USBメモリの書き込み禁止を解除する方法|Windows 11/10対応
USBメモリにファイルをコピーしようとして「このディスクは書き込み禁止になっています」と表示される場合、まずフォーマットするのではなく、原因を切り分けてください。物理スイッチ、Windowsの読み取り専用属性、会社PCのポリシー、ファイルシステムエラー、USB本体の故障で対処が変わります。この記事では、Windows 11/10/8/7でUSBメモリの書き込み禁止を解除する方法を、データを失いにくい順番で紹介します。
ファイルをWindows10搭載PCからKingston DataTraveler(32GBのUSBメモリ)に移行する時に「このディスクは書き込み禁止になっています」というエラーメッセージが表示されます。
また、このUSBメモリでファイルを作成したり、編集したりすることもできません。このUSBメモリは使用できなくなりますが、ほかのUSBメモリを使用したくないです。書き込み禁止を解除する方法はありますか?
--Yahoo!からの質問
先に確認:フォーマットする前にデータを読めるか見る
書き込み禁止の状態でも、USBメモリ内のファイルを開けることがあります。その場合は、解除作業の前に重要なデータをパソコンや別の外付けHDDへコピーしてください。
次の症状がある場合は、無理に書き込みやフォーマットを繰り返さない方が安全です。
● USBメモリが認識されたり消えたりする
● コピー中に何度もエラーが出る
● 容量表示がおかしい
● 別のPCでも同じエラーが出る
● 異常に熱くなる、または極端に遅い
これらは設定ミスではなく、USBメモリの劣化や故障のサインかもしれません。まず読めるデータを退避してから作業しましょう。
原因別:USBメモリが書き込み禁止になる主な理由
USBメモリの書き込み禁止は、1つの原因だけで起こるわけではありません。
| 原因 | よくある症状 | 優先する対処 |
|---|---|---|
| 物理ロックスイッチ | SDカードや一部USBで急に書き込めない | スイッチ確認 |
| 読み取り専用属性 | DiskPartでReadonlyが付いている | attributes disk clear readonly |
| レジストリ設定 | どのUSBにも書き込めない | WriteProtect確認 |
| グループポリシー | 会社PC・学校PCで制限される | 管理者へ確認 |
| 権限設定 | 特定フォルダやNTFSで書き込めない | アクセス許可確認 |
| ファイルシステム破損 | フォーマットもコピーも失敗する | チェックまたはフォーマット |
| USB本体の寿命 | 別PCでも解除できない | データ退避・交換 |
特に会社や学校のPCでは、セキュリティ上の理由でリムーバブルディスクへの書き込みが制限されている場合があります。Microsoftのサポート情報でも、グループポリシーでリムーバブルディスクの読み取り・書き込みアクセスを制御できることが説明されています。👉Microsoft Support - Removable Storage Access policy
方法1. USBメモリ・SDカードのロックスイッチを確認する
最初に見るべきなのは、USBメモリやSDカード本体です。SDカードやmicroSDカードアダプターには「LOCK」と書かれた小さなスイッチがあり、ロック側に下がっていると書き込みできません。
確認するポイントは次の通りです。
1. USBメモリまたはSDカードをPCから取り外します。
2. 側面にスライド式のスイッチがないか確認します。
3. 「LOCK」側になっている場合は、反対方向へ戻します。
4. もう一度PCに接続し、ファイルをコピーできるか試します。
アダプター経由でmicroSDカードを使っている場合、カード本体ではなくアダプター側のロックが原因になることもあります
方法2. DiskPartで読み取り専用属性を解除する
物理ロックがないのに読み取り専用になる場合、Windows上でディスク属性が付いている可能性があります。Microsoft Learnでは、DiskPartのattributes diskコマンドでディスク属性を表示・設定・解除できると説明されています。👉Microsoft Learn - attributes disk
管理者としてコマンドプロンプトを開き、次の順番で実行します。(検索バーに「cmd」と入力し、結果を右クリックして「管理者として実行」を選択)
nはUSBメモリのディスク番号です。容量を見て対象を確認してください。間違えて内蔵SSDや別の外付けHDDを選ぶと危険なので、select diskの前に必ず容量を見比べます。
