[簡単]SSDをダイナミックディスクに変換する方法

この記事では、ダイナミックディスクとベーシックディスクについて解説し、データを失わずにSSDをダイナミックディスクに変換する手順をご紹介します。

カオル

投稿者:カオル/更新日:2024年06月05日

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ベーシックディスクとダイナミックディスクの違い

ベーシックディスクは、Windowsで最も一般的に使用されるディスクです。DOSの時代から存在し、データはGTPとMBRで追跡されます。これらのパーティションスタイルでは、プライマリパーティションと論理パーティションのみが許可されます。作成後、特別なツールがないとパーティションを直接変更することはできません。これが、パーティションのサイズがハードドライブのスペースに制限されている理由の1つです。ベーシックディスクは、最も一般的なストレージ方法で、デュアルマルチ起動性、使いやすさ、データの保護など、様々なメリットが備えています。

ダイナミックディスクは、ダイナミックディスクは、Windowsコンピュータで使用される特殊なタイプのストレージです。ダイナミックディスクは、LDMおよびVDSデータベース、MBRまたはGTPでボリュームを追跡します。MBRディスクパーティションでは、データベースは最後のメガバイト(MB)のスペースを占有します。 GPTディスクパーティションでは、配分済み(非表示)の1MBディスクを占有します。ダイナミックディスクを使用すると、さまざまなスペースの構成でボリュームを作成できます。ダイナミックボリュームは、サイズの変更、再生、移動など簡単にできます。データベースを使用し、コンピュータは新しい動的ディスクを作成し、および破損したディスクを修復します。ボリュームタイプはシンプル、スパン、ストライプ、ミラー、およびRAID-5の5つのタイプがあります。しかし、これらのどれもマルチブートを対応していません。

違い

SSDをダイナミックディスクに変換する理由

ダイナミックディスクとベーシックディスク

ベーシックディスクをダイナミックディスクに変換することで、大容量、複数のHDD/SSD分割、変換、拡張が可能になります。変換、拡張が不可能なベーシックディスクのみの運用と比べ、Windowsのパフォーマンス低下を防げます。ダイナミックディスクは、ベーシックディスクでは許可されていないことを実行できます。その柔軟性により、多くのユーザーがSSDをダイナミックディスクに変換したいと考えています。

SSDをダイナミックディスクに変換する方法

以下の条件に該当する場合、ダイナミックディスクに変換できません。

Windows OSをダウングレードした場合
対象のSSDに複数のOSが存在する場合
ハードディスク上にOEMパーティションなどの不明なパーティションがある場合
ディスクの空き容量が足りない場合

🔊詳細はこちらの記事を参照して下さい:ダイナミックディスクに変換できないのはなぜですか?

方法1:DiskpartでSSDをダイナミックディスクに変換する

Diskpartはハードディスクを管理するためのコマンドラインツールで、パーティションのサイズ変更、フォーマット、初期化を行うことができます。コマンドを入力してダイナミックディスクに変換することもできます。

ステップ 1. WindowsキーとRキーを同時に押し、「ファイル名を指定して実行」ダイアログで「diskpart」と入力し、Enterキーを押します。

ステップ 2. 以下のコマンドを入力し、一行ずつ入力が完了するとEnterキーを押します。

list disk(すべてのディスクを表示します。)
select disk n(ディスクを選択します。※nはダイナミックディスクに変換したいSSDのディスク番号を意味します。)
convert dynamic(ベーシックディスクをダイナミックディスクに変換します。)

