SSDの破損を修復する方法|Windowsでデータを守りながら安全に直す手順

SSDの破損が疑われる時は、すぐにフォーマットしたり、何度も再起動を繰り返したりしないでください。まずデータを守り、症状を確認してから、Windowsの修復機能や専用ツールで段階的に対応するのが安全です。この記事では、破損したSSDのよくある症状、原因、WindowsでできるSSDの修復方法、パソコンが起動しない場合のMBR修復まで、初心者にもわかる順番で解説します。

By ひとみ    更新日 2026年07月22日

まず確認:SSDが破損した時にやってはいけないこと

破損したSSDを直したい時、最初の行動がとても重要です。誤った操作をすると、復旧できたはずのデータまで失う可能性があります。

特に次の操作は避けてください。

すぐにフォーマットする
何度も強制終了・再起動を繰り返す
エラーが出ているSSDに新しいデータを書き込む
よくわからないまま初期化する
異音、発熱、認識不安定があるのに使い続ける

大切なデータがある場合は、修復より先にバックアップデータ復旧を検討するのが基本です。SSDはHDDと仕組みが違い、状態によっては上書きやTRIMの影響で復旧が難しくなることがあります。

SSDの破損でよくある症状

SSDの破損といっても、完全に壊れているとは限りません。ファイルシステム、パーティション、MBR、ドライバー、接続不良など、原因はいくつかあります。

よくある症状は次の通りです。

  • WindowsでSSDが認識されない
  • 「フォーマットする必要があります」と表示される
  • ファイルやフォルダーが開けない
  • コピー中にエラーが出る
  • PCの動作が急に遅くなる
  • ブルースクリーンやフリーズが増える
  • 「Operating System not found」などが表示される
  • 黒い画面のままWindowsが起動しない
  • SSDが読み取り専用になる

ここで大事なのは、Windowsが起動できるかどうかです。起動できる場合とできない場合では、取るべきSSDの直し方が変わります。

原因:なぜSSDは破損するのか

SSDの破損は、突然起きたように見えても、背景にはいくつかの原因があります。 主な原因は次の通りです。

  • 突然の電源断
  • Windows更新中の失敗
  • 不良セクターやNANDの劣化
  • ファイルシステムのエラー
  • パーティションテーブルの破損
  • MBRやBCDなど起動情報の破損
  • 古いドライバーやファームウェア
  • ウイルス感染
  • ケーブルやUSBケースの接触不良

小企業の業務PCや学生のノートPCでは、外付けSSDの抜き差し、停電、強制終了が原因になることもあります。IT担当者の場合は、クローン後の起動失敗やMBR/GPTの不一致も確認ポイントです。

WindowsでSSDの破損を修復する方法

方法1. Windowsが起動できる場合は、まずエラーチェックを行う

Windowsが起動できる場合は、最初に標準機能でSSDを確認します。

ステップ 1. エクスプローラーを開きます。

ステップ 2. 対象のSSDを右クリックし、「プロパティ」を選びます。

ステップ 3. 「ツール」タブ→「チェック」をクリックします。指示に従ってドライブをスキャンします。

この方法は、軽いファイルシステムエラーに向いています。初心者でも操作しやすく、追加ソフトなしで試せます。

ただし、SSDが頻繁に消える、スキャン中に止まる、重要データが入っている場合は、無理に続けないでください。

方法2. CHKDSKでファイルシステムを修復する

少し詳しい操作ができる場合は、CHKDSKを使ってファイルシステムエラーを確認できます。

ステップ 1. スタートメニューで「cmd」と検索し、「コマンドプロンプト」を右クリック、「管理者として実行」を選びます。

ステップ 2. 次のコマンドを入力します。

chkdsk X: /f

(X: は修復したいSSDのドライブ文字に置き換えてください。)

ステップ 3. 不良セクターの確認も行う場合は、次のコマンドを使います。

chkdsk X: /f /r

ただし、/r は時間がかかり、状態の悪いSSDには負荷がかかることがあります。大切なデータがある場合は、先にバックアップや復旧を優先してください。

方法3. Windowsが起動しない場合はスタートアップ修復を試す

SSDをシステムドライブとして使っていてWindowsが起動しない場合、SSD本体ではなく、起動情報が壊れている可能性があります。

Windowsには「スタートアップ修復」という機能があります。Microsoftによると、この機能は破損したシステムファイル、BCD、MBRなどの起動関連問題の修復に使えます。

ステップ 1. PCの電源を入れます。

ステップ 2. 起動に失敗する場合、Windows回復環境を開きます。

ステップ 3. 「トラブルシューティング」→「詳細オプション」→「スタートアップ修復」を選びます。

ステップ 4. 修復が完了するまで待ちます。

この方法はWindows標準機能なので安心ですが、すべてのMBR破損やパーティション問題を直せるわけではありません。

方法4. AOMEI Partition AssistantでMBRを再構築する

「Operating System not found」「No bootable device」「黒い画面で止まる」などが出る場合、MBRが破損している可能性があります。

このような時に役立つのが、AOMEI Partition Assistantの「ブータブルメディア作成」と「MBRを再構築」機能です。

特に便利なのは、問題のPCが起動しない場合でも、別の正常なWindows PCで起動用USBを作成し、そのUSBから破損したPCを起動してMBR修復を行える点です。

AOMEI Partition Assistant
簡単なディスクパーティションソフト&PCオプティマイザー
  • ディスク容量を最大限に活用するために、パーティションを作成、サイズ変更、移動、削除、クローン作成できる。
  • セキュアブートでOS、ディスク、パーティションをクローンできる。
  • 複数の方法でPCを高速化し、ディスク容量を解放できる。
  • 初心者に優しい失われたデータを復元できる。
  • Windows 11/10/8/7に対応する。
  • NTFS、FAT32、exFAT、ReFSなどの他のファイル形式をサポートする。

