VALORANTの容量を減らす方法｜キャッシュクリア・不要ファイル削除

VALORANTの容量が急に増えるのはなぜ？

VALORANTは軽いFPSゲームとして知られていますが、時々インストール容量が急に増えることがあります。この現象にはいくつかの理由があります。

容量が増える主な理由：

古いアップデートデータが削除されていない

一時ファイル・ログファイルが蓄積

Vanguardのログや設定ファイルが残っている

最も一般的なのは、ゲームのアップデートやパッチを適用する際に、一時ファイルや古いバージョンのデータが残ることです。 通常、アップデート後に自動で削除されますが、うまくクリアされないと、それらが蓄積して容量を圧迫します。

また、ログファイルやクラッシュレポート、リプレイキャッシュなどが長期間削除されずに保存されていることもあります。 これらのファイルは「C:\Users\ユーザー名\AppData\Local\VALORANT」などの隠しフォルダに蓄積されており、定期的に手動で削除しない限り、肥大化していきます。

さらに、VALORANTはRiot Vanguard（アンチチートプログラム）と一緒に動作しており、このVanguardもWindowsのシステム層に深く入り込んでいるため、見えにくい場所にデータを保持していることがあります。 容量が増えた原因の一つにVanguardのログや診断データが関係している可能性も否定できません。

VALORANTの容量を減らす方法

VALORANTは軽量なタクティカルFPSとして知られていますが、実際にインストールして長時間プレイしていると、容量が急に増えて足りないと感じることもあります。

• 「アップデートができない…」
• 「Cドライブの容量がいっぱい…」
• 「いつの間にかVALORANTだけで40GB以上占めている」

そんな時に必要なのは、キャッシュや不要なファイルを削除して、ゲームの容量を安全に減らす方法です。VALORANT容量の増加が気になったら、以下の4つの方法でストレージを整理することができます。

1. VALORANTのキャッシュや不要ファイルを削除

まずは手動でVALORANT関連の不要ファイルやキャッシュを削除しましょう。これにより、数GB〜10GB以上の空き容量を回復できる場合もあります。具体的には、以下の手順でキャッシュを削除できます。

①Riot Gamesフォルダに移動

デフォルトのインストール場所は「C:\Riot Games\VALORANT\live\ShooterGame\Content\Paks」です。このフォルダ内のキャッシュファイルを削除します。これにより、ゲームの起動時に読み込まれる不要なデータが削除され、容量を削減できます。

②ディスククリーンアップの実行

Windowsのディスククリーンアップ機能を利用して、不要なファイルを削除できます。

Cドライブを右クリックし、「プロパティ」を選択後、「ディスククリーンアップ」をクリックします。削除したいファイルを選択して「OK」をクリックします。

③ネットワークキャッシュのクリア

Windowsキーを押して「cmd」と入力し、コマンドプロンプトを管理者として実行します。「ipconfig /flushdns」を実行することで、DNSキャッシュをクリアできます。

これらのファイルはゲーム動作には直接関係しないため、削除しても問題ありません。ただし、心配な場合は削除前にバックアップを取っておくと安心です。これらの方法で、VALORANTのキャッシュクリアを行い、ゲームのパフォーマンスを改善したり、ストレージ容量を節約したりすることができます。

2. Vanguard（アンチチート）の容量もチェック

Vanguardも意外にシステムドライブ（Cドライブ）を圧迫する要因になります。

「C:\Program Files\Riot Vanguard」や、System32やTempフォルダ内に残された診断用のログファイルが容量増加の原因になっていることがあります。

Vanguardの完全なクリーンアップを行いたい場合は、一度VALORANTをアンインストールしてから、手動で残ったVanguardのフォルダを削除し、再インストールするとよいでしょう。

3. Cドライブを拡張

VALORANTをインストールしているCドライブがすでに容量足りない場合、Cドライブを拡張するのが有効です。

プロのパーティション管理ツールAOMEI Partition Assistantを使えば、Dドライブや未割り当て領域からCドライブに空き容量を移動することができます。これはVALORANTだけでなく、Windows全体のパフォーマンス改善にもつながるため、空き容量不足が深刻な場合におすすめです。