ダイナミックディスクに変換

💡注意:「diskpart」コマンドでの操作は取り消せないため、操作中に大きな損害を引き起こす可能性があります。

方法2:ディスクの管理でSSDをダイナミックディスクに変換する

ディスクの管理を使用すると、SSDをダイナミックディスクに変換することもできます。

💡注意:SSDがMBRディスクで、サイズが2TBを超える場合は、まずMBRをGPTに変換しないと失敗します。

ステップ 1. WindowsキーとRキーを同時に押し、「diskmgmt.msc」を入力し、「OK」をクリックして「ディスクの管理」を開きます。

ディスクの管理

ステップ 2. 対象のSSDを右クリックし、「ダイナミックディスクに変換」を選択します。

ダイナミックディスクに変換

ステップ 3. ダイナミックディスクに変換する物理ドライブを選択します。今回はディスク0のみ変換します。ディスク0のチェックを入れて「OK」をクリックします。

OK

ステップ 4. ディスクの内容を確認し、問題なければ「変換」をクリックして、変換開始します。

開始

しばらくすると、ベーシックディスクがダイナミックディスクに変換されます。

💡注意:マルチブート環境でダイナミックディスクに変換すると、現在のシステムボリューム以外のボリュームにOSをインストールしている場合、パソコンが起動しなくなる可能性があるのでご注意ください。

方法3:数回クリックでSSDをダイナミックディスクに変換する(推奨)

前のパートで説明した方法は、コンピュータの初心者にとって、間違ったコマンドラインを入力すると、問題はさらに複雑になる可能性があります。サードパーティのソフトウェアAOMEI Partition Assistantを使用すると、数回クリックするだけで、簡単にベーシックディスクをダイナミックディスクに変換できます。ご希望の場合は、ベーシックディスクに戻すこともできます。

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注意:デモ版は動作確認の目的でのみ使用されます。つまり、デモでは、すべての機能をプレビュー、すべての操作をシミュレートすることしかできません。

ステップ 1. AOMEI Partition Assistantの製品を起動します。右側の「ダイナミックディスク管理者」をクリックして、AOMEI Dynamic Disk Managerを起動します。

ダイナミックディスク管理者

ステップ 2. ダイナミックに変換したいディスクを右クリックし、「Convert to Dynamic Disk(ダイナミックディスクに変換)」を選択します。

ダイナミックディスクに変換

ステップ 3. ダイナミックに変換したいディスクを選択します。今回はディスク2のみ変換します。ディスク2はすでに選択されているので、そのまま「OK」をクリックします。

選択

ステップ 4. 「Commit(適用)」→「Proceed(続行)」をクリックして操作を開始します。

操作を開始

SSDダイナミックディスクを簡単に管理する方法

ベーシックディスクと同様に、ダイナミックディスク上にパーティションを作成することもできます。これらのパーティションはボリュームと呼ばれます。ダイナミックディスクのボリュームのスペースが不足すると、ボリュームの拡張が必要になる場合があります。サードパーティのソフトウェアAOMEI Partition Assistantはダイナミックディスクのボリュームをより効果的に管理し、ボリュームをリサイズ/移動することもできます。

ステップ 1. AOMEI Partition Assistantを起動します。右側の「ダイナミックディスク管理者」をクリックして、AOMEI Dynamic Disk Managerを起動します。

ダイナミックディスク管理者

ステップ 2. ターゲットドライブを右クリックし、「Resize/Move Volume(ボリュームをリサイズ/移動)」をクリックします。或いは、左側の「General Options(全般オプション)」にこのオプションもあります。

ボリュームをリサイズ/移動

ステップ 3. エッジを左右にスリープしてボリュームを任意のサイズに変更したりすることができます。そして「OK」をクリックします。

任意のサイズに変更

ステップ 4. 「Commit(適用)」をクリックしてすべての操作を実行します。

まとめ

この記事はダイナミックディスクに変換する方法を紹介しました。「ディスクの管理」や「diskpart」コマンドでの操作は取り消せないため、操作中に大きな損害を引き起こす可能性があるため、初心者におすすめしません。そのため、ダイナミックディスクを管理、変換する時やダイナミックディスクのボリュームを移動、リサイズする時、AOMEI Partition Assistantを使用したほうがいいと思います。Windows Serverを使用している場合は、AOMEI Partition Assistant Serverエディションを試すことができます。

カオル
カオル・編集者
カオルはパソコンの基礎知識や、各ソフトに関することなど、幅広く紹介します。わかりやすく、初心者やパソコンに苦手の方でも分かるように工夫をして、IT業界に対しても深い興味を持っています。パーティション管理に関する問題に関心があり、同じ問題に遭遇したユーザーは是非ともブログを参照してください。