MBRが破損する症状・原因・簡単な修復方法「Windowsが起動しないを解決」
悪意のあるコードやディスク障害などによりMBRが壊れる場合、Windowsシステムが起動しなくなる可能性があります。この記事では、MBRが破損する症状と原因また、簡単な修復方法を説明します。
はじめに
黒い画面で止まった!パソコンが起動しないのは「案内人」のせい?
- 「昨日まで普通に使えていたのに、電源を入れたら黒い画面のまま進まない……」
- 「英語の文字が出てきて、Windowsが立ち上がらない!」
こんな時、真っ先に「パソコンが壊れた!買い替えなきゃ!」と思うかもしれませんが、ちょっと待ってください。もしかしたら、パソコンの中にある「MBR(マスターブートレコード)」という部分が、少し風邪を引いているだけかもしれません。
この記事では、パソコンを初期化せずに、起動トラブルを自力で直す方法をわかりやすく解説します!
MBRについて
MBR(Master Boot Record・マスターブートレコードの略)とは、ハードディスクの先頭セクタです。ハードディスクのサイズやパーティションテーブル情報、ブートコードなどが含まれています。システムがハードディスクからブートする場合、最初にこのブートコードを読み出し、どのパーティションから起動するかを決めます。
MBRが破損する症状
💻①:MBR破損によってWindowsが起動しなくなるかもしれません。パソコンが起動できず、黒い画面に「Operating System Not Found(オペレーティングシステムが見つかりませんでした)」「Invalid partition table(無効なパーティションテーブル)」などの文字が表示された場合は、破損したMBRは原因となる可能性が高いです。
💿②:また、MBRが破損していると、ハードディスク(HDD)が認識しなくなったり、パーティションが読み込みできなくなったりして、データにアクセスできない状態にある場合もあります。
MBRが破損する原因
- 🔎MBRが故障してしまう原因は次のように考えられます。
- 起動ファイルが誤って削除されたため、MBRが壊れるかもしれません。
- コンピュータの動作中に突然停電が発生したため、MBRが壊れるかもしれません。
- 悪性コード(ウイルスやマルウェアなど)の影響を受けたため、MBRが壊れるかもしれません。
- ディスクエラー・障害、システムクラッシュ、ショート、老朽化、衝撃などが原因でMBRが壊れるかもしれません。
- Windowsを再インストールする時や複数のOSをインストールする(例えば、UbuntuがインストールされているマシンにWindows7をインストールする)時にMBRが上書きされてしまったため、壊れるかもしれません。
- ......
-
画面にこんな文字が出ていたら、MBRが壊れている可能性が大です。
-
Error loading operating system(OSの読み込みエラー)
-
Missing operating system(OSが見つかりません)
-
Invalid partition table(パーティションの作り方がおかしいよ)
-
Reboot and Select proper Boot device(正しい起動装置を選び直してね)
MBRを修復してパソコンを復活させる方法【図解】
上述のように、MBRが壊れるとWindowsなどのOSが正常に立ち上がらなくなり、パソコンが故障して起動できなくなってしまうことがあります。そのため、破損したMBRをできるだけ早く修復したほうがいいと思います。その前に、万が一に備えて、大切なデータをバックアップしておくことをお勧めします。
ここでは、Windowsの標準ツール(「スタートアップ修復」と「コマンドプロンプト」)また、サードパーティ製のパーティション管理ソフト(「AOMEI Partition Assistant」)を利用して、MBRを修復する3つの方法について解説しましょう。
方法1:破損したMBRをスタートアップ修復で修復
この方法はWindowsインストールメディア(CD/DVDまたはUSB)が必要です。インストールメディアを持っていない場合、下記の通りに作ってください。
手順 1. 正常に動作しているパソコンにWindows10メディア作成ツールをダウンロードします。
手順 2. ダウンロード後、Windows10メディア作成ツールを起動し、使用条項を同意したら、「別のPCのインストールメディアを作成する(USBフラッシュドライブ、DVD、またはISOファイル)」を選択します。
手順 3. 「使用するメディアを選んでください」と表示されたら、この例では「USBフラッシュドライブ」を選択します。
手順 4. インストールメディアの作成が完了するまで待ちます。
手順 5. 完成後、動作していないコンピュータにUSBメモリを接続して、BIOSでパソコンをUSBメモリから起動するように設定します。
手順 6. インストールメディアで起動した後、次の画面の左下にある「コンピューターを修復する」をクリックします。
手順 7. Windowsの回復環境に入り、「トラブルシューティング」→「詳細オプション」→「スタートアップ修復」を選択します。
方法2:破損したMBRをコマンドプロンプトで修復
Windowsのインストールメディア(USBなど)を持っているなら、真っ黒な画面(コマンドプロンプト)で修復できます。※ただし、この黒い画面での作業は、一文字でも間違えると大変なので、慎重に行う必要があります。
手順 1. 方法1のように、作成されたWindowsインストールメディアをコンピュータに接続した後、BIOSでパソコンをそのメディアから起動するように設定します。
手順 2. Windowsの回復環境に入り、「トラブルシューティング」→「詳細オプション」→「コマンドプロンプト」を選択します。
手順 3. 以下のコマンドを1行ずつ打って、Enterキーを押します。
- bootrec /fixmbr
- bootrec /fixboot
- bootrec /rebuildbcd
