HP USB Disk Storage Format Toolの使い方とエラー解決ガイド:初心者でも安心!

HP USB Disk Storage Format Toolの使い方ガイド。フォーマット失敗時の解決策も詳しく紹介!

カオル

投稿者:カオル/更新日:2024年06月25日

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HP USB Disk Storage Format Toolとは?

HP USB Disk Storage Format Tool(HPUSBDisk.exe)は、2012年以前に製造されたUSBドライブおよびデスクトップコンピュータ、Windows XPを実行しているコンピュータをフォーマットするために使用されます。フォーマットツールは新しいオペレーティングシステムでも使用できますが、結果は異なる場合があります。ただし、このツールはUSB接続のフラッシュドライブでのみ動作し、内蔵フラッシュドライブでは動作しないことに注意してください。「HP」と名付けたフォーマットツールですが、HPフラッシュドライブだけでなく、すべてのブランドのフラッシュドライブと互換性があります。

HP USB Disk Storage Format Toolの使い方は?

ここでは、HP USB Disk Storage Format Toolを使用してUSBドライブをフォーマットする方法を説明します。正しく動作させるには、管理者権限でプログラムを実行する必要があります。

警告:この操作はUSBドライブ上のすべてのパーティションとデータを削除します。それを行う前に、バックアップフリーソフトで重要なデータをバックアップしてください。

ステップ 1. フォーマットするUSBドライブをWindows PCに接続し、検出できることを確認します。HP USB Disk Storage Format ToolをWebサイトからダウンロードします。または、フォーマットツールを含むUSBをPCに挿入します。

ステップ 2. アプリケーションアイコンを右クリックし、「管理者として実行」を選択します。ポップアウトダイアログで「はい」をクリックします。

ステップ 3. デフォルトでは、リムーバブルデバイスを直接検出して一覧表示します。複数のリムーバブルドライブがある場合は、正しいドライブを選択してください。そしてドライブのファイルシステムを選択します。この例のWindows 7では、FAT32とNTFSのみが提供されています。

選択

ステップ 4. ボリュームラベルを指定します。フォーマットオプションでクイックフォーマットを選択します。次に、「開始(Start)」をクリックしてフォーマットを確認し、プロセスが完了するのを待ちます。

ボリュームラベルを指定

HP USB Disk Storage Format Toolでフォーマットプロセスがエラー?

一部のユーザーの報告によると、以下のようなフォーマットプロセス中にディスク書き込み保護エラーが発生することがよくあるそうです:

 

HP USB Disk Storage Format Toolを使用して64GBのサイズのUSBをFAT32にフォーマットするつもりです。最後のステップで、「開始」をクリックすると、「このディスクは書き込み禁止になっています」というメッセージだけ表示されます。書き込み禁止を解除してUSBフラッシュドライブを正常にフォーマットするにはどうすればよいですか?

- Yahooからの質問

この場合、USBドライブから書き込み保護を解除する必要があります。

方法1:ロックスイッチを確認する

一部のポータブルドライブには、ドライブを保護するためのロックスイッチがあります。USBをコンピュータに挿入し、ドライブに新しいファイルを保存できるか、またはドライブ内の既存のファイルを編集できるかどうかを確認します。できない場合、またアクセス権限がないという通知が表示された場合は、ドライブがロックされています。

スイッチ

次に、USBドライブにスイッチがあるかどうかを確認します。スイッチを反対の位置に押して、もう一度試してみてください。ほとんどの場合、この簡単なスイッチでドライブのロックが解除され、通常の使用が可能になります。

方法2:CMDで書き込み保護を解除する

USBドライブがdiskpartによって読み取り専用モードに設定されている場合、HP USB Disk Storage Format Toolを使用する際にも書き込み保護エラーが発生します。そのため、コマンドプロンプトで読み取り専用属性を解除することができます。

ステップ 1. 「Windowsキー+Rキー」を押し、「diskpart」と入力し、「Enter」キーを押してDiskpartユーティリティを開きます。

diskpart

ステップ 2. 次のコマンドを順番に入力し、各コマンドの後でEnterキーを押して操作を実行します。

list disk(コンピュータ上のすべてのディスクを表示します。)
select disk n(nはクリーンアップしたいデバイスのディスク番号を指します。)
attributes disk clear readonly(ハードディスクの書き込み禁止を解除します。)
clean(ディスクのインデックスとなる部分を消去します。)

コマンド

方法3:Windowsレジストリキーで書き込み禁止を解除する

Windowsレジストリキーの値が正しく設定されていない場合、レジストリエディタを使用して書き込み禁止を解除することができます。

ステップ 1. 「ファイル名を指定して実行」ダイアログで「regedit」と入力します。

ステップ 2. 以下のパスに移動します。

Computer\HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\CurrentControlSet\Control\StorageDevicePolicies

ステップ 3. WriteProtectをダブルクリックして、値を1から0に変更し、「OK」をクリックします。

「StorageDevicePolicies」フォルダがない場合は、こちらの記事を読んでフォルダを作成しましょう。

WriteProtect

方法4:CMDで可能性のあるエラーをチェックして修正する

コマンドプロンプトは、不良セクタをスキャンして修復することができます。

ステップ 1. まず、WindowsキーとRキーを同時に押し、「ファイル名を指定して実行」に「cmd」と入力し、「Enter」を押してコマンドプロンプト(CMD)を起動します。

ステップ 2. 「chkdsk g: /f /r /x」を入力してEnterを押します。

「chkdsk g: /f /r /x」ここの「g」はチェックしたいディスクの番号です。/rはドライブ上の不良セクタを発見して読み取り可能な情報を回復します。/xはプロセスが始まる前にドライブのマウントを強制的に解除します。/rで幾つかのデータを回復できないので、バックアップスケジュールを設定してデータを定期的に自動バックアップするのは大切な習慣です。

chkdsk-g-f-r-x

方法5:専門のソフトウェアで書き込み禁止を解除する

以上のいくつの方法はやや複雑です。ここでは、誰でも簡単に使える専門のパーティション・ディスク管理ソフトウェアであるAOMEI Partition Assistantをおすすめします。このソフトウェアはWin 11/10/8.1/8/7をサポートし、Windows Serverを使用している場合は、AOMEI Partition Assistant Serverエディションを試すことができます。

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安全かつ高速

ステップ 1. AOMEI Partition Assistantをインストールし、開きます。ハードディスクのパーティションを見つけて、右クリックして、「パーティションをフォーマット」を選択します。

パーティションをフォーマット

ステップ 2. ポップアップウィンドウで、ハードドライブのファイルシステムを決定します。その後、「はい」をクリックします。

ファイルシステムを決定

ステップ 3. メインインターフェイスで、操作を確認し、「適用」>「続行」をクリックして実行します。

適用

まとめ

この記事では、HP USB Disk Storage Format Toolの使用方法と、Toolでフォーマットが失敗した場合、問題を解決する方法をご紹介しました。AOMEI Partition Assistantは、ディスクのフォーマットだけでなく、そのほか、ディスクのクローン、ディスクの消去、MBRの再構築などもできます。是非ともお試し下さい。

カオル
カオル・編集者
カオルはパソコンの基礎知識や、各ソフトに関することなど、幅広く紹介します。わかりやすく、初心者やパソコンに苦手の方でも分かるように工夫をして、IT業界に対しても深い興味を持っています。パーティション管理に関する問題に関心があり、同じ問題に遭遇したユーザーは是非ともブログを参照してください。