Windows 11アップデート後に消えたファイルを復元する方法

Windows 11にアップグレードすると元のファイルが消えたことがあります。この記事では、この問題が発生する理由を説明し、消えたファイルを簡単に復元する5つの効果的な方法を紹介します。

ひとみ

投稿者:ひとみ/更新日:2023年12月19日

この記事を共有: instagram reddit

まえがき

システムをWindows 11にアップグレードしたい理由はたくさんあります。例えば、ウイルスなどの潜在的な脅威からコンピュータを保護するためのセキュリティ更新や、より新しい機能を体験するためなどです。 Windows 10/8.1/7からWindows 11へのアップデートは通常シームレスで、ほとんどのデータファイルはそのまま残ります。

しかし、場合によっては、アップデートした後にファイルが消えてしまうことがあります。この場合、いくつかの方法でWindows 11の消えたファイルを復元することができます。

次に、Windows 11にアップデートした後にファイルが消える原因と消えたファイルを復元する方法について説明します。

Windows 11にアップデート後にファイルが消える原因

Windows 11アップグレード後、様々な要因でファイルが消えたり非表示になることがあります。 しかし、あまり心配する必要はありません。この記事を読んだ後、紹介した方法を使用し、簡単に消えたファイルを復元することができます。以下は、Windowsアップグレード中にデータが失われるいくつかの理由です。

一時プロファイルでサインインしていること:一時的なプロファイルでサインインしている場合、ファイルが消えてしまうことがあります。
アカウントの問題:アップグレード前に使用していたアカウントが Windows 11で正しく機能しない場合、ファイルが消える可能性があります。
ファイルの場所の変更:アップグレード中またはアップグレード後に、ファイルが誤って別の場所に移動されることがあります。
誤削除:特定の状況では、Windows 11への移行中にファイルが誤って削除されることがあります。

Windows 11にアップデート後に消えたファイルを復元する方法

▶方法1.一時的なアカウントを削除する

誤って一時的なプロファイルでサインインした場合、パソコンでファイルが見つからなくなります。一時的なアカウントを削除して、ファイルが再び表示されます。

ステップ 1. 「スタート」>「設定」>「アカウント」の順に選択し、「設定の同期」をクリックします。 上部に「Windows の一部の機能は、Microsoftアカウントまたは職場アカウントを使用している場合にのみ利用できます。」と表示されたら、コンピュータを再起動して再度ログインします。 これで一時的なアカウントが削除され、ファイルに再びアクセスできるようになります。

ステップ 2. 上記の手順を繰り返し、「同期の設定」をオンにしておきます。

ステップ 3. コンピュータを再起動し、再度ログインします。「アカウントにログインできませんでした」というメッセージが表示された場合は、ログアウトしてからプロファイルを入力して再度ログインしてみてください。

設定の同期

▶方法2.タスクバーを使用して消えたファイルを検索する

ログインに問題がなければ、Windows検索ツールを使用して目的のフォルダーを見つけることができます。

2つのオプションがあります。まず、ファイルエクスプローラーの検索機能を使用します。 あるいは、タスクバーにある検索バーを利用することもできます。検索バーに検索したいファイル、フォルダー、プログラム、コンテンツの名前または名前の一部を入力します。

ここでは、例としてタスクバーにある検索バーを利用して、ファイルを検索する方法を紹介します。

例えば「見積」という検索ワードを入れてみると、次のようにWindowsパソコン内がファイル検索され、該当するファイル・フォルダが一覧表示されます。

検索

▶方法3.バックアップを使用して消えたファイルを復元する

Windows 11にアップグレードする前にバックアップを作成した場合、以前のバックアップから直接ファイルを復元することができます。

ステップ 1. 「コントロールパネル」を開き、「システムとセキュリティ」に移動し、「バックアップと復元(Windows 7)」をクリックします。

バックアップと復元

ステップ 2. 「ファイルの復元」をクリックします。

ファイルの復元

ステップ 3. ここで、「ファイルの参照」をクリックして、復元したい削除されたテキストファイルを選択し、「次へ」をクリックします。

ファイルの参照

ステップ 4. 保存先を選択します。「復元」をクリックします。

保存する場所

▶方法4.Windows管理者アカウントを有効にする

前のWindowsシステムでMicrosoftアカウントを作成した場合、この管理者アカウントが無効になり、ファイルは消える可能性があります。これらのファイルにアクセスするには、アカウントを再度アクティブにしてログインする必要があります。