成功すると、USBメモリの読み取り専用属性が解除されます。その後、もう一度ファイルのコピーや削除を試してください。
方法3. ファイルやフォルダの読み取り専用属性を外す
USBメモリ全体ではなく、特定のファイルだけ編集できない場合は、ファイル属性が原因かもしれません。Microsoftのattribコマンドでは、ファイルやフォルダの読み取り専用属性を設定・解除できます。👉Microsoft Learn - attrib command
エクスプローラーで確認する場合は、対象ファイルを右クリックし、「プロパティ」から「読み取り専用」のチェックを外します。
コマンドでまとめて解除する場合は、USBメモリのドライブ文字を確認してから実行します。
ここでE:はUSBメモリのドライブ文字に置き換えてください。この方法はファイル属性の解除であり、USBメモリ本体のロックや故障を直すものではありません。
方法4. レジストリのWriteProtectを確認する
どのUSBメモリを挿しても書き込めない場合、Windows側で書き込み保護が設定されている可能性があります。代表的なのが、StorageDevicePolicies内のWriteProtectです。
手順は次の通りです。
1. 「Win + R」キーを押し、「regedit」と入力します。
2. 「HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\CurrentControlSet\Control」を開きます。
3. 「StorageDevicePolicies」があるか確認します。
※補足:もし「StorageDevicePolicies」フォルダがない場合は、フォルダを作成しましょう。Controlフォルダを右クリック→「新規」→「キー」をクリックしたらControlフォルダの中に「新しいキー #1」フォルダが作成されます。このフォルダの名前を「StorageDevicePolicies」に変更してフォルダ作成を完了させます。
4. 右側の「WriteProtect」を開き、値が「1」なら「0」に変更します。※「値のデータ」を「1」に設定すると、USBメモリが書き込み禁止となります。
5. PCを再起動します。
レジストリはWindowsの重要な設定です。変更前に復元ポイントやバックアップを作成し、不安な場合はこの方法を後回しにしてください。会社PCでは管理者が意図的に設定している可能性もあります。
方法5. グループポリシーの書き込み拒否を確認する
Windows Pro以上では、グループポリシーでリムーバブルディスクへの書き込みを禁止できます。家庭用PCでは少ないですが、会社・学校・共有PCではよくある原因です。
確認手順は次の通りです。
1. Win + Rを押し、gpedit.mscと入力します。
2. 「コンピューターの構成」→「管理用テンプレート」→「システム」→「リムーバブル記憶域へのアクセス」を開きます。
3. 「リムーバブル ディスク: 書き込みアクセス権の拒否」を確認します。
4. 「有効」になっている場合は、「未構成」または「無効」に変更します。
5. PCを再起動して確認します。
管理対象のPCでは、勝手に変更してはいけない場合があります。その場合は社内のIT担当者に確認してください。
方法6. ファイルシステムエラーをチェックする
USBメモリのファイルシステムが壊れていると、書き込み禁止のように見えることがあります。まずWindowsのエラーチェックを試します。
1. エクスプローラーでUSBメモリを右クリックします。
2. 「プロパティ」→「ツール」を開きます。
3. 「エラーチェック」の「チェック」をクリックします。
4. 指示に従って修復を実行します。
AOMEI Partition Assistantを使う場合は、「パーティションをチェック」や「不良セクタをチェック」で、USBメモリに論理エラーや不良セクタがないか確認できます。エラーが多い場合は、修復よりもデータ退避と買い替えを優先してください。
(☞゚ヮ゚)☞おすすめ記事:「ファイルは大きすぎて対象のファイルシステムに入りません」の原因と対処法
方法7. 最後の手段としてUSBメモリをフォーマットする
ここまで試しても解除できず、必要なデータをバックアップ済みなら、フォーマットを検討します。フォーマットするとUSBメモリ内のデータは削除されるため、読めるファイルがある場合は必ず先にコピーしてください。

- ディスク&パーティション管理:データを消さずに、サイズ変更・移動・拡張・縮小・結合ができます。空き容量をムダなく活用できます。