AOMEI Partition Assistantのその他の便利な機能

ディスククローン – SSDやHDDを丸ごとクローンし、新しいストレージに環境を移行可能。

OS移行 – OSを新しいSSDに移行し、クリーンインストール不要でシステムを高速化。

MBR／GPT変換 – ディスクのフォーマット形式を変更する際にも、データを失うことなく変換。

パーティション管理 – パーティションの作成・結合・削除・フォーマットなどを簡単に実行。

PCクリーナー – 不要なキャッシュや一時ファイルを削除し、ストレージの最適化をサポート。

ブート修復 – Windowsが起動しない場合に、ブート設定を修復してPCを正常に動作させる。

Windows Serverでディスクパーティションを管理する場合は、Server版に切り替えてください。 

ステップ 1. AOMEI Partition Assistantをダウンロードして起動し、調整したいパーティションを右クリックして、「ワンクリックで空き領域を調整」を選択します。

ステップ 2. Cドライブを選択し、ドラッグポイントをドラッグしてパーティションサイズを変更します。そして 「はい」をクリックします。

ステップ 3. 「保留中の操作」を表示することで、操作をプレビューすることができます。保留されている操作を実行するには、「適用」と「続行」をクリックしてください。

ステップ 4. 処理が開始され、進行状況を確認できます（Cドライブの場合は直接再起動します）。処理が完了するまで時間がかかる場合があります。

4. クリーンインストールで容量を完全初期化

もしVALORANTの容量が膨れすぎて手に負えない状態になったら、クリーンインストールが最も確実な解決法です。

ステップ 1. WindowsのコントロールパネルからVALORANTとRiot Vanguardを完全にアンインストールします。

ステップ 2. 以下のような関連フォルダを手動で削除：

C:\Riot Games

%AppData%\Riot Games

%LocalAppData%\VALORANT

%ProgramData%\Riot Games

ステップ 3. 再起動後、VALORANT公式サイトから最新版をインストールします。

この方法により、不要なファイルをすべて削除し、最小限のインストール構成で再スタートできます。

まとめ

VALORANTの容量が急に増える原因は、アップデート残留ファイル、キャッシュ、ログファイルの蓄積、Vanguard関連データの増加などさまざまです。こうした問題に対処するには、不要ファイルの削除やCドライブの拡張、クリーンインストールが有効です。また、Cドライブの容量に余裕がない場合は、初回インストール時に別のドライブを選択することで、システムのストレージ負荷を分散させることも可能です。PCのパフォーマンスを維持しつつ、快適にVALORANTを楽しむためにも、定期的なストレージの管理を心がけましょう。

よくある質問

1. Vanguardのログは削除してもいい？

Riot Vanguardは動作中にログファイルを生成し、それをCドライブの一部に保存しています。これらのログファイルは削除してもゲームやシステムに悪影響はありません。 ログファイルの場所は主に以下のような場所です：

C:\ProgramData\Riot Games\Vanguard

ファイルのサイズは小さいことが多いですが、長期間プレイしていると積もって数百MB程度になることもあります。ストレージの掃除として定期的に削除するのは問題ありませんが、ログを削除する前にゲームを終了しておくことをおすすめします。

2. VALORANTをCドライブ以外にインストールできる？

はい、VALORANTはCドライブ以外のドライブにもインストールできます。初回インストール時、インストール先のフォルダを選択する画面で、Dドライブや外部SSDなど任意の場所を選べばOKです。

ただし、Riot VanguardだけはWindowsのセキュリティ層と深く連携しているため、一部のファイルはCドライブにインストールされる点に注意してください。

すでにインストール済みで移動したい場合は、一度アンインストールして、再度別のドライブを選択してインストールするのが安全で確実です。

3. VALORANT再インストール時に感度や設定は消える？

VALORANTの再インストールをしても、一部のゲーム設定や感度（マウスのDPI/センシ）などは残ることがあります。これらの設定は多くの場合、Riotのクラウド側にも一部同期されており、再ログイン後に自動で復元されることがあります。 ただし、ローカル保存の設定ファイル（例：カスタムキー設定や解像度など）は削除される可能性があります。念のため、以下のフォルダをバックアップしておくと安心です：

C:\Users\<ユーザー名>\AppData\Local\VALORANT

C:\Users\<ユーザー名>\AppData\Roaming\Riot Games