ステップ 1. 正常に動くWindows PCにAOMEI Partition Assistantをインストールし、USBメモリを接続します。

ステップ 2. 「ツール」から「ブータブルCD/USBを作成」を選びます

ステップ 3. 画面の案内に従って起動用USBを作成します。

ステップ 4. 起動しないPCにUSBを接続します。

ステップ 5. BIOS/UEFIでUSBから起動します。

1. USBを挿入したまま、コンピュータの電源を入れます。

2. 初期起動画面が表示されたら、BIOSキー(F2、F3、F4、F7、F8、BIOSを作成したメーカーにより異なる)をタップします。

3. BIOSセットアップが起動します。そして、矢印キーで「Boot」タブを選択します。

4. 「Change boot order」を選択し、USBをブートシーケンスの最初のものに移動します。

5. 変更を保存して終了すると、USBからPCが起動します。

ステップ 6. AOMEI Partition Assistantを開き、システムSSDを右クリックし、「MBRを再構築」を選びます。

ステップ 7. Windowsの種類に合うMBRを選び、「適用」をクリックします。

この方法は、コマンド入力に不安がある初心者にも向いています。IT担当者にとっても、現場で起動不能PCを素早く診断する時に便利です。

方法5. SSDが認識されるなら、パーティションやドライブ文字を確認する

SSDが壊れたように見えても、実際にはドライブ文字が消えているだけの場合があります。Windowsの「ディスクの管理」で確認できます。

ステップ 1. スタートボタンを右クリックし、「ディスクの管理」を開きます。

ステップ 2. SSDが表示されるか確認します。

ステップ 3. ドライブ文字がない場合は割り当てます。

ステップ 5. 「未割り当て」になっている場合は、誤って操作せず状態を確認します。

「未割り当て」と表示されている場合、パーティション情報が破損している可能性があります。重要データがあるなら、新しいボリュームを作成する前に復旧を検討してください。

方法6. 最終手段としてフォーマットする

データが不要、またはバックアップ済みの場合は、フォーマットでSSDを再利用できることがあります。

AOMEI Partition Assistantを使えば、NTFS、exFAT、FAT32などのファイルシステムを選んでフォーマットできます。

ただし、フォーマットはデータを消す操作です。以下を確認してから実行してください。

  • 必要なデータを退避したか
  • 対象ディスクを間違えていないか
  • システムドライブではないか
  • 物理故障ではないか

フォーマット後もエラーが続く場合は、SSDの寿命や物理故障を疑い、交換を検討しましょう。

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ステップ 1. AOMEI Partition Assistantを起動します。フォーマットしたいディスクのパーティションを右クリックして 「パーティションをフォーマット」を選択します。

ステップ 2. ファイルシステムの種類やクラスタのサイズなどを設定します。

ステップ 3. 「適用」をクリックしてください。

SSD修復で初心者が迷いやすい判断基準

迷った時は、次の順番で考えると安全です。

● データが重要:修復より先にバックアップ・復旧

● Windowsが起動する:エラーチェック、CHKDSK、ドライバー確認

● Windowsが起動しない:スタートアップ修復、MBR修復

● SSDが認識されない:接続、ケーブル、別PCで確認

● フォーマット要求が出る:すぐフォーマットしない

● 何をしても不安定:SSD交換を検討

SSDの修復は「強い操作」から始めるのではなく、データを守れる軽い確認から進めることが大切です。

まとめ

  • SSDの破損が疑われる時は、最初にデータ保護を考える
  • Windowsが起動する場合は、エラーチェックやCHKDSKから試す
  • 起動しない場合は、スタートアップ修復やAOMEI Partition AssistantのMBR再構築が有効

破損したSSDを安全に直したい場合は、AOMEI Partition Assistantを無料で試して、ブータブルメディア作成、MBR修復、パーティション管理をまとめて確認してみてください。

よくある質問

1. 破損したSSDは自分で直せますか?

軽いファイルシステムエラー、ドライブ文字の問題、MBR破損などであれば、自分で修復できる可能性があります。ただし、SSDが認識されない、異常に熱い、修復中に止まる場合は無理に操作せず、データ保護を優先してください。

2. SSDの修復をするとデータは消えますか?

エラーチェックやMBR修復だけなら、通常はデータ削除を目的とした操作ではありません。ただし、状態の悪いSSDでは作業中にデータへアクセスできなくなる可能性があります。重要なファイルがある場合は、修復前にバックアップを取るのが安全です。

3. Windowsが起動しないSSDでも修復できますか?

起動情報の破損が原因なら、スタートアップ修復やMBR再構築で直せることがあります。AOMEI Partition Assistantなら、別のPCで起動用USBを作成し、問題のPCをUSBから起動してMBR修復を試せます。

4. SSDがフォーマットを要求してきたらどうすればいいですか?

必要なデータがある場合は、すぐにフォーマットしないでください。フォーマットすると復旧が難しくなることがあります。まず別のPCで認識確認を行い、必要ならデータ復旧を検討してから修復やフォーマットを進めましょう。

ひとみ · この記事を書いた人
こんにちは、2023年に入社したひとみです。子供の頃からパソコンに触れるのが好きで、身近な人の「これどうしたらいいの?」という質問に答えているうちに、自然とIT関連の知識を深めてきました。今は、バックアップ&復元、クローン、ディスク&パーティションの管理などを中心に記事を書いています。私の記事は、日常的にパソコンを使う中で「困った」「どうしたらいいの?」と悩んだときに役立つことを目指しています。
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