【簡単】MBRのHDDをGPTのSSDにクローンする方法

MBRからGPTへの変換や、HDDのデータをSSDにクローンする方法を詳しく説明。MBRとGPTの違いを理解し、簡単にディスクをクローンできる手順を紹介します。クローン後に必要な設定も解説します。

カオル

投稿者:カオル/更新日:2025年01月09日

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パソコンをSSDにアップグレードする時、HDDからSSDにデータを移す必要があります。しかし、HDDがMBR形式で、SSDがGPT形式の場合、クローン作業がうまくいかないことがあります。

 

私は2TBのHDDを6TBの新しいHDDにアップグレードしようと考えています。2TBのディスクはMBR形式ですが、6TBのディスクはGPT形式にする必要があります。2TBのデータを6TBにコピーまたはクローンする方法はありますか?クローン後はGPTになりますか?

- ユーザーA

 

MBR形式のHDDにOSが入っている場合、このMBRディスクをGPT形式のHDDにクローンすることは可能ですか?私は新しく3TBのHDDを用意して、そこにOSをクローンしたいと思っていますが、MBR形式の2TBのHDDにあるOSをGPT形式のHDDにクローンすることはできますか?サードパーティのソフトウェアや方法を紹介してもらえると助かります。

- ユーザーB

この記事では、MBRのHDDをGPTのSSDに簡単にクローンする方法を、ステップバイステップで解説します。

MBRとGPT

1. MBRとGPTの違いとは?

まず、MBRとGPTの違いを簡単に見てみましょう。

MBR(マスターブートレコード):古いパーティション形式で、最大2TBのディスクに対応しています。最大で4つのパーティションを作成できます。BIOSでは、ディスクのMBR方式を使用するのが一般的です。

GPT(GUIDパーティションテーブル):新しいパーティション形式で、2TB以上のディスクを扱うことができ、最大128のパーティションを作成できます。GPTは、UEFI(ユニファイドエクステンシブルファームウェアインターフェース)という新しいブートモードにも対応しています。UEFIでは、ディスクのGPT方式を使用するのが一般的です。

最近のPCでは、特に2TB以上のSSDを使う場合、GPT形式が一般的です。そのため、MBRのHDDからGPTのSSDにデータを移すときは注意が必要です。

豆知識:BIOS(レガシー)とUEFIについて
BIOSとUEFIは、PCの起動時にハードウェアとオペレーティングシステム(OS)をつなぐファームウェアですが、設計や機能に違いがあります。BIOSは1980年代から使われている古いシステムで、主にテキストベースのインターフェースを使ってPCの起動を管理します。対して、UEFIはBIOSの後継で、より速くて柔軟な起動を実現しています。

ディスクがGPTかMBRかを確認する方法は?

ステップ 1. スタートメニューを右クリックし、「ディスクの管理」を選択し、ディスクの一覧が表示され、確認したいディスクを右クリックし、メニューから「プロパティ」を選択します。

ステップ 2. 「プロパティ」ウィンドウの上部のタブから「ボリューム」を選択し、「ボリューム」タブの中に「パーティションスタイル」という項目で「GPT(GUID Partition Table)」または「MBR(Master Boot Record)」と表示されます。

ディスクの管理

2. MBRのHDDをGPTのSSDにクローンする方法

MBRのHDDをGPTのSSDにクローンする前に、以下の準備が必要です。

✎必要なもの:
MBRのHDD(クローン元のディスク)
GPTのSSD(クローン先のディスク)
MBR・GPT変換ツール
クローン作成ツール

AOMEI Partition Assistantは、MBRとGPTのパーティション形式を変換し、クローンを作成する機能を1つのツールで提供する革新的なディスク管理ソフトです。PCの性能を向上させたり、データ移行を簡単に行いたい方にぴったりのソリューションです。主な特徴と利点は:

①MBRからGPTへの変換(またはGPTからMBRへの変換)
②高速・安全なクローン作成
③シンプルで直感的な操作
④互換性と高い信頼性

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MBRからGPTへの変換の注意点

クローン作業を始める前に、MBRからGPTに変換する際の注意点があります。

UEFIモードとBIOSモード: MBRはBIOSモードに対応しているため、OSを含むディスクのクローン後はUEFIモードに変更する必要があります。これにより、システムが正しく起動することが保証されます。

