Windows 10を新しいPCに引越し!システム・アプリ・データをまとめて移行する方法

Windows 10の引越し方法を徹底解説!データ・アプリを新しいPCに移行する手順を詳しく紹介します。クローン作成や手動移行の方法を解説!

投稿者 @カオル 2025年03月24日 @カオル 最後の更新 2025年03月24日

新しいPCを買ったけど、今のWindows 10の環境をそのまま移せるの?

アプリの再インストールや設定のやり直しが面倒…

データの移行ミスで大切なファイルを失いたくない!

こんな悩みをお持ちではありませんか?

新しいPCに買い替えると、これまで使っていたアプリやデータ、設定をそのまま引き継ぎたいもの。でも、手作業で移行しようとすると、アプリが使えなかったり、設定がリセットされたりすることも…。

実は、Windows 10を新しいPCに引越しする方法には簡単かつ確実な方法があります!

この記事では、最もスムーズにPCを移行できる2つの方法を比較しながら、あなたに最適な方法を紹介します。これを読めば、余計な手間をかけずに快適な新PC環境を手に入れられますよ!

Windows 10の引越しで移行すべきデータとは?

Windows 10を新しいPCに移行する際、どのデータを引き継ぐべきかを事前に把握しておくことが重要です。以下の4つのカテゴリーに分けて、移行すべきデータを詳しく解説します。

① システム(OS)と基本設定

新しいPCで以前と同じ環境を再現するには、Windows 10の設定やカスタマイズ情報を引き継ぐことが大切です。

🔹 移行すべきシステム関連データ

  1. Windows 10の設定(デスクトップの背景、フォルダの表示設定、電源オプションなど)
  2. ネットワーク設定(Wi-FiのSSID・パスワード、VPN設定)
  3. ユーザーアカウント情報(Microsoftアカウントやローカルアカウントの情報)
  4. ライセンス認証情報(Windowsのプロダクトキー)

💡注意点:Windows 10のライセンスはPCごとに紐づいているため、新しいPCで自動認証されない場合は、ライセンスキーの再入力が必要になることがあります。

② アプリケーション(ソフトウェア)

日常的に使用しているアプリが、新PCでもそのまま動作するように移行することが大切です。

🔹 移行すべきアプリ関連データ

  1. 業務用ソフト(Microsoft Office、Adobe製品など)
  2. ブラウザ(Google Chrome、Firefoxなど)とそのブックマーク・拡張機能
  3. メールクライアント(Outlook、Thunderbirdなど)の設定とデータ
  4. オンライン会議アプリ(Zoom、Teamsなど)
  5. ゲームやエンタメアプリ(Steam、Epic Gamesなど)

💡注意点:一部のソフトは、新しいPCで再インストールが必要な場合があります。ソフトによっては、ライセンス認証の解除→再認証の手続きが必要です。

③ 個人データ(重要ファイル)

仕事やプライベートで利用する大切なデータは、確実に移行する必要があります。

🔹 移行すべき個人データ

  1. ドキュメント類(Word、Excel、PDFなど)
  2. 写真や動画(カメラの画像、スクリーンショット、ムービーなど)
  3. 音楽・オーディオファイル(MP3、WAVなど)
  4. ダウンロードフォルダ内のファイル
  5. クラウドストレージ(OneDrive、Google Driveなど)のローカル同期データ

💡注意点:外付けHDD/SSDやUSBメモリ、クラウドストレージを活用すると安全に移行できます。大容量データの場合、転送速度が速いSSDやLAN経由の移行を検討するとスムーズです。

④ その他の設定・データ

スムーズに新しいPCへ移行するためには、細かい設定やデータも忘れずに移行しましょう。

🔹 移行すべきその他のデータ

  1. メールデータ(Outlook、Gmailのローカル保存メール)
  2. プリンタやスキャナの設定
  3. Wi-Fiやネットワークドライブの接続情報
  4. 壁紙やアイコンの配置

💡注意点:ブラウザのブックマークやパスワードは、クラウド同期機能を利用すると簡単に移行できます。プリンタのドライバや設定は、新PCに接続後に再設定が必要な場合があります。

簡単にPC引越しを行える方法があるの?

Windows 10を新しいPCに引越しする方法は、大きく分けて 「クローン作成」「手動移行」 の2つがあります。それぞれの方法には、メリット・デメリットがあり、用途に応じた最適な選択が重要です。ここでは、2つの方法を比較しながら、それぞれの特徴を詳しく解説します。

① クローン作成でWindows 10を移行する(システムを丸ごと引越し)

🔹 概要:クローン作成とは、現在のWindows 10環境を丸ごとコピーして、新しいPCに移行する方法です。OS、アプリ、データ、設定をすべて一括で移行できるため、まったく同じ環境を再現できます。

🔹 メリット:

✅ OS・アプリ・データがそのまま移行可能

✅ 設定の再構築が不要で、移行後すぐに使える

SSD、HDDの換装時にも使える

🔹 デメリット:

⚠️ 異なるハードウェア間の移行には互換性の問題が発生する可能性がある

⚠️ クローン作成用のソフトウェアが必要

② 手動でWindows 10を移行する(ファイル・アプリを手動で移動)

🔹 概要:USBメモリ、外付けHDD/SSD、クラウドストレージ(OneDrive、Google Drive、Dropbox)を使いながら、自分でデータを移行する方法です。システム全体ではなく、必要なファイルやアプリのみを選択的に移動できます。

🔹 メリット:

✅ 余計なデータを移さず、新しいPCをクリーンな状態で使える

✅ クラウドストレージを活用すれば、どこでもアクセス可能

✅ 無料で移行できる

🔹 デメリット:

⚠️ アプリの再インストールや設定のやり直しが必要

⚠️ 手作業のため、時間と手間がかかる

⚠️ データの移行漏れが発生しやすい

クローン作成でWindows 10を新しいPCに引越しする手順(おすすめ👍)

Windows 10を新しいPCに引越しする際、現在の環境をそのまま移行したい場合は「クローン作成」が最適です。クローン作成を行えば、OS・アプリ・設定・データをすべてコピーできるため、新しいPCでもすぐに作業を開始できます。しかし、Windows標準の機能ではクローン作成はできません。そのため、専用のクローン作成ソフトを利用するのが一般的です。ここでは、簡単にクローンを作成できるAOMEI Partition Assistantを使った方法を紹介します。

AOMEI Partition Assistantなら、難しい設定不要ですぐにクローン作成&移行が可能!

✅ 操作がシンプルで誰でも使える

✅ 高速クローン技術で時間を節約

✅ OS起動後もすぐに利用可能

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Windows Serverユーザーであれば、Server版を使用することをおすすめします。
✎注意事項:
まずは、新しいPCのHDD/SSDを取り出して、古いPCに接続しましょう。古いPCはラップトップである場合は、SATA-USBアダプターを準備する必要があります。

ステップ 1. AOMEI Partition Assistantをインストールして起動します。「クローン」メインタブをクリックし、「ディスクをクローン」を選択します。

ステップ 2. ソースディスクとしてクローンする必要のあるハードディスク(古いPCのHDD/SSD)を選択して、「次へ」をクリックします。

ステップ 3. ターゲットディスク(新しいPCのHDD/SSD )を選択し、「次へ」をクリックします。 

ステップ 4. 確認画面に移動して、クローン元のディスクとクローン先のディスクを確認します。問題なければ「確認」ボタンをクリックして、続行します。

「セクタ単位のクローン」にチェックを入れることができます:
チェックを入れる場合、「セクタ単位のクローン」を実行します。使用済みセクタと未使用セクタをすべてクローンするため、より長い時間がかかります。ターゲットディスクのサイズはソースディスクのサイズに等しいかそれより大きくなければなりません(ソースディスクはMBR形式の場合、ターゲットディスクもMBR形式になっています)。
チェックを入れない場合、「ディスクの高速クローン」を実行します。ソースディスク上の使用済み領域だけをクローンするため、大容量のソースディスクを小容量のターゲットディスクにクローンすることができます(ターゲットディスクの空き容量はソースディスクの使用済み容量より大きいか等しい必要があります)。クローン中にターゲットディスク上の各パーティションのサイズを調整することができます。
「設定」をクリックして、ターゲットディスク上のパーティションを編集することができます:
パーティションのサイズを変更せずにクローン:ソースパーティションのサイズを維持します。
コピー先に合わせる:ターゲットディスク全体に合わせてパーティションのサイズを自動的に調整します。
手動で編集する:ターゲットディスク上のパーティションのサイズを手動で調整します。

ステップ 5. ツールバーの「適用」をクリックし、「続行」をクリックます。

手動でWindows 10を新しいPCに引越しする手順

手動でWindows 10を新しいPCに引越しする場合、データやアプリの再インストール、設定の移行などを手作業で行うことになります。これは、サードパーティのソフトを使用しない方法で、ある程度の時間と労力がかかりますが、必要なデータを確実に移行することができます。以下の手順で、手動でWindows 10の引越しを行う方法を詳しく解説します。

✎移行前の準備:
新しいPCと古いPCを準備し、それぞれに必要な電源が供給されていることを確認します。
USBメモリまたは外付けハードディスクを用意して、古いPCからデータを移動できるようにします。
写真や動画、ドキュメントなど、必要なファイルを整理し、移行するデータを選定します。

ステップ1. 古いPCから必要なデータ(ドキュメント、画像、音楽、動画、デスクトップのファイル、ブックマークなど)をすべて外付けストレージ(USBメモリや外付けHDD)にコピーします。

ステップ2. 新しいPCに外付けストレージを接続し、バックアップしたデータを移行します。必要に応じて、特定のフォルダ(「ドキュメント」、「ピクチャ」、「音楽」など)に整理します。

ステップ3. 新しいPCにインストールしたいアプリケーションのインストールファイル(.exeや.isoファイル)を準備し、インターネットを利用してダウンロードします。

ステップ4. 新しいPCに必要なアプリケーションを順次インストールします。

ステップ5. ユーザー設定の移行には、各アプリケーションやシステム設定を新しいPCで再設定する必要があります。新しいPCで個人設定(壁紙、ロック画面、テーマなど)を行います。

ステップ6. Microsoft Edge、Google Chrome、Firefoxなどのブラウザで、ブックマークやパスワード、履歴を移行(アカウントで同期)します。

ステップ7. Outlookなどのメールクライアントを使用している場合、メールアカウントを再設定します。

ステップ8. 新しいPCに必要なデバイスドライバ(グラフィックカード、サウンドカード、ネットワークカードなど)をインストールします。

ステップ9. データが正しく移行されているか、設定が完了しているかを確認します。

まとめ

Windows 10の引越しは、システム・アプリ・データを適切に移行することで、新しいPCでもスムーズに作業を続けられます。クローン作成を利用すれば、環境をそのままコピーでき、手動移行なら必要なデータだけを選んで整理できます。どの方法を選ぶにせよ、事前のバックアップとライセンスキーの確認を忘れずに行い、移行後は正常に動作するかチェックしましょう。