[解決済み]十分なディスク領域がないので、この操作を完了できません

Windows11/10/8/7でボリュームを拡張、縮小、または作成しようとした際に「十分なディスク領域がないので、この操作を完了できません」というエラーメッセージが表示される場合があります。この記事から答えを見つけることができます。

カオル

投稿者:カオル/更新日:2024年06月07日

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前書き

 

コンピュータに新しいSSDをインストールし、HDDからSSDに切り替えました。SSDに新しいパーティションを作成しようとしたのですが、「十分なディスク領域がないので、この操作を完了できません。」というエラーメッセージが表示されました。PCはWindows10で動作しています。

 

ディスク領域不足が意味すること

文字通り、Windows10(または他のOS)のディスク領域不足は、実行しようとした操作を完了するのに十分な空き容量がドライブに残っていないことを示します。つまり、このプロセスを実行するには、さらに多くの空き容量が必要であるということです。コンピュータを使用すればするほど、不要なファイルが蓄積され、ハードディスクの空き容量が少なくなっていきます。

エラーメッセージ

このメッセージが表示された場合は、次の3つの理由によって引き起こされます。

理由①ディスクの管理エラー

ハードドライブにいくつかの変更があるかもしれませんが、ディスクの管理はこれらの変更を検出できませんでした。したがって、新しいボリュームを拡張または作成するときは、ディスクを再スキャンしてください。

理由②ディスク容量不足

空き容量が不十分なターゲットディスクでボリュームを拡張すると、「ディスク容量が不足しています」というエラーが表示されます。

理由③MBRディスクの制限

MBR(マスターブートレコード)は、古いパーティションテーブルで、MBRディスクは最大で4つのプライマリパーティションしか許可しません。したがって、5番目のパーティションを作成することはできません。

Windows11/10/8/7で空き容量が足りない場合の3つの対処方法を紹介します。

ディスク領域不足の解決策

解決策1:ディスクの管理でディスクを再スキャンする

ディスクの管理では、PC上のディスクを再スキャンして、欠落した変更がないかどうかを確認できます。次のステップに従って、理由①の「ディスクの管理エラー」をチェックします。

ステップ 1. 「Windows+R」キーを押し、「diskmgmt.msc」と入力し、「はい」をクリックします。

diskmgmt.msc

ステップ 2. 上部のコンソールで「操作」をクリックし、リストから「ディスクの再スキャン」を選択します。

ディスクの再スキャン

これでPC上のディスクをスキャンして、問題がまだ存在するかどうかを確認します。

解決策2:AOMEI Partition Assistantでディスク容量を拡張する

ディスクの管理では、パーティションの作成、縮小、拡張中に十分なスペースがないと表示される場合は、AOMEI Partition Assistantでボリュームを拡張できます。これで理由②の「ディスク容量不足」が解決されます。

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注意:デモ版は動作確認の目的でのみ使用されます。つまり、デモでは、すべての機能をプレビュー、すべての操作をシミュレートすることしかできません。

ステップ 1. AOMEI Partition Assistantを起動し、「ツール」→「パーティションを拡張」を選択します。

パーティションを拡張

ステップ 2. ここで、「システムパーティションの拡張」を選択するか、「下記のディスクから拡張したいパーティションを選択してください」を選択し、「次へ」をクリックします。ここで例として、「システムパーティションの拡張」を選択します。

パーティション拡張ウィザード

ステップ 3. このウィンドウで、パーティション拡張のために縮小可能なパーティションが全て表示され、空き容量のあるディスクパーティションを選択します。この空き容量は、後で拡張するパーティションに割り当てられます。そして、「次へ」をクリックします。

縮小可能なパーティション

ステップ 4. このウィンドウで、「新しいサイズ」ページで、スライダをドラッグするか、または「新しいサイズ」ボックスに適切なサイズを入力することにより、ディスクのパーティションサイズを指定します。そして、「次へ」をクリックします。

サイズを変更

ステップ 5. 「ディスクレイアウト」ページには、全ての操作が表示されます。拡張操作を確認して、問題なければ「続行」をクリックします。

続行

解決策3:AOMEI Partition AssistantでMBRをGPTに変換する

MBRとGPTは、ユーザーによく使われるパーティションスタイルです。その違いはいろいろあります。

🔊詳細はこちらの記事を参照して下さい:【徹底解説】MBRとGPTの違い

Windows11、10、8、7でディスクがMBRパーティションスタイルを使用して、パーティションを作成すると、「十分なディスク領域がないので、この操作を完了できません」というエラーが表示される場合があります。MBRパーティションスタイルは、最大4つのプライマリパーティションのみをサポートしますが、GPTパーティションスタイルはMBRより最新の方式で、ディスク上のパーティションの数に制限はありません。したがって、この問題を解決するには、まずMBRをGPTに変換する必要があり、そしてプライマリパーティションの作成を続行できます。これで理由③の「MBRディスクの制限」が解決されます。

💡注意:GPTベースのシステムディスクにはUEFIファームウェアが必要です。システムディスクを変換する場合は、コンピュータがUEFIモードを使用していることを確認してください。PCが使用しているブートファームウェアを確認するには、「Win+R」を押して「ファイル名を指定して実行」を開き、「msinfo32」と入力してシス​​テム情報を開きます。そして、「BIOSモード」を参照して、BIOSを使用しているかUEFIを使用しているかを確認してください。

ステップ 1. AOMEI Partition Assistantをダウンロードして起動します。メインインターフェイスで問題のあるディスクを右クリックし、「GPTディスクに変換」を選択します。

GPTディスクへ変換

ステップ 2. ディスクにシステムが含まれている場合は、マザーボードがUEFIをサポートしていることを確認するように求められます。「はい」をクリックして確定します。

操作を確認

ステップ 3. 「適用」>「続行」をクリックして、プロセスが完了するのを待ってください。

適用

しばらくすると、ディスクはGPTディスクに変換されます。その後、GPTディスク上にパーティションを作成し続けることができます。

まとめ

以上の3つの方法は「十分なディスク領域がないので、この操作を完了できません」というエラーを解決できます。特に、ディスクパーティション管理ソフトAOMEI Partition Assistantの二つ機能「パーティションを拡張」または「GPTディスクに変換」によって、データを失うことなくエラーを修復できます。是非ともお試し下さい。Windows Serverを使用している場合は、AOMEI Partition Assistant Serverエディションを試すことができます。

カオル
カオル・編集者
カオルはパソコンの基礎知識や、各ソフトに関することなど、幅広く紹介します。わかりやすく、初心者やパソコンに苦手の方でも分かるように工夫をして、IT業界に対しても深い興味を持っています。パーティション管理に関する問題に関心があり、同じ問題に遭遇したユーザーは是非ともブログを参照してください。