以下はMBRのHDDをGPTのSSDにクローンする手順を詳しく紹介します。

まず対象(コピー元)となるMBRのHDDをGPTへ変換してから、ターゲットGPTディスク(コピー先)にクローンします。

MBRのHDDをGPTへ変換する手順

作業前に、まずはHDDとSSD両方ともPCに接続します。

注意:作業前に、まずはHDDとSSD両方ともPCに接続します。
デスクトップPCの場合:SATAケーブルが必要
ノートPCの場合:USB-SATAアダプタが必要
外付けケースを使用すると、HDDやSSDをPCのUSBポートに簡単に接続できます。
最近のPCでは、NVMe SSD(M.2)が使われることも増えています。SATAケーブルではなく、専用のM.2スロットに接続できます。

ステップ 1. AOMEI Partition Assistantをダウンロードしてインストールし、起動します。MBRディスクを右クリックし、「GPTディスクに変換」を選びます。

GPTディスクに変換

ステップ 2. 表示されたウィンドウで「はい」をクリックして進めます。

はい

ステップ 3. 「適用」をクリックして処理を実行します。これでディスクがGPTパーティションスタイルに変わります。

適用

GPTのHDDをSSDにクローンする手順

ステップ 1. AOMEI Partition Assistantを起動し、クローンしたいHDDを元のディスクとして選び、右クリックして「ディスクをクローン」を選択します。

ディスクをクローン

ステップ 2. クローン先のディスク(SSD)を選び、「次へ」をクリックします。

次へ

ステップ 3. クローン元とクローン先のディスクが表示されます。「4Kアライメント」にチェックを入れます。「設定」をクリックしてディスクのレイアウトを調整します。

「セクタ単位のクローン」にチェックを入れることができます:
チェックを入れる場合、「セクタ単位のクローン」を実行します。使用済みセクタと未使用セクタをすべてクローンするため、より長い時間がかかります。ターゲットディスクのサイズはソースディスクのサイズに等しいかそれより大きくなければなりません(ソースディスクはMBR形式の場合、ターゲットディスクもMBR形式になっています)。
チェックを入れない場合、「ディスクの高速クローン」を実行します。ソースディスク上の使用済み領域だけをクローンするため、大容量のソースディスクを小容量のターゲットディスクにクローンすることができます(ターゲットディスクの空き容量はソースディスクの使用済み容量より大きいか等しい必要があります)。クローン中にターゲットディスク上の各パーティションのサイズを調整することができます。
「設定」をクリックして、ターゲットディスク上のパーティションを編集することができます:
パーティションのサイズを変更せずにクローン:ソースパーティションのサイズを維持します。
コピー先に合わせる:ターゲットディスク全体に合わせてパーティションのサイズを自動的に調整します。
手動で編集する:ターゲットディスク上のパーティションのサイズを手動で調整します。

設定

ステップ 4. 問題がなければ「確認」ボタンを押します。クローン作成時にクローン先のディスクのデータは消去されますので、重要なデータがある場合は事前にバックアップを取ってください。

推奨ソフト:重要なデータを守るために、AOMEI Backupperという無料のバックアップソフトを使って、事前にバックアップを取ることをおすすめします。

確認

ステップ 5. ツールバーの「適用」をクリックし、「続行」を選択します。

適用

ステップ 6. クローン作成が始まります。

始まり

クローン完了後の作業

作業1:UEFIモードに切り替える

BIOSとMBRは古い技術、UEFIとGPTは最新の技術であり、互換性があるものの、進化した技術(UEFIとGPT)の方がより多機能で大容量に対応しています。OSを含むMBRディスクからGPTディスクのクローンを作成した後は、UEFIモードに切り替える必要があります。

BIOSの設定画面は、パソコンのメーカーやモデルによって異なりますが、基本的な内容や操作方法はほぼ同じです。

ステップ 1. PCの電源を入れ、ディスプレイに何か表示されたらすぐに、指定されたキー(F2、F9、F12など)を1秒間に1~3回押して、BIOSセットアップ画面を開きます。

ステップ 2. BIOSの「Main」メニューで、「Boot」を選びます。

ステップ 3. 「Boot」画面から「UEFI/BIOS Boot Mode」を選択し、Enterキーを押します。

ステップ 4. 「UEFI/BIOS Boot Mode」のダイアログボックスが表示されたら、上下の矢印キーでUEFIブートモードを選び、Enterキーを押します。