- OS移行&ディスクコピー:Windows OSをSSDまたはHDDに移行したり、システムやデータディスクを簡単にクローン。PCの買い替えやバックアップに最適です。
- 効率的なディスク変換:MBRとGPTの相互変換、ベーシックディスクとダイナミックディスクの切り替え、NTFSとFAT32間のファイルシステム変換を安全に行えます。
- ディスク容量を増やす:不要なファイルを正確にクリーンアップ。特に「Cドライブの容量不足」の解消や、OSドライブの整理に役立ちます。
- データの安全な消去:専用アルゴリズムでディスクやパーティションを完全消去。復元できない形で安全に削除します。
AOMEI Partition Assistant Standardでフォーマットする手順は次の通りです。
1. USBメモリをPCに接続し、AOMEI Partition Assistant Standardを起動します。
2. 対象USBメモリのパーティションを右クリックします。
3. 「パーティションをフォーマット」を選択します。
4. ファイルシステムを選びます。
5. 「適用」をクリックして実行します。
Windowsだけで使うならNTFS、WindowsとMacで使うならexFAT、古い機器との互換性を重視するならFAT32を選びます。ただしFAT32は4GB以上の単一ファイルを保存できないため、大容量ファイルを扱う場合は注意してください。
それでも解除できない場合はUSBメモリの寿命を疑う
別のPCでも同じエラーが出る、DiskPartでも解除できない、フォーマットも失敗する場合、USBメモリが物理的に故障している可能性があります。
USBメモリは消耗品です。長期間使ったもの、頻繁に大容量ファイルを書き込んだもの、抜き差しが多いものは劣化します。重要なデータ保存用として使い続けるより、新しいUSBメモリや外付けSSDへ移行した方が安全です。
データが消えた、またはフォーマット後に必要なファイルに気づいた場合は、同じUSBメモリへ新しいデータを書き込まず、データ復元を試してください。
よくある質問
Q1. USBメモリの書き込み禁止はなぜ急に起こりますか?
物理ロックスイッチが動いた、Windowsで読み取り専用属性が付いた、会社PCのポリシーで制限された、ファイルシステムが壊れた、USBメモリが劣化したなど複数の原因があります。まず別のUSBポートや別PCで試し、USB側かPC側か切り分けると判断しやすくなります。
Q2. DiskPartのattributes disk clear readonlyでデータは消えますか?
通常、このコマンドはディスクの読み取り専用属性を解除するためのもので、フォーマットのようにデータを削除する操作ではありません。ただし、対象ディスクの選択を間違えると危険です。実行前にlist diskで容量を確認し、重要なデータは先にバックアップしてください。
Q3. レジストリを変更してもUSBに書き込めないのはなぜですか?
レジストリのWriteProtectは原因の一つにすぎません。物理ロック、グループポリシー、アクセス権、ファイルシステム破損、USB本体の故障が原因なら、レジストリを変更しても直りません。複数のUSBで同じ症状が出るか確認すると切り分けやすいです。
Q4. フォーマットすれば必ず書き込み禁止を解除できますか?
論理的なファイルシステムエラーなら改善することがありますが、物理ロック、会社PCの制限、USBメモリの故障が原因ならフォーマットできない、または再発する可能性があります。フォーマット前にデータを退避し、失敗する場合は無理に使い続けないでください。
Q5. SDカードも同じ方法で書き込み禁止を解除できますか?
多くの確認方法は共通ですが、SDカードではアダプター側のLOCKスイッチが原因になることが多いです。まずカードやアダプターのスイッチを確認してください。その後、Windows上の読み取り専用属性、ポリシー、ファイルシステムエラーを順番に確認します。
まとめ
USBメモリの書き込み禁止は、いきなりフォーマットするより、原因を順番に切り分ける方が安全です。
- 最初にデータを読めるか確認し、必要なファイルを退避する
- SDカードや一部USBでは物理ロックスイッチを確認する
- Windows側の読み取り専用属性はDiskPartで解除できる場合がある
- 会社PCではグループポリシーや管理者設定が原因になることがある
- フォーマットは最後の手段。故障サインがある場合は買い替えを優先する
USBメモリのチェック、フォーマット、データ復元をまとめて行いたい場合は、AOMEI Partition Assistantで状態を確認してから作業してください。
最高のWindowsディスク管理・PC最適化ソフト