【2025最新】Windows 11・10でHDDをリセットする方法

HDDを安全にリセットして再利用!Windows 11・10対応の3つの具体的なリセット方法で、ストレージを初期化し安心して活用する手順を解説します。

カオル

投稿者:カオル/更新日:2025年01月24日

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HDDをリセットしたいけれど、どこから始めればいいのかわからない…」そんなお悩みをお持ちではありませんか?パソコンを売却する前や、データを整理して再利用する際には、HDDを初期状態に戻すことが重要です。しかし、間違った方法でリセットすると、データ漏洩のリスクが残ったり、ストレージが正しく利用できなくなることもあります。

この記事では、Windows 11・10を使ってHDDを安全かつ効率的にリセットする方法を徹底解説します。初心者でも簡単にできる手順や注意点をカバーしているので、この記事を読めばHDDリセットのすべてがわかります!ぜひ最後までお読みください。

HDDをリセットするとは何か

HDDをリセットするとは、ストレージ内に保存されているデータや設定を削除し、ハードドライブを初期状態に戻す作業を指します。このリセットにはいくつかの方法があり、それぞれ異なる目的や結果があります。

具体的には、以下の3つがHDDリセットの代表的な方法です:

消去:HDDのファイルシステムと関連付けられたデータをすべてのデータを永久かつ完全に抹消するプロセスです。HDDから完全消去したデータはいかなる方法を使っても復元することができなくなります。

パーティションの削除やクリーンアップ:HDDを構成する領域(パーティション)を削除して、ストレージ全体を空にします。これにより、HDDを再利用する際に新しい構成を作成できます。

フォーマット:HDD全体を再初期化し、ファイルシステム(例:NTFSやexFAT)を設定し直す方法。これにより、ドライブは新しいデータを保存できる状態に戻ります。

リセット後のHDDは何に使うか

HDDをリセットすると、データが完全に削除され、新しい用途に再利用できる状態になります。以下に、リセット後のHDDの具体的な活用例を詳しくご紹介します。

1. 新しいOSをインストールして再利用する

リセットしたHDDは、新しいオペレーティングシステム(OS)をインストールするためのクリーンな環境として使用できます。

2. 外付けストレージとして利用する

リセット後のHDDは、外付けストレージとして活用することができます。例えば、写真や動画、ドキュメントなどの重要なデータを保存するためのバックアップ用ドライブとして使用します。

3. データ共有用ストレージ

リセットしたHDDをNAS(ネットワーク対応ストレージ)やホームサーバーに接続すれば、複数のデバイス間でデータを簡単に共有できます。家庭や小規模オフィスでの利用に適しています。

4. パソコン売却や譲渡の準備

HDDをリセットすることで、個人情報や機密データが含まれない状態にし、安全にパソコンを売却または譲渡することができます。リセット後に新しいOSをインストールすれば、受け取る側もすぐに使える状態で渡せます。

5. セカンドストレージとして利用

リセット後のHDDをパソコンに接続して、データ専用のセカンドストレージとして活用することも可能です。

注意点

リセット後のHDDを使用する際には、以下の点に注意してください:

健康状態の確認:古いHDDの場合、リセット後にエラーや異音がないかチェックしましょう。必要に応じてHDD診断ツールを使用してください。

完全にリセットされているか確認:データ復元されるリスクを避けるために、リセットが完全に実行されたことを確認しましょう。

Windows 11・10でHDDをリセットする3つの方法

ここでは、HDDをリセットする3つの方法を紹介します。

- 方法1.ハードドライブを消去する

ここでは、信頼性の高いHDD消去ソフトAOMEI Partition Assistantを強くお勧めします。この強力なディスクパーティション管理ソフトはWindows 11、10、8、7向け、HDDとパーティションを便利に管理することができます。その「ハードディスクを消去」機能を使うことで、さまざまなストレージを完全に消去できます。

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HDD消去操作を実行した後、いかなるデータ復旧ソフトでデータを復元できないので、事前に重要なデータをバックアップしておいてください。

ステップ 1. 外付けHDDの場合はパソコンに挿し込み、認識できることを確認します。

ステップ 2. AOMEI Partition Assistantをインストール、起動します。完全消去したいHDDを右クリックして「ハードディスクを消去」をクリックします。

ハードディスクを消去

ステップ 3. 「消去方法」をクリックして、完全消去の方法を選択します。

☛消去方法:
全セクタにゼロを書き込む:すべてのセクタをゼロで上書きします。個人で使うハードディスクの消去によく使われています。安全かつ迅速です。
セクタにランダムデータを書き込む:ハードディスクをランダムデータで上書きします。一番目の方式よりも安全です。
DoD 5220.22-M:DoD基準が初めて「米国国家産業保全プログラム運用マニ ュアル」で公開されました。「ゼロの書き込み」と「ランダムデータの書き込み」よりはるかに安全で、Guttmanより速いです。組織やデータサニタイゼーションプロバイダーによく使用されます。
Gutmann:ハードディスクを35回以上上書きします。最も安全な方法ですが、一番時間がかかります。

消去方法

ステップ 4. 「適用」と「続行」をクリックして操作を実行します。

続行

- 方法2.すべてのパーティションをクリーンする

コマンドプロンプトを利用して、HDD上のすべてのパーティションを削除し、HDDをクリーンできます。

ステップ 1. タスクバーの検索ボックスに「cmd」と入力し、右クリックして「管理者として実行」を選びます。

ステップ 2. 「コマンドプロンプト」が開いたら、「diskpart」と入力してEnterを押します。※ユーザーアカウント制御が表示されたら「はい」をクリックします。

ステップ 3. diskpart.exeが起動したら、次のコマンドを順番に入力します。すべてのコマンドは、入力後にEnterを押すことで実行されます。

list disk(PCに接続されているSSD/HDD/USBの一覧が表示されます。)
select disk n(nはHDDのディスク番号です。)
clean(データ含めパーティションも全て消去されます。)
exit

コマンド

- 方法3.HDDをフォーマットして初期化する

HDDのデータを削除し、新しいファイルシステムでフォーマットすることもできます。

ステップ 1. 「PC」を右クリックし、「管理」を選択します。左側ので「ディスクの管理」をクリックします。

ステップ 2. 既存のハードディスクが一覧表示されます。次に、初期化したいハードディスクを右クリックし、「フォーマット」をクリックします。

フォーマット

ステップ 3. 「クィックフォーマットする」のチェックを外し、ファイルシステムを選択し、「OK」をクリックしまず。

OK

まとめ

HDDをリセットすることで、安全にデータを削除し、新たな用途でストレージを活用できます。Windows 11・10では、「データを完全に消去する」「パーティションをクリーンアップする」「フォーマットして初期化する」の3つの方法を使えば、目的に合わせたリセットが可能です。これらの手順を正しく実行することで、データ漏洩のリスクを防ぎ、ストレージを最大限に活用できます。HDDをリセットしたい場合は、この記事の内容を参考に、安全かつ確実に作業を行いましょう。

カオル
カオル・編集者
カオルはパソコンの基礎知識や、各ソフトに関することなど、幅広く紹介します。わかりやすく、初心者やパソコンに苦手の方でも分かるように工夫をして、IT業界に対しても深い興味を持っています。パーティション管理に関する問題に関心があり、同じ問題に遭遇したユーザーは是非ともブログを参照してください。