UEFI

ステップ 5. 変更を保存して画面を終了するには、F10キーを押します。

豆知識:BIOSかUEFIかの確認方法

ステップ 1. WindowsキーとRキーを同時に押して「ファイル名を指定して実行」を開きます。テキストボックスに「msinfo32」と入力し、「OK」をクリックします。

ステップ 2. システム情報の画面が表示されます。

BIOSモード

作業2:古いHDDを外し、新しいSSDを取り付ける

PCに1つのディスクしか取り付けられない場合は、古いHDDを外して新しいSSDを取り付ける必要があります。

デスクトップPCの場合

ステップ 1. 作業を始める前に、PCの電源を完全に切り、電源コードを抜いてください。

ステップ 2. ドライバーを使ってケースの側面パネルを外し、HDDからSATAケーブルと電源ケーブルを取り外します。

ステップ 3. HDDを取り出します。

ステップ 4. SSDをSATAケーブルと電源ケーブルで接続し、しっかりと固定します。2.5インチSSDをベイに取り付ける場合は、ネジでしっかりと固定してください。

ステップ 5. すべての接続が終わったら、PCケースの側面パネルを戻し、ネジで固定します。最後に電源を入れてPCを起動します。

機種によって取り出し方は異なりますが、上記の手順から大きく外れることはありません。

ノートPCの場合

デスクトップパソコンと同じように、機種によって手順が少し異なることがあります。しかし、「分解→取り付け→元に戻す」という作業はシンプルで、難しくはありません。

ステップ 1. ノートPCの電源を完全に切り、電源ケーブルとバッテリーを外します(バッテリーが外せる場合)。

ステップ 2. プラスドライバーを使ってネジを外し、背面カバーを取り外します。HDDを固定しているネジを外して、HDDを取り出します。

ステップ 3. 2.5インチSSDを取り付ける場合は、元のHDDがあった場所に新しいSSDを設置します。通常、2.5インチSSDはHDDと同じコネクタに接続します。M.2 SSDを使う場合は、M.2スロットに直接差し込み、ネジで固定します。

ステップ 4. 背面カバーを元に戻し、ノートPCの電源を入れて起動します。

作業3:SSDを最初の起動デバイスに設定する

古いHDDと新しいSSDを同時に取り付けられる場合は、UEFIにアクセスして新しいSSDを最初の起動デバイスに設定できます。

UEFI内の具体的な手順やオプションは、コンピュータの製造元やファームウェアのバージョンによって異なる場合がありますので注意してください。

ステップ 1. UEFIセットアップユーティリティに入ると、通常はさまざまなオプションが表示されるグラフィカルな画面が現れます。

ステップ 2. 「Boot Priority」というセクションを見つけます。名前や位置はUEFIのバージョンによって異なることがあります。

Boot Priority

ステップ 3. 起動ディスクを選び、表示された指示に従って起動ディスクを変更します。必要なドライブが正しく接続されているか確認してください。

ステップ 4. UEFIインターフェースで指定されたキーやオプションを使って、新しい起動ディスクを優先順位の一番上に移動させます。これにより、新しい起動ディスクが最初にチェックされるようになります。

ステップ 5. 同様に、変更を保存してUEFIセットアップユーティリティを終了します。

ステップ 6. PCが再起動し、互換性のあるオペレーティングシステムがあれば、選択したディスクから起動します。

まとめ

MBRとGPTの違いを知ることで、ディスクの管理が大きく変わります。特に、MBRのHDDからGPTのSSDにクローンを作ることで、最新のGPT方式に移行でき、2TB以上の大容量ディスクや複数のパーティションを効率よく管理できます。また、SSDへのクローン作成はPCの起動やデータの読み書き速度を大幅に向上させ、日常の作業がよりスムーズになります。手順を守って進めれば、誰でも簡単にクローンを作成でき、安全にデータ移行ができるので、PCの性能を最大限に引き出したい方にぴったりです。

カオル
カオル・編集者
カオルはパソコンの基礎知識や、各ソフトに関することなど、幅広く紹介します。わかりやすく、初心者やパソコンに苦手の方でも分かるように工夫をして、IT業界に対しても深い興味を持っています。パーティション管理に関する問題に関心があり、同じ問題に遭遇したユーザーは是非ともブログを参照してください。