SATA SSD対PCIe SSD、PCIeは優れていますか?PCIeとSATA SSDの違いは何ですか?どちらを選んでいいですか?この記事で紹介します。
コンピューターの起動時間を短縮し、書き込みと読み取りの速度を向上させるために、今使っているハードディスクをSSDにアップグレードしようと思うPCユーザがたくさんいます。市場には、レガシーSATA SSD、M.2 SATA SSD、M.2 PCIe SSDやPCIe NVMe SSDなどのようなさまざまなSSDがあります。ここでは、主にPCIe SSDとSATA SSDについて詳しく説明しますので、SATA SSDとPCIe SSDのどちらを選択するか分からない読者様は次の内容をご覧下さい。ご参考になれば幸いです。
SATAおよびPCIeはコンピュータにハードディスク、SSDや光学ドライブを接続する為のインタフェース規格です。
SATA(Serial Advanced Technology Attachment)は、シリアルATA国際機関によって規制され、PATAで使用されるパラレル接続モードではなく、シリアル接続モードを採用しています。1.0から3.0までのイテレーションがあります。
SATA Iは2000年にリリースされました。その転送速度は150MB/sです。2004年にリリースされたSATA IIは、2009年に導入されたSATAの第2世代で、転送速度は最大300MB/sです。SATA IIIの帯域幅転送速度は理論的には最大600MB/sです。
PCIe(Peripheral Component Interconnect Express)は、PCI Special Interest Groupによって開発されました。SSDと異なり、グラフィックカードの接続に使用できます。それは1.0から5.0までのイテレーションがあります。
2019年にリリースされました。1、4、8、または16レーンをサポートします。PCIe 3.0の有効な転送速度はレーンあたり985MB/秒、レーンあたりのPCIe 4.0転送速度は1969 MB/秒です。
SATA SSDは、SATAバスト規格を採用しているSSDを指します。データをRAMに転送してからCPUに転送します。PCIeがデータをバスを介してCPUに直接移動します。だから、PCIe SSDは、SATA SSDよりも高速にデータを転送します。
PCIe SSDが転送速度で優れたパフォーマンスを発揮することは間違いありません。例えば、1つのPCIe 3.0 * 16 SSDの速度は最大12800 MB/s、SATA3.0 SSDは最大550 MB/sです。では、互換性、価格や容量など、他の側面の違いはどうですか?次はPCIeとSATA SSDの異なりです。
▶プロトコル:SATA SSDはAHCI転送プロトコルを使用し、PCIe SSDはNVMeまたはAHCIプロトコルを使用しています。NVMeプロトコルは、レイテンシが低く、IOPSが高く、消費量が少ないです。
▶互換性:SATA SSDはほとんどのメインストリームマザーボードと互換性がありますが、PCIe SSD、特にNVMe PCIe SSDはマザーボードに対してより厳しい要求があります。
▶容量:SATA SSDの利用可能な最大容量はPCIe SSDよりもはるかに大きいですが、ほとんどの消費者にとって、そんなに大きなストレージ需要はありません。
▶価格:SATAは、PCIe SSDよりもギガバイトあたりのコストが低くなります。
SATA SSDとPCIe SSDのどちらが良いですか?実際には、本当の答えはありませんね。さまざまな特定の条件では、結果が異なります。
SSDの購入に十分な予算があり、お使いのコンピューターのファームウェアはPCIe SSDのインストールをサポートしている場合、PCIeSSDをお勧めします。極端な転送速度の経験よりも費用対効果を求めている場合、またはPCのマザーボードがPCIeに適していない場合、SATA SSDを使用してください。
通常、現在のハードディスクドライブからSATAにアップグレードしても、PCIe SSDにアップグレードしても、PCのパフォーマンスが向上します。アップグレード後にPCの動作が遅くなるなら、SSDパーティションが整列していない可能性があります。次の数ステップに従って、SSDパーティションをチェック、整列させることができます。
▼まず、SSDのパーティションのアライメントを確認します。
ステップ 1. Windowsキー+Rキーを合わせて押し、「msinfo32」と入力してEnterキーを押します(または「はい」をクリック)。
ステップ 2. 「システム情報」で「コンポーネント」→「記憶域」→「ディスク」と辿って行きます。SSDの「パーティション開始オフセット」を確認します。
パーティション開始オフセットの値が4096で割り切れないなら、SSDブロックが正しく配置されていないことを意味します。こんな場合は、SSDパーティションのアライメントによって、速度などの問題を解決することができます。
▼次に、GUIツールを使用してSSDパーティションを調整します。
AOMEI Partition Assistant Professionalは優れたパーティションマネージャーであり、数回のクリックだけで4Kアライメントを行うことができます。
Windows 10/8.1/8/7/XPおよびVistaで動作できますので、バージョンを全然心配する必要がありません。読者様、一緒に体験してみましょう!
注意:Windowsサーバシステムを使用している場合はServer版のほうがより適当だと思います。
ステップ 1. AOMEI Partition Assistantをインストールして実行します。SSDのパーティションを右クリックし、「詳細処理」→「パーティションを整列」をクリックします。
ステップ 2. 次の画面が表示されます。パーティションアライメントの設定から「4096セクタ」を選択して「はい」をクリックします。
ステップ 3. 「適用」と「続行」をクリックしてSSDのアライメント操作を実行します。
● 詳細はこちらへ:Windows 10でSSDのアライメントを確認し、調整する方法
ここまでSATA SSD VS PCIe SSDの違い、選択方法、およびSSDパーティションを整列する方法を紹介しました。ご参考になれば、幸いです。もしご不明な点などがありましたら、遠慮なくご質問ください。弊社のメールは:support@aomeitech.com。ここまでありがとうございました。