いま使っているパソコン環境をそのままに、完全無料でWindows 11を試してみませんか?無料の仮想化ソフト「VirtualBox」を使って、Windows 11の仮想マシンを安全に作成・構築する方法を、初心者向けに分かりやすく説明します。
通常、新しいOSを試すにはパソコンを買い替えるか、リスクを冒して中身を書き換える必要があります。しかし、「VirtualBox Windows 11」の組み合わせなら、すべて無料で安全に実現できます。
快適な仮想環境を作るために、まずは以下の2つを事前に用意しましょう。
準備ができたら、いよいよ仮想環境を構築していきましょう。手順は大きく分けて3つのステップです。
VirtualBoxの公式サイトから最新版をダウンロードして、お使いのパソコンにインストールしておきます。あらかじめダウンロードしておいたWindows 11のISOファイルも、分かりやすいフォルダー(デスクトップなど)に置いておきましょう。
VirtualBoxを起動し、上部にある青い「新規」ボタンをクリックします。
名前:「Windows11_テスト環境」など、分かりやすい名前を入力します。
ISOイメージ:矢印をクリックして「その他」を選び、用意したWindows 11の「ISOファイル」を選択します。
※最新のVirtualBoxでは、ISOファイルを選ぶだけで「タイプ」や「バージョン」が自動でWindows 11に切り替わります。
メモリとプロセッサー:仮想マシンに分けるパワーを決めます。メモリは「4096MB(4GB)」以上、CPU(プロセッサー)の数は「2」以上のスライダーを緑色の範囲内で設定します。
仮想ハードディスク:容量を決めます。Windows 11を動かすなら「60GB〜80GB以上」が目安です。
「完了」をクリックすると、画面左側にWindows 11の「箱」が完成します。
作成した仮想マシンを選び、緑色の「起動」ボタンをクリックします。
画面が立ち上がり、「Press any key to boot...」と表示されたら、キーボードのスペースキーなどを素早くポンと叩きます。
通常のパソコンを買ったときと同じ、お馴染みのWindows 11のセットアップ画面が始まります。画面の指示(言語やキーボードの選択)に従って進めていけば、デスクトップ画面が出現します。
Windows 11には、本物のパソコンでも問題になった「TPM 2.0」や「セキュアブート」といった厳しいシステム要件(制限)があります。
これらが原因で、インストール途中に「このPCではWindows 11を実行できません」とエラーが出て進めなくなるトラブルが初心者に多発しています。
仮想マシンを作成する最初の画面(ステップ2の段階)で、「無人インストール(Unattended Installation)」という機能が標準で用意されています。ここを確認し、VirtualBoxが用意してくれる自動設定をそのまま利用すれば、面倒なTPM 2.0やセキュアブートの制限をバックグラウンドで自動的にクリアしてくれます。もしエラーが出る場合は、仮想マシンの「設定」>「システム」タブを開き、「EFIを有効にする」にチェックが入っているか、またTPMが「v2.0」に設定されているかを事前に確認してみてください。
ここまで紹介したVirtualBoxでの構築方法は、細かな設定を自分でカスタマイズできる一方で、「英語が混じった設定項目が多い」「ISOファイルの読み込みタイミングがシビア」「要件エラーの回避が面倒」といった具合に、PC操作に不慣れな方にとっては少しハードルが高く感じられることも事実です。
「もっと手軽に、数クリックでWindows 11の検証環境を作りたい」という方には、多機能ディスク管理ソフト「AOMEI Partition Assistant」の最新バージョンに搭載された新機能「仮想マシン管理・作成」を利用するアプローチが非常におすすめです。
AOMEI Partition Assistantの仮想マシン作成機能は、Windows標準の仮想化エンジンである「Hyper-V」をバックグラウンドで活用する仕組みになっています。特筆すべきは、面倒な設定のほとんどをソフトが自動で肩代わりしてくれる点です。
ステップ 1. AOMEI Partition Assistantを開き、「仮想マシン管理」→「仮想マシンを作成」を選択します。
ステップ 2. ソフトは、パソコンにHyper-Vサービスがインストールされているかどうかを検出します。インストールされている場合、「インストール」ボタンをクリックして、Hyper-Vサービスのインストールを開始します。
ステップ 3. Hyper-Vサービスが正常にインストールされたら、マシンを再起動した後にVMを作成できます。「再起動」ボタンをクリックして、すぐにPCを再起動します。
ステップ 4. 「参照」ボタンをクリックして、VMを作成するためのWindowsシステムISOイメージファイルを選択します。ISOが選択されたら、「次へ」をクリックして続行します。
ステップ 5. その後、VMの名前や配置場所などを設定できます。設定が完了したら、「次へ」をクリックして、仮想マシンの作成を開始します。
処理が正常に完了すると、成功したことを示すポップアップが表示されます。「仮想マシンを管理」オプションをクリックすると、Hyper-Vマネージャーが開き、Hyper-V上の仮想マシンを確認したり管理したりできます。
難しそうに思える「VirtualBoxでWindows 11を動かす方法」ですが、最新のVirtualBoxを使えば、「ISOファイルを読み込ませて、画面の指示通りに進めるだけ」で、初心者でも完全無料かつ安全に自分だけのテスト環境を手に入れることができます。
現在のパソコン環境を壊すリスクは一切ありません。サポート終了対策の予習や、新しいOSに慣れるための練習台として、ぜひこの記事の手順を参考に快適な仮想Windows 11ライフを始めてみてくださいね!