT16の欠点を補うべく、2TB(1TB=1024GB)まで1つのドライブとして管理できるほか、無駄なスペースもより小さくできます。また、ドライブ内のデータがどこにあるかの目次データも16ビットから32ビットのデータに変わり、より速く目的のデータを探し出すことが可能になっています。
今、FAT32ファイルサイズとFAT32パーティションサイズの制限により、人気がなくなりました。FAT32を使用する人がますます少なくなっているのはなぜですか?この質問に答えるには、NTFSと呼ばれる別のファイルシステムを導入する必要があります。
NTFS(New Technology File System)は、新しいファイルシステムです。1993年に最初に導入されたNTFSは、2001年にWindows XPがリリースされるまで、パーソナルコンピューターではそれほど人気がありませんでした。その後、Windows 7および8では、NTFSは多くの点でFAT32より優れているため、新しいPCのデフォルトのファイルシステムとして設定されました。より安全で堅牢で、より大きなファイルサイズとドライブをサポートします。
NTFSと比較すると、FAT32には次の制限があります。
FAT32の最大ファイルサイズは4GBです。サイズが4GBを超えるファイルがある場合、FAT32ファイルシステムに保存することはできません。「ファイルは大きすぎて、対象のファイルシステムに入りません」、「パラメータが正しくありません」などエラーが頻繁に発生する可能性があります。
FAT32の最大パーティションサイズは2TBです。2TB以上のドライブを使用している場合、単一のFAT32パーティションとしてフォーマットすることはできません。この場合、サードパーティのパーティションマネージャーを使用して、大きなパーティションを作成する必要があります。Windowsの組み込みディスクの管理ツールは、最大サイズ32GBのパーティション作成/フォーマットのみをサポートします。
FAT32はジャーナリングファイルシステムではありません。つまり、ファイルシステムの破損がはるかに簡単に発生する可能性があります。
FAT32はファイル権限をサポートしていません。システムファイルは読み取り専用に設定できるため、通常のプログラムでは変更できません。また、一部のユーザーは個人ファイルを見ることができません。
私は2TBの外付けハードディスクを持っていますが、これを家のWindows 7 PCで使うこともあれば、学校のMacでも使うこともあります。NTFSはWindows専用であり、FAT32はWindowsとMacの両方で動作することは知っています。しかし、2TBのハードディスクをFAT32にフォーマットすることができません。CMDで「format fs=fat32 quick」コマンドを実行してフォーマットしてみましたが、「ボリュームがFAT32には大きすぎます」というエラーが表示されます。何かアイデアはありますか?
FAT32は、サイズが4GBを超えるファイルを使用する予定がない限り、実際には外付けドライブ用の堅牢なファイルシステムです。FAT32の最も明らかな利点は互換性です。ほとんどすべての主要なオペレーティングシステムとほとんどのデバイスがFAT32をサポートしています。そのため、一部のユーザーはドライブをFAT32としてフォーマットしたいと考えています。
上記のユーザーケースから、ディスクの管理またはコマンドプロンプトを使用して大容量のハードドライブをFAT32にフォーマットすることは不可能であることがもう了解しました。
また、最初の部分からわかるように、これはFAT32には独自のパーティションサイズ制限があり、32GBがWindowsではその最大パーティションサイズ制限となっているからです。つまり、MicrosoftはFAT/FAT32ファイルシステムに32GBというパーティションサイズの上限を設定しているのです。また、Windowsは32GBを超える大容量のハードディスクをFAT32にフォーマットすることはできませんが、FATまたはFAT32でフォーマットされた大容量のハードディスクを認識することはできます。
では、Windowsで大容量のハードドライブをFAT32にフォーマットするにはどうすればよいでしょうか?ご存知かもしれませんが、一部のハードドライブメーカーは、大容量ディスクのファイルシステムをFAT32に変更するための専用のフォーマットツールを開発しています。例えば、Western Digital Technologies会社によって開発されたフォーマットツールであるWestern Digital Quick Formatter。WDのハードディスクを主に使っている場合、Windows 11、10、8、7または他のWindowsバージョンでこのWD簡易ドライブフォーマットを使用して、WD外部ドライブをNTFS、FAT32などにフォーマットできます。
別のブランドのハードドライブを使用している場合はどうなりますか?次に、AOMEI Partition Assistantという専門的なディスクフォーマットソフトを紹介します。このソフトウェアは、Windows付属のフォーマット機能よりも強力で、32GB以上のドライブを簡単にFAT32ファイルシステムにフォーマットできます。
さらに、書き込み保護されたディスクのフォーマット、RAW USBのフォーマット、ExFATへの内蔵ハードディスクのフォーマット、Ext4/Ext3/Ext2へのハードディスクのフォーマットなど、他の多くのトリッキーなフォーマットタスクを処理できます。次に、Windows 10で2TBの以上ハードドライブをFAT32にフォーマットする方法を段階的に示します。
手順 1. AOMEI Partition Assistantを無料でダウンロードし、インストール、実行します。2TB以上のハードドライブを右クリックし、「パーティションをフォーマット」を選択します。
手順 2. ファイルシステムのドロップダウンメニューで「FAT32」を選択します。パーティションラベル、クラスタサイズも変更でき、「はい」をクリックします。
手順 3. メインインターフェイスの「適用」をクリックして、ハードディスクのフォーマットを開始します。
数秒待つと、2TB以上のハードドライブがFAT32としてフォーマットされます。
2TB以上のハードディスクは使用するファイルシステムがFAT32である場合は、AOMEI Partition Assistantの「NTFSパーティションに変換」機能を使用して、データを失うことなくFAT32をNTFSに変換して、その制限を破るすることができます。
手順 1. AOMEI Partition Assistantをダウンロードし、インストールし、起動します。また、変換するパーティションを右クリックし、「詳細処理」を選択し、「NTFSパーティションに変換」をクリックします。
手順 2. ポップアップウィンドウで、「はい」をクリックして続行します。
手順 3. 「適用」をクリックして、変換の実行を開始します。
または、メイン画面の上部にある「変換」の「NTFS to FAT32変換器」機能を使用して、FAT32をNTFSに変換することもできます。
上記のコンテンツから、AOMEI Partition Assistantは2TB以上のハードドライブをFAT32に簡単にフォーマットできます。したがって、64GB、128GB、256GB、1TB、2TB(2TB以上)の大きいHDDをFAT32ファイルシステムにフォーマットする場合は、このソフトウェアが最適です。
また、AOMEI Partition Assistantは、失われたパーティションを回復し、再起動せずにNTFSシステムパーティションを拡張し、MBRをGPT SSD/HDDにクローンするなどの機能も備えています。
最後!問題を解決しておめでとうございますヽ(〃'▽'〃)ノ☆!