Lenovoノートパソコンのハードディスクをパーティション分割する方法

Windows10でLenovoノートパソコンのハードディスクをパーティション分割する方法は何ですか?今回は、パーティション分割に「ディスクの管理」またはサードパーティのディスクマネージャーを使用する方法を紹介します。

投稿者 @ひとみ 2024年04月30日 @ひとみ 最後の更新 2023年12月19日

Win10でLenovoノートパソコンのハードディスクをパーティション分割する理由

パーティションとは、ハード・ディスク・ドライブ(HDD)、またはソリッド・ステート・ドライブ(SSD)の仮想空間です。パーティション分割は、物理ディスクをいくつかの独立したドライブパーティションに分割するプロセスです。新しいLenovoノートパソコンを初めて起動する際、通常、Cドライブだけの1つのパーティションが存在します。次に、他のパーティション、たとえばD、E、Fなどのドライブを作成するためにハードディスクをパーティション分割する必要があります。しかし、なぜこれを行う必要があるのでしょうか?

★理由
データ整理を簡単にできる:ファイルやアプリケーション/ソフトが視覚的に分かりやすくて整理しやすいです。実はパーティション分割は、データの整理のためというよりも、バックアップやパソコン動作の快適さを実現できるという大きなメリットがあります。Lenovoノートパソコンのハードディスクがいくつかのパーティションに分割された後、データをより簡単に管理することができます。
複数のオペレーティングシステムを実行できる:Lenovoノートパソコンに複数の異なるオペレーティングシステムをインストールしたい場合、OSをインストールするために複数の独立したパーティションが必要です。
データの断片化を抑えられる:HDDでは、データの保存と削除が繰り返すと、データの断片化が増え、データの読み書き速度が落ちてきます。HDDを搭載したパソコンで動作が段々遅くなってきたと感じたら、たいていはデータの断片化が原因です。パーティション分割してストレージを複数台に分け、あるパーティションにデータの保存や削除が頻繁に行われるようにし、別のパーティションにはデータの保存や削除が頻繁に行われないようにすれば、全体的にデータの断片化を抑制できます。
バックアップしやすい:HDD丸ごとバックアップしたいなら別の話ですが、時にはストレージにはバックアップ不要のデータもあるでしょう。パーティション分割して、バックアップ必要のデータとバックアップ不要のデータを各ストレージに分けて管理しておけば、バックアップ必要のデータが保存されているパーティションのみをバックアップすればいいです。明らかに、ドライブ単位のバックアップのほうがしやすいし、はやいです。

Win10でLenovoノートパソコンのハードディスクをパーティション分割する方法

前述のように、Lenovoノートパソコンのハードディスクを初めて使用する際には、パーティション分割が推奨されます。しかし、どのようにすればよいのでしょうか?ほとんどのノートパソコンユーザーは、自分でSSDまたはHDDをパーティション分割したことがないかもしれません。そこで今回は、パーティション分割する詳細な方法を説明します。

▶方法1.「ディスクの管理」を使用する

「ディスクの管理」は、Windows10に標準搭載されている、ハードディスクとパーティションをうまく管理するためのツールです。それは、パーティションを作成、削除、フォーマットできるし、ドライブ文字を変更できるし、ボリュームを縮小、拡張できます。ほとんどのディスク関連のタスクを実行できます。次は、この便利なツールを使用して、Lenovoノートパソコンのハードディスクをパーティション分割する方法を学びましょう。

ステップ 1. まずはWin10で「ディスクの管理」を開きます。スタートボタンを右クリックして「ディスクの管理」を選択します。

ステップ 2. 唯一のパーティション(Cドライブ)を右クリックし、「ボリュームの縮小」を選択します。ここではDドライブを例として挙げます。

ステップ 3. ポップアップウィンドウで、「縮小する領域のサイズ」を好きなように変更できます。その値を調整した後、問題なければ「縮小」をクリックします。

ステップ 4. すると、Dドライブの後に未割り当て領域が表示されます。この「未割り当て」を右クリックして「新しいシンプルボリューム」を選択します。後は、ウィザードに従ってこのボリュームをフォーマットして、新しいパーティションを作成します。

