ISOファイルをUSBに書き込む方法【Windows 11/10/8/7に対応】
ISOイメージファイルをUSBメモリまたは他のUSBストレージデバイスに書き込み、またはコピーして、そこから起動したいですか?この記事では、ISOファイルをUSBメモリに書き込む方法について説明します。
「WindowsのISOファイルはダウンロードした。あとはこれをUSBに焼くだけ!」 そう思って適当なツールで書き込み、いざPCに挿してもBIOSがUSBを認識してくれない… そんな経験はありませんか?
ISOの書き込みは、PCの「BIOSモード(UEFIかLegacyか)」や「パーティション構成」が合っていないと、絶対に起動しません。
この記事では、Windows内蔵ツール「Windows To Go」の使い方と、設定が難しくてよく分からない人のために、AOMEI Partition Assistantを使って「もっと便利な起動USB(Windows To Go Creator)」を作る方法を、実際に私のPCで起動確認まで行って比較解説します。
ISOファイルをUSBに書き込む事例
最近、私はWindows 10のISOイメージファイルをダウンロードしました。このISOをUSBに書き込み、Windows 10パソコンをそこから起動したいと思っていますが、ISOファイルをUSBドライブに書き込む方法がわかりません。方法または使えるソフトを教えてください。
- あるユーザーからの質問
ISOファイルをUSBに書き込む理由
ISOはCD、DVDまたはBlu-ray Discでよく使用されているファイル形式です。OSをアーカイブするのに役立ちます。さまざまな理由でISOイメージファイルをUSBフラッシュドライブに書き込みます。主な理由は次の通りです。
- WindowsブータブルUSBを作成すると、任意の場所で任意のコンピュータで自分が慣れたシステムを利用できます。
- WindowsインストールCDより、ブータブルUSBからWindowsOSをインストールすることは簡単で便利です。
- 起動エラーに苦しんでいるなら、このUSBを使って解決できます。
Windows 11/10/8/7でISOファイルをUSBに書き込む方法
ISOファイルをUSBメモリに書き込むことが単なるコピーと違い、ここで3つの方法を紹介します。ご参考になれば幸いです~!
方法1.Windows内蔵ツールでISOファイルをUSBに書き込む
ISOファイルをUSBドライブに書き込むのに役立つWindows内蔵ツールがあるかと思うユーザがいるかもしれません。
幸いなことに、「Windows To Go」はそのような機能です。Windows 10 Education/Enterprise/ProおよびWindows 8/8.1Enterpriseで利用可能です。
上記のOSを使用している方は、この一番目の方法を使用できます。他のOSを使用している方は二番目の方法へ行きます。
- ▼操作前:
- ◎ USBドライブはMicrosoftの認定を受けており、32GB以上である必要があります。
- ◎ 保存先のUSBは操作中に消去されますので、事前に重要なファイルをバックアップしてください。
ステップ 1. マイクロソフトの公式WebサイトからWindows ISOファイルをダウンロードし、認定されたUSBドライブをお使いのコンピュータに接続します。
ステップ 2. コンピュータの検索ボックスで「Windows To Go」を検索し、「Windows To Go」オプションをクリックし、続行します。
ステップ 3. この画面では、接続されたすべてのUSBドライブを自動的に検索します。保存したいUSBドライブを選択してから、「次へ」をクリックして続行します。(ハードウェア要件に満たさないドライブは使用不可です。USB3.0以降のドライブが必要ですが、USB2.0ポートとUSB3.0ポートともサポートしています。)
ステップ 4. 「検索場所の追加」をクリックして、WindowsのインストールISOファイルを検索してマウントされたISOファイルを選択します。
ステップ 5. ここでは、Windows To GoワークスペースのBitLockerパスワードを設定できます。
ステップ 6. USBドライブ上の重要なデータをバックアップしたことを確認し、「作成」をクリックして続行します。
ステップ 7. 「Windows To Go ワークスペース」の作成が完了するまで待ちます。
方法2.操作しやすいし安全な専門ソフトでISOファイルをUSBに書き込む
方法1ではいくつの制限があります。認証されたUSBドライブをお持ちでない場合、またはWindows 7/8/8.1 Home/Pro/Education/Windows 10 Homeを実行している場合は、「AOMEI Partition Assistant Professional」でISOファイルをUSBメモリに書き込むことができます。
