楽にドライブレターを変更して、固定する方法

この記事では、USBメモリ等のドライブレター(または、ドライブ名、ドライブ文字)を変更して、固定する理由および効果的な方法をご紹介します。

投稿者 @ゆき 2024年07月24日 @ゆき 最後の更新 2024年06月13日

ドライブレターの概要

ご存知のように、コンピュータでは使用可能なすべてのドライブ(例えば、内蔵ハードディスク、光学ドライブ、SDカード、外部USBメモリ)にドライブレターが割り当てられます。

ドライブレター(ドライブ文字)とは、主にMS-DOSやWindowsでドライブ(外部記憶装置)やパーティションを識別するために使用される文字または文字列のことです。ドライブ名の割り当てにAからZまでのアルファベット1文字を使用することができます。それに、1台のコンピュータでアルファベット26字をそれぞれ1回だけ使用することができます。

【例】このコンピュータでDドライブが既に存在しているなら、他のドライブにDというアルファベットを割り当てることができません。

なぜドライブレターの固定が必要?

 

事例:

私は、iTunesの大量の音楽ファイルなどを外付けHDDに保存したくなるものですが、一つの問題が生じてきます。それは、『リムーバブルディスクはパスが固定されない!!』という事であります。

昨日はリムーバブルディスク(F)だったのに、今日はリムーバブルディスク(G)になってます!?と、こうなってしまいますと、iTunesやら、外部からファイルを読み込むプログラムはファイルが何処へ行ってしまったのか分からなくなって、再生できなくなったりしてしまうわけです。

さて、『今日も明日も、この外付けをFに固定したい。。。』『今日はGで昨日はFだったこいつを、Gに戻したい。。。』そんな願いを叶えてくれますか?

 

上述したケースのように、USBメモリを毎回同じパソコンに接続するたびに、そのドライブ文字が変わることがあるでしょう。特に1台のコンピュータで複数のUSBメモリを使用している時に、この問題がより頻繁に発生します。

また、バックアップフリーソフトを通してUSBメモリとコンピュータの間でバックアップを定期的に取るユーザーは少なくないでしょう。こういう時、ドライブ名を固定すれば、いつでも設定したバックアップタスクが順調にバックアップツールに認識され、実行されます。

そのため、ドライブ文字を変更・固定することが非常に必要です。次はWindows 10でUSBメモリのドライブレターを変更して、固定する方法についてご紹介しましょう~\(*⌒0⌒)♪

ドライブレターを簡単に固定する方法

Windows 10でUSBメモリのドライブレターを固定する効果的な方法を3つ紹介したいんです。

★注意:
以下の方法で1文字をUSBメモリに割り当てると、次回からそのUSBメモリは優先的にそのドライブ文字を割り当てられます。ただし、『優先的に』なので、たまたまUSBメモリが接続されていない時に他のドライブが接続されると、そのドライブに文字を取られることもあります。
ドライブ文字は若い文字から割り当てられる仕組みなので、ドライブ文字を固定したいUSBメモリなら、Jとかそれ以降の文字を割り当てることをお勧めします。

方法 ①:ディスクの管理でドライブ名を固定

🔊ヒント:この例では、ドライブレターの競合を起こさないようにSというめったに使わないドライブ文字を選択します。

手順 1. キーボード上のWindowsキーとXキーを同時に押し、メニューから「ディスクの管理」を選択します。

手順 2. ドライブレターを変更して固定したいUSBメモリを右クリックし、「ドライブ文字とパスの変更」を選択します。

手順 3. ポップアップウィンドウで「変更」をクリックします。

手順 4. 次のウィンドウで、ドロップダウンメニューからUSBメモリに対して適切なドライブ文字を選択し、「OK」をクリックします。

手順 5. 一部のプログラムがドライブ文字に依存して動作することに注意してください。選択したドライブレターは、他のドライブに占用されていない場合、「はい」をクリックし、USBメモリのドライブレターを変更、固定します。

方法②:コマンド・プロンプトでドライブ名を固定

手順 1. Windows10のタスクバーにある検索ボックスに「cmd」と入力し、結果から「コマンドプロンプト」を右クリックし、「管理者として実行」を選択します。

手順 2. 「diskpart」と入力し、Enterキーを押します。

手順 3. 「list volume」と入力し、Enterキーを押します。

手順 4. 「select volume n」と入力し、Enterキーを押します。nはドライブレターを変更して固定したいUSBメモリのボリューム番号です。ボリュームの容量から、どれがUSBメモリか分かります。

手順 5. 「assign letter=S」と入力し、Enterキーを押し、USBメモリにS文字を割り当て、固定します。※Sを他のアルファベットと置き換えることができます。

手順 6. 「exit」と入力し、Enterキーを押し、Diskpartを終了します。そしてもう一度「exit」と入力し、Enterキーを押し、コマンド・プロンプトを終了します。

方法③:パーティション管理ツールでドライブ名を固定

AOMEI Partition Assistant Standard(完全無料)は、最高のパーティション管理ソフトです。マウスのクリック操作だけで楽にUSBメモリのドライブレターを変更して、固定することができます。

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👉ドライブレターを固定する手順は次のとおりです:

手順 1. AOMEI Partition Assistant Standardをダウンロードし、インストールし、起動します。ドライブレターを固定したいUSBメモリを右クリックし、「詳細処理」⇒「ドライブ文字を変更」を選択します。

手順 2. ポップアップウィンドウで新しいドライブ文字(この例ではS文字)を選択し、「はい」をクリックします。

手順 3. 保留中の操作を確認し、問題なければ「適用」⇒「続行」をクリックし、USBメモリのドライブレターを変更、固定します。

ヒント:
また、AOMEI Partition Assistant StandardでMBRディスク上のパーティションタイプIDを変更することもできます。
ちなみに、特定のパーティションのシリアル番号を変更したい場合、大きな割引でAOMEI Partition Assistant Professionalにアップグレードしてください。

結論

Windows 10でUSBメモリのドライブレターを変更して、固定する3つの方法が以上です。いずれかのソリューションを使用したら、毎回同じUSBメモリを同一コンピュータに接続するたびに、Windows 10が自動でそのUSBメモリを認識して、同じ文字を割り当てるはずです。しかし、このUSBメモリを別のパソコンに接続するなら、USBメモリが異なるドライブ名になることもあります。

補足:AOMEI Partition Assistantを使えば、USBメモリのドライブレターを固定するだけでなく、RAWになったUSBメモリを修復したり、メモリーカードの書き込み禁止を解除したり、色々なことができます。