勝手に変わるHDDのドライブレターを固定する方法|EがFになるイライラを5分で解決

「PCを起動するたびにEドライブがFドライブに変わってる…」そんな悩みはありませんか?HDDやUSBメモリのドライブ文字(ドライブレター)を固定して、勝手に変更されないようにする設定方法を説明します。

投稿者 @ひとみ 2025年12月11日 @ひとみ 最後の更新 2025年12月11日

ユーザー事例:私のEドライブがFに変わった...

 

ハードディスクのドライブレターを固定

するにはどうしたらよいですか。

PCを立ち上げる度に変更されるので

毎回切り替えるのが面倒です。

今までEドライブとして立ち上がっていたのが、

知らないうちにFドライブとして立ち上がる

ようになってしまいました。

- Yahooユーザーからの質問

「あれ? 保存したはずのファイルの場所が開けない…」 「バックアップソフトがエラーを出す」

こんなトラブル、ありませんか?原因を確認してみると、外付けHDDやUSBメモリの場所を示すアルファベット(これをドライブレターと言います)が、「E」から「F」に勝手に変わっていたりします。

これ、PCを立ち上げるたびに手動で直すのは本当に面倒ですよね。実はWindowsには、このアルファベットを「お前はずっとこの文字を使え!」と固定する機能があります。

この記事では、初心者でも簡単にできる「ドライブレターの固定方法」を紹介します。これでもう、PCを再起動してもイライラしません!

原因:なぜ勝手に変わってしまうの?

Windowsは、接続された機器に対して、「若い番号(A、B、C...の順)」から自動的にアルファベットを割り振る癖があります。

例えば、普段「Eドライブ」として使っているHDDがあっても、たまたまその日、先にUSBメモリを挿してPCを起動したとします。すると…

Windows「おっ、USBメモリが来たな。空いているEをあげよう」

HDD「遅れました〜」

Windows「Eはもう埋まってるから、君は次のFね」

これが、勝手に変わってしまう原因です。まるで椅子の取り合いゲームですね。 だからこそ、「このHDD専用の椅子」を指定してあげる必要があります。

外付けHDD/USB/SDカードのドライブ文字が勝手に変わる場合の対処法

ここでドライブレターを固定する2つの簡単な方法を紹介します。ドライブレターを固定するには、ディスクの管理とAOMEI Partition Assistant Standardを使うことができます。

解決策1:「ディスクの管理」で文字を固定する

特別なソフトは要りません。Windowsの標準機能だけで設定できます。

手順1:「ディスクの管理」を開く

画面下のスタートボタン(Windowsマーク)を右クリックします。出てきたメニューの中から「ディスクの管理」をクリックします。

手順2:文字を変えたいHDDを選ぶ

画面が出てきたら、文字を固定したいHDDを探します。(例:「ボリューム (E:)」など) その枠の上で右クリックし、「ドライブ文字とパスの変更」を選びます。

手順3:好きな文字に変更する

小さな画面が出たら「変更」ボタンを押します。

右側のプルダウンメニューから、好きなアルファベットを選びます。

「OK」を押し、「はい」を押して完了です!

⚠️ 注意:「Cドライブ(Windowsが入っている場所)」の文字は絶対に変更しないでください。PCが動かなくなります。

解決策2:無料ソフトで文字を固定する

AOMEI Partition Assistant Standard(完全無料)は、最高のパーティション管理ソフトです。マウスのクリック操作だけで楽に外付けHDD/USB/SDカードのドライブレターを変更して、固定することができます。Windowsの「ディスクの管理」よりも視覚的に分かりやすく、誤操作を防ぎやすいインターフェースです。

ドライブレターの変更だけでなく、パーティションのサイズ調整など、全てのディスク管理作業を同じツール内で行えるため、作業効率が向上します。

パーティションのリサイズ/移動:パーティションを調整して、より効率的に容量を活用できます。
ワンクリックで空き領域を調整Cドライブの容量が不足した場合、他のパーティションの空き領域を直接移動させて容量を拡張できます。(Professional版機能)
パーティション/ディスククローン:重要なデータを、別のドライブへ丸ごとコピーしてバックアップを取ることができます。
パーティションフォーマット:USBメモリやSSDを廃棄・譲渡する際、ドライブレターの固定を解除した後、保存されているデータを完全に消去ことができます。
ブータブルメディアの作成:外付けHDDやUSBメモリを緊急起動用のブータブルドライブとして作成できます。(Professional版機能)
WindowsパスワードリセットWindowsパスワードを忘れた場合、リセット用のUSBを作成し、PCを起動して、Windowsのパスワードをリセット/削除することができます。(Professional版機能)
無料ダウンロードWin 11/10/8.1/8/7
安全かつ高速

手順 1. AOMEI Partition Assistant Standardをダウンロードし、インストールし、起動します。ドライブレターを固定したい外付けハードディスクを右クリックし、「詳細処理」⇒「ドライブ文字を変更」を選択します。

手順 2. ポップアップウィンドウで新しいドライブ文字(この例ではS文字)を選択し、「はい」をクリックします。

手順 3. 保留中の操作を確認し、問題なければ「適用」⇒「続行」をクリックし、ドライブレターを変更、固定します。

💡 プロのコツ:「Z」や「X」など後ろの方にする
  • ここで一つ、アドバイスです。EやFなど、「前のほうのアルファベット」で固定しようとすると、また別のUSBメモリを挿した時にバッティング(衝突)する可能性があります。

  • おすすめは、「Q」とか「X」「Z」など、後ろの方のアルファベットで固定することです。

  • Eドライブにする:USBメモリに先に取られるかもしれない。

  • Zドライブにする:Zまで埋まることはまずないので、誰にも邪魔されず、確実に固定できる!

  • 「データ用はZドライブ!」と決めてしまえば、管理もとても楽になりますよ。

まとめ

ドライブレターを固定する方法、意外と簡単でしたよね?

  • スタートボタンを右クリックして「ディスクの管理」へ。
  • 「ドライブ文字とパスの変更」で固定したい文字を選ぶ。
  • おすすめは、他の機器と被らない「後ろの方の文字」。

一度この設定をしてしまえば、PCを何度再起動しても、USBメモリを何本挿しても、そのHDDはずっと同じアルファベットのままです。毎回の「あれ、どこ行った?」というストレスから解放されましょう!