4TBのHDDの容量を2TBしか認識しない時の対処法

4TBハードディスク(HDD)に2TBの容量しか認識されず、残りのストレージに未割り当て領域が表示される場合は、どうすればいいでしょうか?この記事は、2TBしか認識しない原因と、それを安全に対処する方法について説明します。

カオル

投稿者:カオル/更新日:2024年07月05日

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4TBのHDDの容量を2TBしか認識しない?

1.5TBのハードディスクから4TBのハードディスクに移行した後、4TBのハードディスクがディスクの管理で2TBと表示され、残りの領域がクローン作成後に未割り当て領域と表示されます。未割り当て領域を右クリックすると、プロパティとヘルプ以外のすべてのオプションがグレー表示されます。したがって、未使用の領域で新しいボリュームを作成することはできません。プライマリパーティションのボリュームを拡張する場合は、次のようなエラーメッセージが表示されます。

「大容量のMBRディスクの最初の2TBのみが利用可能です。2TBより大きなサイズのパーティションの作成、およびディスクのダイナミックへの変換はできません。」

インストール後に4TBの新しいハードディスクが未割り当てになります。新しいパーティションを作ろうと思っても、2TBしか使えない場合があります。

この問題に遭遇したことはありますか?この場合は、どうすればいいでしょうか?

4TBのHDDの容量を2TBしか認識しない原因

このエラーが発生する主な原因は、MBRの最大ディスクサイズです。

MBRはマスターブートレコードの略で、レガシーBIOSを使用します。MBRディスクは、最大4つのプライマリパーティションまたは3つのプライマリパーティションと1つの拡張パーティションのみをサポートし、最大ディスクサイズが2TBです。つまり、5TBのディスクを持っていても、パーティションスタイルがMBRの場合、2TBを超える部分はWindowsでは使用されません。対処法はもちろん、MBRをGPTに変換することです。

ここではMBRとGPTに関するディスクサイズの違いのみ紹介します。詳しい違いはこちらへ:【徹底解説】MBRとGPTの違い、確認・変換方法、どっちがいい?

4TBのHDDの容量を2TBしか認識しない場合の対処法

以上から、4TBハードディスクの未割り当て領域の対処法はGPTに変換することだとわかります。では、MBRをGPTに変換する方法は?Windows内蔵の「ディスクの管理」とDiskPart.exeツールで可能ですが、どちらもまずディスク上の既存のパーティションをすべて削除してからGPTに変換する必要があります。そうしないと、GPTディスクに変換がグレーアウトしたり、仮想ディスクサービスエラーが発生したりします。

AOMEI Partition Assistantは、優れたサードパーティ製ディスク管理ソフトです。パーティションを削除せずに(データを失うことなく)、HDDをMBRとGPTの間で相互変換することができます。そのほか、ブータブルUSB/CDの作成、空き領域の割り当て、SSDへのOS移行、紛失したデータの復元、重複ファイルの検索&削除など、強力な機能がたくさん備えています。

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注意:デモ版は動作確認の目的でのみ使用されます。つまり、デモでは、すべての機能をプレビュー、すべての操作をシミュレートすることしかできません。

ステップ 1. AOMEI Partition Assistantを起動します。

ステップ 2. 変換するシステムディスク(この例ではディスク0)を右クリックし、「GPTディスクに変換」を選択します。

GPTディスクに変換

ステップ 3. 「このMBRディスクをGPTディスクに変換しますか?」という変換操作の確認画面が表示されたら、「はい」をクリックします。

はい

ステップ 4. メッセージをよく読んで、「はい」をクリックします。

メッセージ

ステップ 5. 問題なければ「適用」をクリックして、MBRからGPTへの変換を実行します。

適用

MBRからGPTへの変換はこれで簡単に完了します。変換後、4TBハードディスク上の未割り当て領域を他のプライマリパーティションに割り当てたり、新しいパーティションを作成したりすることができます。新しいパーティションを作成するには、ディスクの管理で十分です。4TBハードディスク上の未割り当て領域を他のパーティションに追加する場合、AOMEI Partition Assistantの使用をお勧めします。

まとめ

この記事は、4TBハードディスク(HDD)に2TBの容量しか認識されない理由と、それを対処する方法について説明しました。なお、AOMEI Partition Assistantは他の便利な機能も備えています。例えば、データの損失なしでMBR/GPTへ変換、ディスククローンを作成、OSを移行、フォルダやインストール済みプログラムを移動することもできます。是非ともお試し下さい。Windows Serverを使用している場合は、AOMEI Partition Assistant Serverエディションを試すことができます。

4TBハードディスクの未割り当て領域に関するFAQ

Q:4TBハードディスクの未割り当て領域とは何ですか?

A:未割り当て領域とは、4TBハードディスクの内、パーティションやファイルシステムに割り当てられていない領域のことです。未割り当て領域はストレージ用に割り当てられるまで、基本的に使用されずに残ります。

Q:4TBのハードディスクで未割り当て領域が発生するのはなぜですか?

A:未割り当て領域は、フォーマット時の不完全なパーティション分割、パーティションの削除、パーティションのサイズ変更など、さまざまな理由で発生します。また、ディスク容量全体が特定のパーティションに割り当てられていない製造プロセスが原因である可能性もあります。

Q:未割り当て領域を保管目的で利用することはできますか?

A:はい、未割り当て領域は、新しいパーティションを作成したり、既存のパーティションを拡張するために利用できます。これにより、4TBハードディスクのストレージ容量を最大限に活用することができます。

Q:4TBハードディスクに未割り当て領域を割り当てる前に、どのような注意が必要ですか?

A:未割り当て領域を割り当てる前に、バックアップフリーソフトで重要なデータをバックアップしてください。パーティションの分割やサイズ変更は、正しく行わないとデータの損失につながる可能性があります。

Q:4TBのハードディスクで未割り当て領域を効果的に管理するメリットは何ですか?

A:未割り当て領域を効果的に管理することで、ストレージ容量を最適化し、ディスクのパフォーマンスを向上させ、データをより効率的に整理することができます。また、データの断片化などの潜在的な問題を防ぎ、システムのスムーズな動作を保証します。

カオル
カオル・編集者
カオルはパソコンの基礎知識や、各ソフトに関することなど、幅広く紹介します。わかりやすく、初心者やパソコンに苦手の方でも分かるように工夫をして、IT業界に対しても深い興味を持っています。パーティション管理に関する問題に関心があり、同じ問題に遭遇したユーザーは是非ともブログを参照してください。