[修復済み]Windows10で対象のフォルダへのアクセスは拒否されました

Windows10でファイルやフォルダを削除しようとしたときに「対象のフォルダへのアクセスは拒否されました」というメッセージが表示される場合は、この投稿で書いた解決方法を試してみてください。

カオル

投稿者:カオル/更新日:2024年06月14日

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ファイルを削除するには権限が必要です

 

Windows10コンピュータからファイルを削除しようとしましたが、システムから管理者権限を求められ、Windowsを再起動して再試行しました。しかし、ファイルやフォルダを削除したり、名前を変更したりすることはまだできず、ファイルエクスプローラーには、ファイルを削除するには管理者権限が必要であるというメッセージが表示されます。どうすればよいでしょうか?

 

原因:「対象のフォルダへのアクセスは拒否されました」エラー

エラー

管理者アカウントであるにもかかわらず、Windowsで「対象のフォルダへのアクセスは拒否されました。この操作を実行するアクセス許可が必要です」というエラーメッセージが表示される場合、考えられる要因は以下の通りです。

強力なセキュリティ:アクセス許可の問題は、安全性を考慮したWindows10のセキュリティおよびプライバシー規制によって引き起こされる可能性があります。
管理者のアクセス権:WindowsのシステムファイルはOSを動かすのに欠かせないファイルため、WindowsのOSに関連するシステムファイルにアクセスするには権限が必要です。
外付けHDDの共有設定の問題:外付けHDDを共有フォルダーとして設定し、親PC以外からネットワーク経由で別のPCからアクセスしようとした場合、または共有フォルダーのセキュリティ設定が正しくない場合、エラーメッセージが表示される場合があります。
グループポリシー設定:Windowsを管理している組織や企業では、ネットワークの管理者が設定したグループポリシーにより、USBポートを介した外部ストレージへのアクセスが制限されることがあります。
マルウェア攻撃:コンピュータに対するウイルス攻撃の中には、オペレーティングシステムへの管理アクセスを取得しようとするものもあります。マルウェアはシステムの弱点を悪用しようとする可能性があります。ファイルのアクセス許可は、認証されていないオブジェクトがファイルへのフルアクセスを取得できないように指定されます。

許可が必要と表示されたファイルを削除する方法

対象のファイルまたはフォルダへのアクセスが拒否された場合、どのように修正すればよいでしょうか?このエラーを解決するための5つの方法を説明します。

方法1:フォルダの所有権を変更する

ステップ 1. 該当ファイルまたはフォルダを右クリックして「プロパティ」をクリックします。

ファイルプロパティ

ステップ 2. プロンプトウィンドウで「セキュリティ」を選択し、下部にある「詳細設定」をクリックします。

セキュリティ

ステップ 3. 新しいウィンドウが表示され、「所有者」欄の「変更」をクリックします。次に、「ユーザーまたはグループの選択」ウィンドウが表示されます。「選択するオブジェクト名を入力してください」ボックスに管理者名またはユーザー名を入力し、「名前の確認」をクリックします。

変更

ステップ 4. 「サブコンテナとオブジェクトの所有者を置き換える」をオンにし、「適用」をクリックして操作を保存します。最後に「OK」をクリックします。

方法2:ユーザーアカウント制御を無効にする

ステップ 1. Windows10の「スタート」メニューで「UAC」と入力し、「Enter」を押します。

ステップ 2. 「ユーザーアカウント制御設定の変更」をクリックします。新しいウィンドウで、左側の通知設定のスライダーを「通知しない」までドラッグし、「OK」ボタンをクリックします。