ステップ 1. 検索ボックスに「コンピューターの管理」と入力し、表示された結果から「コンピューターの管理」を選択します。

ステップ 2. 左側のパネルで「ローカルユーザーとグループ」を選択し、次に「ユーザー」を選択します。 「Administrator」という名前のユーザーに、下矢印が表示されている場合は、このアカウントが無効であることを示します。次の手順に従ってアカウントを有効にしてください。

ロカールユーザーとグループ

ステップ 3. 「Administrator」をダブルクリックします。すると、「Administratorのプロパティ」というウィンドウが表示されるので、「アカウントを無効にする」からチェックをはずします。(この管理者アカウントが無効になり、ファイルは消える可能性があります。)

アカウントを無効にする

ステップ 5. 「OK」をクリックします。これでAdministratorアカウントは有効になります。

ステップ 6. その後、サインアウトしてから、管理者アカウントを使用してファイルにアクセスします。

▶方法5.AOMEI Partition Assistantを使用する

AOMEI Partition Assistant Professionalは、様々なストレージデバイスからのデータ復元に対応したデータ復元ソフトです。失われたデータが新しいデータで上書きされていない限り、このソフトウェアを使用してデータを復元することができます。Windows 11にアップデートした後に消えたファイルを復元するには、AOMEI Partition Assistant Professionalを使用することができます。

以下のガイドに従って、データを復元して始めましょう。

Proのデモ版 Win 11/10/8.1/8/7/XP
安全かつ快適
注:デモ版は動作確認の目的でのみ使用されます。つまり、デモでは、すべての機能をプレビュー、すべての操作をシミュレートすることしかできません。

ステップ 1. AOMEI Partition Assistant Professionalをインストールして実行し、メインインターフェースで「復元」>「データ復元」をクリックします。

データ復元

ステップ 2. Windowsデータの復元ツールがポップアップ表示されます。データ復元を実行するパーティションを選択し、「スキャン開始」をクリックしてください。

スキャン開始

ステップ 3. スキャンが完了すると、削除したすべてのファイル(ごみ箱の中から削除したデータ、または行方不明になるほかのファイル)が表示されます。復元したいデータを選択し、「復元」をクリックしてください。

復元

ステップ 4. 復元したデータを保存するPC上のフォルダパスを選択してください。

ステップ 5. 復元の進行が始まり、復元が成功すると選択したパスにデータが保存されます。「OK」をクリックします。

復元成功

まとめ

Windows 11にアップグレードした後、消えたファイルを復元する必要がある場合、上記の方法を試してみてください。すべての方法の中で、AOMEI Partition Assistant Professionalは、Windowsで消えたファイルを復元するための非常に信頼できるソフトです。

また、AOMEI Partition Assistant Professionalには、ハードドライブの消去、SSDやHDDへのOS移行、ディスクのデフラグ、空き領域の割り当てなど、コンピューターのパフォーマンスを向上させる他の機能が多くあります。

ひとみ
ひとみ・編集者
ひとみは、パソコンに関わるヘルプドキュメント、基礎知識、リソースなどを書いています。そのほか、バックアップ&復元、クローン、ディスク&パーティションの管理などの記事もたくさん持っています。分かりやすく、手順が追いやすい文章を心がけ、ユーザーがトラブルをスムーズに解決できるように工夫しています。専門用語を適切に解説し、異なる知識レベルの読者にも理解しやすい文章を心がけています。信頼性の高い情報を見極め、最新のトレンドやテクノロジー動向にも常に注意を払っています。