手順 4. 修復が完了した後、インストールメディアを取り出して、コンピュータを再起動します。
- bootrec /fixmbr→システムパーティション上のブートコードを修復します。
- bootrec /fixboot→新しいブートセクターがシステムパーティションに書き込まれ、ブートセクターを修復します。
- bootrec /rebuildbcd→ブート領域を再作成します。
- bootrec /scanos→インストールされているすべてのシステムをスキャンします。
方法3:【初心者向け】AOMEI Partition Assistantで「MBR再構築」する
通常、以上の2つの方法は破損したMBRを修復できますが、操作のステップ数が多すぎて面倒くだいです。Windowsインストールメディアを持つか作成する必要がありますし、BIOS設定で起動デバイスの順位を変更する必要があります。また、回復環境(システム回復オプション)やコマンドラインについてよく分からない方にとっては、以上の方法は複雑すぎて誤操作で別のエラーを起こしやすいと思います。
「黒い画面にコマンドを打つのは怖すぎる!」という方には、「AOMEI Partition Assistant」がおすすめです。このソフトの「MBRを再構築」機能なら、マウス操作だけでガイドさんを復活させることができます。データが消える心配もなし、ただ数回のクリックだけで完了するので、時間を節約できるし、誰でも(パソコン初心者でも)簡単に操作できます。
AOMEI Partition Assistantは「MBRを再構築」のほか、「GPTディスクに変換」「アプリ引っ越し」「ディスクデフラグ」「データ復元」など、もっと多くの高度な機能を備えます。Windows11をインストールまたはアップグレードする時に「GPTディスクに変換」機能はかなり役立ちます。
Windows Serverで使用可能なAOMEI Partition Assistant Server版もあります。ITサービスプロバイダーや企業の場合、台数無制限のPC&Server向けAOMEI Partition Assistant Unlimited版とTechnician版を使用できます。AOMEI Partition Assistant Technician版は上記の機能以外、クライアントに有償技術サービスを提供できます。
手順 1. 別の動くパソコンでAOMEI Partition Assistantを使って「起動用USB」を作ります。
手順 2. そのUSBを壊れたパソコンに刺して起動します。
手順 3. ソフトが立ち上がったら、対象のディスクを右クリックして、「MBRを再構築」を選択します。
手順 4. 今のWindowsのバージョン(Windows 10/11など)を選びます。
手順 5. 最後に、「適用」ボタンをクリックして保留中の操作を実行します。
手順 6. ソフトが自動的に壊れた箇所を見つけ、正しいガイドさんを配置し直してくれます。
結論
ここまで、Windows 11/10/8/7でHDDのMBRが破損する症状・原因・簡単な修復方法(3選)を紹介しました。状況に応じて最適な対処法を選んでよろしいです。その中で、優れたディスクパーティション管理ソフト「AOMEI Partition Assistant」を使ってMBRを修復するのは最も簡単・便利な方法だと思います。
破損したMBRの修復に関するFAQ
Q1. MBR(マスターブートレコード)が破損すると、どのような症状が出ますか?
A. PCの電源を入れた直後、Windowsのロゴが出る前に以下のようなエラーメッセージが表示され、OSが起動しなくなります。
- Operating System not found
- Error loading operating system
- Missing operating system
- Invalid partition table
これらは、PCが「どこにOSがあるか」を見つけられなくなっているサインです。
Q2. MBRが破損する主な原因は何ですか?
A. 主に以下の3つが考えられます。
- マルウェア・ウイルスの感染:ブートセクタを書き換える悪質なプログラムによるもの。
- 不適切なシャットダウン:書き込み中に強制終了したり、停電で電源が落ちたりしたことによるデータの整合性破壊。
- ディスクの物理的故障:HDD/SSDの寿命や衝撃により、MBRが書き込まれているセクタが読み取れなくなった。
Q3. Windowsのインストールメディアがない場合でも修復できますか?
A. はい、AOMEI Partition Assistantで作成した「ブータブルメディア」があれば可能です。通常、コマンドプロンプトで修復するにはWindowsのリカバリディスクが必要ですが、持っていない場合は別の正常なPCでAOMEI Partition Assistantを使い、USBメモリに修復環境を作成できます。そのUSBから故障したPCを起動し、メニューから「MBRを再構築」を選ぶだけで簡単に修復を試みることができます。
Q4. 「MBRを再構築」を実行すると、ディスク内のデータは消えてしまいますか?
A. いいえ、保存されているデータ(写真や書類など)は消えません。「MBRを再構築」は、ディスクの先頭にある「起動プログラム(インデックス)」の部分だけを書き直す作業です。中のパーティションやファイル自体を操作するわけではないので、データはそのままで起動機能だけを復活させることができます。
Q5. コマンドプロンプトで手動修復する場合のコマンドを教えてください。
A. Windowsの回復環境(詳細オプション)からコマンドプロンプトを起動し、以下のコマンドを順に入力するのが一般的です。
bootrec /fixmbr (MBRを修復)
bootrec /fixboot (新しいブートセクタを書き込み)
bootrec /rebuildbcd (ブート構成データを再構築)
ただし、環境によっては「アクセスが拒否されました」と出る場合があり、その場合は専用ソフトでの修復がより確実です。