ユーザーアカウント制御設定の変更

ステップ 3. 警告ウィンドウが表示されたら、「はい」をクリックし、PCを再起動して確認します。

方法3:セーフモードに入ってファイルを強制的に削除する

ステップ 1. デスクトップ上の「スタート」をクリックし、「設定」→「更新とセキュリティ」→「回復」→「詳細起動」と進み、「今すぐ再起動する」をクリックします。

ステップ 2. 「トラブルシューティング」→「詳細オプション」→「スタートアップ設定」→「再起動」をクリックします。

ステップ 3. 「スタートアップ設定」ウィンドウで、F4を押すと、Windows10がセーフモードに入ります。

セーフモード

ステップ 4. コンピュータがセーフモードで起動し、セーフモードでファイルやフォルダを削除します。

ステップ 5. その後、PCを再起動すると、セーフモードが終了します。

方法4:組み込み管理者アカウントを有効にする

ステップ 1. 「Windows+R」を押して「ファイル名を指定して実行」ダイアログボックスを開き、「cmd」と入力して「Enter」キーを押します。

ステップ 2. コマンド「net user administrator /active:yes」を入力してEnterキーを押して組み込みの管理者アカウントを有効にします。

コマンド

ステップ 3. コマンドの実行後、コマンドプロンプトを閉じます。今度は管理者アカウントから、もう一度フォルダを削除してみてください。

注:コマンド「net user administrator /active:no」を入力すると、いつでも組み込み管理者アカウントを無効にできます。

方法5:無料ソフトで削除できないファイルを強制的に削除する(推奨)

上記の4つの方法は削除できない場合、或いは操作が複雑と思っている場合は、専門的なサードパーティ製の消去ソフトウェアであるAOMEI Partition Assistantを試すことができます。

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ステップ 1. AOMEI Partition Assistantをインストールして実行します。「消去」>「ファイルを破壊」をクリックします。

ファイルを破壊

ステップ 2. ポップアウトウィンドウで、「ファイル」または「フォルダ」オプションを選択して、削除する必要のあるファイルまたはフォルダを追加できます。

ポップアウトウィンドウ

ステップ 3. すべてのターゲットファイルを追加すると、「名前」リストにそれらが表示されます。「削除」をクリックすると、選択したアイテムを削除できます。

削除

ステップ 4. ファイルが正しく確認されたら、削除方法を選択する必要があります:この例では「ゼロを書き込む」を選択します。他の3つのより高度な消去方法(ランダムデータ、DoD 5220.22-M、Gutmann)も選択できます。

ゼロを書き込む:すべてのセクタをゼロで上書きします。個人で使うハードディスクの消去によく使われていて、安全かつ迅速です。
ランダムデータ:ハードディスクをランダムデータで上書きし、一番目の方式よりも安全です。
DoD 5220.22-M:DoD基準が初めて「米国国家産業保全プログラム運用マニュアル」で公開されました。「ゼロを書き込む」と「ランダムデータ」よりはるかに安全で、「Guttman」より速いです。組織やデータサニタイゼーションプロバイダーによく使用されます。
Gutmann:ハードディスクを35回以上上書きします。最も安全な方法ですが、一番時間がかかります。

ゼロを書き込む

ステップ 5. 次に、「破壊」ボタンをクリックします。ポップアウトミニウィンドウで、「はい」をクリックして決定を確認し、ファイルの削除を開始します。追加したファイルやフォルダをすべて削除すると、上部に「すべてのファイル/フォルダが完全に破壊されました」というメッセージが表示されます。必要であれば、削除したいファイルやフォルダを保存するドライブを直接フォーマットすることもできます。

破壊

まとめ

Windows10で一部のファイルまたはフォルダを削除する時、「対象のフォルダへのアクセスは拒否されました」というメッセージが表示されたことがありませんか?AOMEI Partition Assistantは簡単かつ安全に削除できないファイル/フォルダを完全削除するのに役立ちます。ファイルやフォルダを削除するだけでなく、パーティションを消去したり、USBフラッシュドライブ、SDカード、HDD、その他の種類のハードドライブを消去したりすることもできます。是非ともお試し下さい。Windows Serverを使用している場合は、AOMEI Partition Assistant Serverエディションを試すことができます。

カオル
カオル・編集者
カオルはパソコンの基礎知識や、各ソフトに関することなど、幅広く紹介します。わかりやすく、初心者やパソコンに苦手の方でも分かるように工夫をして、IT業界に対しても深い興味を持っています。パーティション管理に関する問題に関心があり、同じ問題に遭遇したユーザーは是非ともブログを参照してください。