こうすると、Dドライブを2つのパーティションに分けます。もっと多くのパーティションを作成したいなら、以上の手順を繰り返せばいいです

▶方法2.サードパーティのソフトウェアを使用する

Windows10でLenovoノートパソコンでパーティションを作成する方法は何ですか?「ディスクの管理」以外にも「AOMEI Partition Assistant Professional」というツールを試すことができます。「AOMEI Partition Assistant Professional」は強力なサードパーティのディスクマネージャーで、特にディスクのパーティション分割に優れています。ディスク管理が複雑で面倒だと感じる場合、このソフトウェアを試して、Lenovoノートパソコンでわずか数回のクリックでパーティションを作成することができます。次は、このソフトが提供した機能を使用して、Lenovoノートパソコンのハードディスクパーティション分割を実行しましょう。

Proのデモ版 Win 11/10/8.1/8/7/XP
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注:デモ版は動作確認の目的でのみ使用されます。つまり、デモでは、すべての機能をプレビュー、すべての操作をシミュレートすることしかできません。

ステップ 1. AOMEI Partition Assistantをダウンロード、インストール、起動します。Cドライブパーティションを右クリックし、「パーティションを分割」を選択するか、Cドライブを選択し、右パネルの「パーティションを分割」をクリックします。

ステップ 2. 新規パーティションの値を入力するか、真ん中のスライダをドラッグしてHDDパーティションのサイズを設定します。

ヒント:「詳細」をクリックすると「SSDの性能を最適化するために、パーティションを整列する」が表示されます。クリックしてもいいです。

ステップ 3. 確認後に「適用」をクリックしてください。

ここまで、新規パーティションを作成しました!おめでとうございます!上記の手順を繰り返すことでさらに多くのHDDパーティションを作成できますが、1つのMBRディスクには最大4つのプライマリパーティションまたは3つのプライマリパーティションと1つの拡張パーティション(無制限の論理パーティションを含む)のみが含まれることに注意してください。もしこの制限を破りたいなら、MBRディスクをGPTディスクに変換することをお勧めします。

データを失うことなくMBRディスクからGPTディスクに変換

また、このソフトにはもう1つの機能がLenovoノートパソコンのハードディスクをパーティション分割することができます。無料のStandard版の「パーティションをリサイズ/移動」機能を利用して、HDDパーティション分割を実行しましょう。

無料ダウンロードWin 11/10/8.1/8/7/XP
安全かつ高速

ステップ 1. まずはAOMEI PA Standardを無料でダウンロードし、インストールし、起動します。そして分割したいボリューム(ここではDパーティション)を右クリックして「パーティションをリサイズ/移動」を選択します。

ステップ 2. スライダーを左方向にドラッグして、作成する未割り当て領域のサイズを決めます。そして「はい」をクリックします。

ステップ 3. ホーム画面に戻り、Dパーティションの後ろに未割り当て領域が表示されます。その未割り当てを右クリックして「パーティションを作成」を選択します。

ステップ 4. 同様にスライダーをドラッグして、作成する新しいパーティションのサイズを調整します。そして「はい」をクリックします。

ヒント ▶もしMBRディスクの上に既に4つのプライマリパーティションが存在しているなら、新しく作成したパーティションは論理ドライブしかなりません。 ▶また、ご覧のようにここではドライブ文字とファイルシステムを変更することができます。更に、「詳細」オプションをクリックして、他の設定を変更することもできます。SSDを分割する場合、「SSDパーティションを整列」にチェックを入れてください。

ステップ 5. 最後はパーティション分割した後の結果を確認して問題なければ、「適用」をクリックして全ての操作を実行します。

まとめ

Windows10でLenovoノートパソコンのハードディスクをパーティション分割する方法について、この記事では、Windows標準搭載ツール「ディスクの管理」とサードパーティのディスクマネージャー「AOMEI Partition Assistant」を紹介しました。

比較すると、後者はもっと便利かつ高速です。Standard版(無料)とProfessional版(有料)があり、好きに選んでダウンロードして試すことができます。Professional版にアップグレードしたら、もっと便利かつ高速な「パーティションを分割」「コマンドラインでの分割」「高速分割」機能を直接利用できます。さらに、空き領域の割り当てやパーティションの拡張、データ復元重複ファイルファインダーなど、その他の素晴らしい機能も含まれています。

Windows Serverユーザー向けのServer版もあります。