Windows 11/10でBitLockerが有効か無効かを確認する方法

WindowsのBitLockerが有効か無効かを確認する方法は、エクスプローラやCMDから簡単に確認できます。この記事では、Windows 11/10でBitLockerの有効無効の確認方法と、暗号化を解除する方法について詳しく解説しています。

投稿者 @ひとみ 2024年09月20日 @ひとみ 最後の更新 2024年09月20日

BitLockerが有効か無効かを確認する方法についてお困りでしょうか?

BIOSを更新した後、このPCでBitLockerが有効になっているのか分かりません。BitLockerキーを確認しても、メインのPCが表示されません。これはBitLockerが無効になっているということでしょうか?」といった疑問が、Microsoftコミュニティでも多く見られます。

BitLockerは、Windowsシステムに搭載されたフルディスク暗号化機能で、AES暗号技術と128ビットまたは256ビットのキーを使用して、ディスク全体を暗号化し、不正アクセスからデータを保護します。しかし、場合によってはBitLockerを無効にする必要が出てくることもあります。

たとえば、上記のケースのように、Windows PCでBitLockerが有効か無効かを確認したい場合、心配は不要です。WindowsのBitLockerが有効か無効かを確認する方法は、エクスプローラやCMDから簡単に確認できます。

この記事では、BitLockerの有効無効の確認方法と、暗号化を解除する方法について詳しく解説しています。Windows 11の画面を使用して説明していますが、Windows 10でも同じ操作で対応可能ですので、ぜひご参照ください。

Windows 11/10でBitLockerが有効か無効かを確認する5つの方法

Windows 11/10でBitLockerが有効か無効かを確認するためのいくつかの方法には、ファイルエクスプローラ、コントロールパネル、コマンドプロンプト、PowerShell、およびBitLockerドライブ暗号化ツールがあります。

方法1. ファイルエクスプローラでBitLockerの有効無効を確認

BitLockerが有効か無効かを確認する最も手軽な方法は、ファイルエクスプローラを利用することです。

ステップ 1. 「Win + E」を押してファイルエクスプローラを開きます。

ステップ 2. 左のメニューから「PC」をクリックし、確認したいドライブを選択します。

ステップ 3. 上部のタブで「表示」をクリックし、「詳細ウィンドウ」をクリックします。その後、ターゲットドライブの詳細な説明が表示されます。

ここで表示されるように、CドライブのBitLockerの状態は無効です。

方法2. コントロールパネルでBitLockerの有効無効を確認

コントロールパネルにアクセスし、特定のドライブでBitLockerの有効無効を確認することも可能です。以下に手順を示します。

ステップ 1. 検索バーで「コントロールパネル」と検索して、コントロールパネルを開きます。

ステップ 2. 右上の角にある「表示方法」をクリックし、ドロップダウンメニューから「大きいアイコン」または「小さいアイコン」を選択します。

ステップ 3. すべてのリスト機能から「BitLockerドライブ暗号化」をクリックします。その後、BitLockerの状態が表示されます。

ドライブのアイコンが「BitLockerが無効です」と表示されている場合、BitLockerは無効になっています。

方法3. コマンドプロンプトでBitLockerの有効無効を確認

Windowsには、コマンドプロンプトを管理者として実行すれば、BitLockerの状態を確認できます。ただし、コマンド入力には注意が必要で、間違ったコマンドはシステム設定に影響を及ぼすことがあります。

ステップ 1. 検索バーに「コマンドプロンプト」と入力し、管理者としてコマンドプロンプトを実行します。

ステップ 2. コマンド「manage-bde -status」を入力し、Enterキーを押します。そして各ドライブの状態が表示されます。そこでBitLockerの有効無効を確認できます。

特定のドライブのBitLockerの状態を確認する場合は、コマンドプロンプトで「manage-bde -status [ドライブ文字]: 」と入力します。例えば、Cドライブの状態を確認するには、コマンドプロンプトで「manage-bde -status C:」と入力し、Enterキーを押してください。

方法4. PowerShellでBitLockerの有効無効を確認

コマンドプロンプトが機能しない場合、別のコマンドラインツールであるPowerShellを利用してBitLockerの状態を確認することもできます。

ステップ 1. 「Windows + X」を押して「Windows PowerShell(管理者として実行)」を選択します。

ステップ 2. コマンド「Get-BitLockerVolume」を入力し、Enterキーを押して、PC上のすべてのドライブのBitLockerの状態を確認できます。

コマンドプロンプトと同様に、Cドライブなどの特定のドライブのBitLockerの状態を確認するには、「Get-BitLockerVolume -MountPoint [ドライブ文字]:」と入力します。

方法5. サードパーティのツールでBitLockerの有効無効を確認

AOMEI Partition Assistantなどのサードパーティツールを使用して、BitLockerの状態を簡単に確認することも可能です。このツールは、Windows 11/10/8/7のすべてのエディションと互換性があり、BitLockerの管理にも役立ちます。

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AOMEI Partition Assistantを使用してBitLockerの有効無効の確認手順:

ステップ 1. 画面上部のツールバーで「ツール」タブをクリックし、「BitLocker」を選択します。

ステップ 2. すべてのドライブ(オペレーティングシステムドライブ、固定データドライブ、リムーバブルドライブなど)が表示されます。ドライブ名の後ろにはBitLockerの状態が表示されます。CドライブのBitLockerが無効であることがわかりますが、Dドライブは有効です。

BitLocker暗号化を解除する方法

さらに、BitLocker暗号化を解除する場合は、AOMEI Partition Assistantを利用することできます。このツールは、ドライブの暗号化・復号化、回復キーのバックアップ、パスワードの変更、ドライブのロック/ロック解除などを簡単に管理できます。

AOMEI Partition Assistantを使用してBitLocker暗号化を解除する手順:

ステップ 1. 画面上部のツールバーで「ツール」タブをクリックし、「BitLocker」を選択します。

ステップ 2. すべてのドライブ(オペレーティングシステムドライブ、固定データドライブ、リムーバブルドライブなど)が表示されたら、復号化したい暗号化ドライブを見つけ、「BitLockerを無効化」オプションをクリックしてください。

ステップ 3. ドライブを復号化するには、「パスワードでドライブを復号化」「回復キーでドライブを復号化」2つの方法が利用可能です。必要に応じて1つの方法を選択します。

ステップ 4. 「パスワードでドライブを復号化」を選択した場合、正しいパスワードを入力して「復号化」ボタンをクリックします。

ステップ 5. その後、復号化プロセスが開始され、ドライブの復号化には時間がかかる場合があります。復号化プロセスが完了したら、「完了」をクリックしてください。これで、ドライブ上のBitLockerは解除されます。

結論

BitLockerの有効・無効を確認することは、システムのセキュリティを保つための重要なステップです。このガイドを参考に、さまざまな方法でBitLockerの状態を簡単に確認しましょう。また、BitLockerを有効にしてデータを保護するだけでなく、ドライブのクローン作成や定期的なバックアップを行うなど、データ保護の他の手段も検討してください。

「BitLocker」機能のほかに、AOMEI Partition Assistantはディスクパーティション管理に役立つツールも多く提供しています。たとえば、Cドライブ容量の拡張、SSDやHDDへのOSの移行、MBR/GPTディスクへの変換(データ損失なし)など、さまざまな機能があります。ぜひダウンロードし試してください!