内蔵ツール「Windows To Go」と比較すると、「AOMEI Partition Assistant Professional」は互換性が高いですので、Windows 11/10/8/7 ISOなどほぼWindowsのすべてのバージョンのイメージファイルをUSBドライブに書き込むことができます。
さらに、認証されていないUSBドライブにも適用できます。容量サイズは13GBで十分です。次は、Windows 10でISOファイルをUSBに書き込む方法です。
ステップ 1. AOMEI Partition Assistantをダウンロード、インストール、実行します。USBポート経由でWindows 10搭載パソコンに空のUSBドライブを接続します。
ステップ 2. ソフトのメインインターフェイスが表示されます。上部にある「ツール」→「Windows To Go Creator」をクリックします。
ステップ 3. この画面では、操作対象装置を選択します。ここで「パーソナルコンピュータ用のWindows To Goを作成」を選択して「次へ」をクリックします。
ステップ 4. この画面でWindows togoの作成中のソースファイルを選択します。そして「はい」をクリックします。
ステップ 5. この画面でターゲット場所を選択します。
ステップ 6. データが削除される警告が出て、確認した後「はい」をクリックします。「続行」をクリックして、Windows 10 ISOファイルをUSBに書き込みます。
ステップ 7. ここまでソフト内の操作が完了しました。次は、BIOSで読者様のPCの起動優先順位を変更することです。まず、USBメモリを接続したままPCを再起動します。最初の画面が表示されたら、ファンクションキー(F2、F3、F4、F5、ESC)を押して、BIOSセットアップ環境に入ります。詳細手順は「クローンのターゲットディスクから起動します」をご覧ください。
- ▼注意:
- ISOイメージファイルをUSBに書き込んでインストーラとして使用することに加えて、AOMEI Partition AssistantではWindows ブータブルUSBを作成することもできます(下の画面のように)。
- このソフトを使用すると、WinPE環境に入り、MBRを再構築し、不良セクタを修復し、Windowsの起動エラーを修正できます。
- また、システムパーティションを削除またはフォーマットすることもできます。
ISOファイルをUSBに書き込むことに関するFAQ
Q1:USBメモリのデータは消えますか?
A:はい、ほぼすべての方法でUSBメモリ内の既存のデータはすべて消去されます。 方法2と3の専門ツール(AOMEI、Rufus)は、ブータブルメディアを作成するためにUSBメモリを専用の形式でフォーマットするため、書き込み前に必ず重要なデータは別の場所にバックアップしてください。
Q2:USBメモリはどれくらいの容量が必要ですか?
A:書き込むISOファイルの容量によって異なりますが、現在のWindows OS(Windows 10/11)のISOファイルは約 4~6 GB 程度です。そのため、最低でも8GB以上のUSBメモリを用意してください。確実性を求めるなら、16GB以上の製品を推奨します。
Q3:USBに書き込んだISOファイルをブート可能にするためにはどうすればよいですか?
A:ISOファイルをUSBに書き込んだだけでは、USBがブート可能になるわけではありません。通常は、ISOイメージをUSBに書き込むツールがブート可能なUSBを作成します。ただし、一部のISOイメージは特別な手順が必要な場合があります。AOMEI Partition Assistantを使用すれば、複雑な手順不要で、簡単にブート可能なUSBを作成することができます。
Q4:USBにISOファイルを書き込んだ後、元に戻すことはできますか?
A:USBにISOファイルを書き込んだ後、通常は元に戻すことは難しいです。USBに書き込むと、データが変更されるため、元の状態に戻すことはできません。データのバックアップを取得するか、元のUSBデバイスを保持しておくことが重要です。
Q5:書き込んだUSBを使用するコンピュータのBIOS設定が必要ですか?
A:はい、USBから起動するためには、コンピュータのBIOSまたはUEFI設定を変更する必要があることがあります。通常は、起動順序をUSBデバイスが先頭になるように設定します。ただし、すべてのコンピュータで同じ手順が適用されるわけではないので、コンピュータのモデルによっては異なる場合があります。
結語
ここまで、Windows 11/10/8/7でISOファイルをUSBに書き込む方法について紹介しました!必要に応じて選択します。
| あなたの目的 | 推奨ツール | 理由 |
| 単にOSを再インストールしたい | Windows内蔵ツール | 定番で無料。ただし「パーティション構成(MBR/GPT)」の選択を間違えると起動しない。 |
|
USBからWindowsを起動して使いたい (会社のPCやカフェで自分の環境を使う) |
AOMEI Partition Assistant | 「Windows To Go」機能が優秀。難しい設定なしで、どのPCでも起動するポータブルWindowsが作れる。 |