「Windows 11/10」管理者権限なしでBitLockerを無効にする方法

AOMEI Partition Assistantを使って、管理者権限、パスワード、回復キーなしでBitLockerを無効にすることができます。この記事では、AOMEI Partition Assistantを利用して、BitLockerを無効にする方法と管理する方法を紹介します。

ひとみ

投稿者:ひとみ/更新日:2024年09月20日

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実例:管理者権限なしでBitLockerを無効化したい

「管理者権限もBitLockerのコードもありません。Dell Inspiron 14 2in1の管理者アカウントが消えてしまい、標準ユーザーアカウントしか使えません。ネット上で色々な方法を試してみましたが、うまくいきませんでした。BitLockerの回復キーもなく、おそらく印刷して捨ててしまったのでしょう。さらに、重要なデータが保存されているアプリケーションにアクセスしようとすると、UACのプロンプトが出てきて進めません。管理者権限なしでBitLockerを無効にする方法はありますか?」– マイクロソフトコミュニティの質問より

管理者権限やBitLockerの回復キーなしでBitLockerを無効にすることは可能?

BitLockerを設定すると、ドライブ上のすべてのデータが暗号化され、コンピュータはその状態を維持します。しかし、管理者権限がなく、回復キーも見つからない場合、通常はドライブの暗号化を解除できません。このような場合、暗号化されたドライブをフォーマットするか、サードパーティのツールを使用して回復する必要があります。ここでは、AOMEI Partition Assistantを使った方法をご紹介します。

AOMEI Partition Assistantで管理者権限なしでBitLockerを無効にする方法

管理者権限やパスワード、回復キーなしでBitLockerを無効にするには、暗号化されたドライブをフォーマットする必要があります。この方法ではデータが削除されますが、AOMEI Partition Assistantを使えば、フォーマット後にデータを復元することも可能です。このソフトウェアは、BitLockerドライブのフォーマットだけでなく、有効化/無効化の切り替えやロック/ロック解除、回復キーのバックアップなども簡単に行うことができます。

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ステージ1. BitLockerドライブをフォーマットする

手順 1. AOMEI Partition Assistantで暗号化されたドライブを右クリックし、「パーティションをフォーマット」を選択します。

パーティションをフォーマット

手順 2. ポップアップウィンドウで、パーティションラベル、ファイルシステム、それにクラスタサイズを設定することができます。「はい」をクリックして変更を確認します。

💻どのクラスタサイズがいいか分からない場合、デフォルトサイズを使うことをお勧めします。

適用

手順 3. メイン画面に戻り、仮想結果をビューすることができます。問題なければ「適用」 をクリックし操作を実行します。

適用

ステージ2. 失われたデータを復元する

手順 1. AOMEI Partition Assistantをインストールして実行し、メインインターフェースで「復元」→「データ復元」をクリックします。

データ復元

手順 2. Windowsデータの復元ツールがポップアップ表示されます。データ復元を実行するパーティションを選択し、「スキャン開始」をクリックしてください。

スキャン開始

手順 3. スキャンが完了すると、削除したすべてのファイル(ごみ箱の中から削除したデータ、または行方不明になるほかのファイル)が表示されます。復元したいデータを選択し、「復元」をクリックしてください。

復元

手順 4. 復元したデータを保存するPC上のフォルダパスを選択してください。

手順 5. 復元の進行が始まり、復元が成功すると選択したパスにデータが保存されます。

復元成功

ステージ3. BitLockerを無効にする

フォーマット後、パスワードが解除されますが、データは暗号化されたままであり、BitLocker回復キーを使用して解除する必要があります。

手順 1. 画面上部のツールバーで「ツール」タブをクリックし、「BitLocker」を選択します。

BitLocker

手順 2. すべてのドライブ(オペレーティングシステムドライブ、固定データドライブ、リムーバブルドライブなど)が表示されたら、復号化したい暗号化ドライブを見つけ、「BitLockerを無効化」オプションをクリックしてください。

BitLockerを無効化

手順 3. ドライブを復号化するには、「パスワードでドライブを復号化」「回復キーでドライブを復号化」2つの方法が利用可能です。必要に応じて1つの方法を選択します。

パスワードでドライブを復号化

手順 4. 「パスワードでドライブを復号化」を選択した場合、正しいパスワードを入力して「復号化」ボタンをクリックします。

パスワードでドライブを復号化

手順 5. その後、復号化プロセスが開始され、ドライブの復号化には時間がかかる場合があります。復号化プロセスが完了したら、「完了」をクリックしてください。これで、ドライブ上のBitLockerは解除されます。

復号化完了

その他の管理者権限なしでBitLockerを無効にする方法

方法1. 回復キーのバックアップを探す

BitLockerを設定する際に、さまざまな方法で回復キーをバックアップすることができます。これには、「Microsoftアカウントに保存する」、「USBフラッシュドライブに保存する」、「ファイルに保存する」、「回復キーを印刷する」という方法があります。パスワードを忘れた場合は、これらの場所を訪れてサポートを求めることができます。

WindowsドライブをBitLockerで暗号化すると、テキストファイルが表示されます。このファイルには、PCに「回復キー」と呼ばれるコードを設定します。ドライブを暗号化するには、このコードファイルを保持する必要があります。そうすれば、パスワードを変更できない場合でも、簡単にマシン上で見つけることができます。「BitLocker Recovery Key」というA.BEKファイルがBitLockerの回復キーを保持しています。

👍【関連記事】BitLockerの回復キーの確認・見つけ方 | 簡単な手順で安心復旧!

方法2. 通常使用していたパスワードを試す

多くの人が、BitLockerに強力なパスワードを設定するよう推奨されていますが、実際にはよく使うパスワードや覚えやすいものを設定している場合が多いです。以前に使用したすべてのパスワードを試してみてください。

まとめ

管理者権限なしでBitLockerを無効にするのは難しいですが、AOMEI Partition Assistantを使用すれば、暗号化されたドライブをフォーマットし、データを復元し、BitLockerの管理を行うことができます。また、回復キーのバックアップを確認したり、使い慣れたパスワードを試す方法もあります。このソフトウェアを利用すれば、暗号化されたドライブのクローン作成や、プログラムの移動、MBR修復なども簡単に行うことができます。Windows Serverユーザーの方には、Serverエディションの使用をお勧めします。

ひとみ
ひとみ・編集者
ひとみは、パソコンに関わるヘルプドキュメント、基礎知識、リソースなどを書いています。そのほか、バックアップ&復元、クローン、ディスク&パーティションの管理などの記事もたくさん持っています。分かりやすく、手順が追いやすい文章を心がけ、ユーザーがトラブルをスムーズに解決できるように工夫しています。専門用語を適切に解説し、異なる知識レベルの読者にも理解しやすい文章を心がけています。信頼性の高い情報を見極め、最新のトレンドやテクノロジー動向にも常に注意を払っています。