MBRはいくつのパーティションをサポートしますか？

MBRはいくつのパーティションをサポートしますか？

MBRはGPTとは異なるパーティションテーブルです。BIOSベースのデバイスにWindowsをインストールする場合、ハードディスクをフォーマットするにはMBRファイルシステムを使用する必要があります。BIOSベースのコンピューターでは、WindowsはGUIDパーティションテーブル（GPT）ファイルシステムをサポートしません。

MBR形式を使用するディスクのパーティションテーブルは、４つのスロットしか保持しません。各スロットには1つのプライマリパーティションを格納することができます。また、1つを拡張パーティションとして使用することもできます。拡張パーティションには、無制限のサブパーティション（論理ドライブ）を含めることができます。

MBRディスクでは、４つのプライマリパーティションを作成することができます。論理パーティションを作成したい場合は、プライマリパーティションの数を減らす必要があります。

日常的な使用では、４つのパーティションでは足りない場合があります。一部のユーザーは、ファイルやプログラムを分類するためにより多くのパーティションが必要です。では、MBRは４つ以上のパーティションを持つことができるのでしょうか？答えは「はい」です。表示されている画像でご覧いただけるように、論理ドライブの数は無制限です。したがって、理論的にはディスクの容量が十分であれば、複数の論理ドライブを作成できます。

MBRディスク上で４つ以上のパーティションを作成する方法

前の部分の最後で説明したように、論理パーティションの数に制限はありません。不要になった１つまたは２つのプライマリパーティションを論理パーティションに変換し、MBRディスク上で追加のパーティションを作成することができます。

この記事では「ディスクの管理」を使用してプライマリパーティションを論理パーティションに変換する方法と、データを失うことなく対象のパーティションを変換するためのサードパーティー製のツールを紹介します。また、必要な場合には他のパーティションの未使用領域を使用して新しいパーティションを作成する方法も説明します。

▶プライマリパーティションを論理パーティションに変換する

ステップ 1. WindowsキーとRキーを同時に押します。「diskmgmt.msc」と入力→「OK」をクリックし、「ディスクの管理」を開きます。削除する必要のない既存のプライマリパーティションをクリックし、「ボリュームの削除」を選択します。

ステップ 2. 未割り当て領域を右クリックし、「新しいシンプルボリューム」を選択します。

ステップ 3. 新しいパーティションを作成するために、新しいシンプルボリュームウィザードに従います。ボリュームサイズを指定する際に、十分な未割り当てスペースがあることを確認してください。

デフォルトの設定を受け入れるか（推奨）、「シンプルボリュームサイズ（MB）」フィールドで値を変更して、「次へ」をクリックします。

ステップ 4. 指示に従って残りの手順を完了したら、論理パーティションが作成されます。

論理パーティションになると、論理パーティションの数は無制限なので、パーティションの数を調整することができます。

▶ボリュームを削除せずに迅速にパーティションを作成する

プライマリパーティション上のデータをすべて削除する複雑な手順の代わりに、サードパーティ製のパーティションマネージャーである「AOMEI Partition Assistant Professional」を使用して、既存のパーティションを使用して直接新しいパーティションを作成できます。分割したいプライマリパーティションに十分な容量がある場合は、その領域を直接使用して新しいパーティションを作成できます。

ステップ 1. AOMEI Partition Assistantの主な画面で十分な空き領域がある既存パーティションを右クリックして、ドロップダウンメニューから「パーティションを分割」を選択します。

ステップ 2. ポップアップウィンドウでは、新規パーティションのサイズとドライブ文字を指定できます。更に、「詳細」をクリックして、パーティションラベル、ファイルシステム、パーティションタイプなども設定できます。そして「はい」をクリックして続行します。

ステップ 3. これで、既存のパーティションから分割された新しいパーティションの情報が表示されます。ツールバーの「適用」をクリックして新規パーティションの作成を実行します。

GPTディスクに変換してより多くのパーティションを利用する

論理パーティションのみを必要とする場合、示した方法はどちらも有効です。ただし、より多くのプライマリパーティションが必要な場合は、デバイスがUEFIブートモードをサポートしている場合、MBRディスクをGPTディスクに変換する必要があります。

EFI仕様によれば、GUIDパーティションテーブル（GPT）は、現代のすべてのオペレーティングシステムでサポートされており、どんなサイズのハードディスクでも最大128個のプライマリパーティションを作成することができます。GPTはまた、2TBを超えるサイズのハードディスクからのブートにも必要です。GPTは現在広く使用されており、ほぼすべての新しいPCがUEFIをネイティブにサポートしています。

では、Windows10で何個のパーティションを作成できるのでしょうか？GPTディスクを使用している場合、理論的には128個のプライマリパーティションを作成できます。

データを安全に変換するために、「AOMEI Partition Assistant Professional」が役立ちます。PTディスクに変換」（またはMBRディスクに変換）機能は、データを失うことなくシステムディスクやデータディスクをMBRとGPTスタイルの間で変換することができます。操作は非常にシンプルです。

変換する前に、コンピューターがUEFIブートモードをサポートしていることを確認します。

ステップ 1. AOMEI Partition Assistant Proを起動した後、変換したいデータディスクを右クリックして、ドロップダウンメニューから「GPTディスクに変換」（またはMBRディスクに変換）を選択します。

ステップ 2. 変換操作を確認した後、「はい」をクリックしてください。

ステップ 3. 仮想結果を確認します。問題なければ、ツールバーの「適用」をクリックして変換を実行します。

変換したディスクがシステムディスクである場合は、変換後に起動モードをレガシーからUEFIに変更する必要があります。データディスクの場合は、直接パーティションを作成するか、パーティションを分割してさらに多くのパーティションを追加することができます。

まとめ

MBRはいくつのパーティションをサポートしますか？もしプライマリパーティションを指すのであれば、その数は４つだけです。ですので、デバイスがUEFIをサポートしている場合は、GPTパーティションスタイルを使用することをおすすめします。AOMEI Partition AssistantはWindows11／10／8／8.1／7／XPシステムをサポートしており、このツールを完全に信頼してPCを管理することができます。