安全で高速|Windows 11/10/8/7 PCで未割り当て領域を抹消する2つ方法

未割り当て領域を消去してそこからデータを完全に削除したいですか?本ページでは、Windows 11、10、8、7で未割り当てのディスク領域を抹消する方法を示します。

Comnena

投稿者:Comnena/更新日:2023年05月15日

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未割り当て領域を消去する理由

なぜディスク未割り当ての領域を消去しますか?機密データの漏洩を防ぐために、そこからデータを完全に削除する必要があるとそう思う人がたぶん多いかもしれませんね。

パーティションが削除されても、作成した未割り当て領域上のデータが完全に消去されることは不可能です。これは、NTFS、FAT32などのファイルシステムの仕組みのせいです。実際には、Windowsでパーティションの削除後、一緒に削除されたファイルはマスターファイルテーブル(ハードディスクのインデックス)から「削除済み」としてマークされますが、すぐに削除されません。つまり、これらの削除されたファイルは、Windows内からアクセスできなくなるだけです。

こんな場合、データ回復ツールを使用すると、ファイルが簡単に回復されます。誰でもそこにアクセスできるようになります。ですから、未割り当て領域を完全に消去しなければなりません。

Windows 11/10/8/7で未割り当て領域を消去する二つ方法

この部分では、Windowsコンピューターの未割り当て領域からデータを抹消する2つの異なる方法を提供します。読者様はご希望のように選択していいと思います。

方法1:Cipher.exeでHDD未割り当て領域を消去する

Cipher.exeは、Windows XP以降のバージョンのWindows PCに組み込まれているツールです。もともとはファイルを暗号化/復号化するために開発されましたが、削除されたファイルを完全抹消する「消去」オプションもあります。

「/w」オプションは「消去(Wipe)」を表示します。実行すると、ハードディスク(または特定のフォルダー)の未使用/未割り当ての領域が3回(3パス)上書きされます。詳しく言うと、一回目では、削除されたすべてのファイル情報が1に置き換えられて、二回目ではゼロに置き換えられて、三回目ではランダムな数値に置き換えられます。Cipher.exeでディスクの未割り当て領域を消去するには、次の手順に従います。

ステップ 1. キーボードでWinキー+Rキーを合わせて押して、「ファイルを指定して実行」ダイアログを開きます。「diskmgmt.msc」と入力し、「はい」をクリックして「ディスクの管理」を開きます。

ステップ 2. 未割り当て領域を右クリックし、「新しいシンプルボリューム」を選択します。ガイドに従って、未割り当て領域にドライブ文字を含む新しいパーティションを作成します。

ステップ 3. コマンドプロンプト画面を開く:Winキー+Rキーを押して「ファイルを指定して実行」ダイアログを開きます。「cmd」と入力し、「はい」をクリックします。

ステップ 4. 「cipher /w: 」と入力し、Enterキーを押します。

未割り当て領域をワイプ

注意:ドライブのすべてのセクターの読み取りと上書きを3回行う必要があるため、どれだけの時間がかかるかは、主に未割り当て領域の大きさによって異なります。

方法2:パーティション管理ソフトで未割り当て領域を消去する

Windows PCの未割り当て領域を消去するため、AOMEI Partition Assistant Proと呼ばれるディスクパーティションマネージャーを使用することもできます。このソフトを使用すると、ディスク全体を消去するだけでなく、特定のパーティションを消去するだけでなく、Windows 11/10/8/7およびWindows XP/Vista(32ビットおよび64ビット)の未割り当て領域のデータも消去することができます。次のボタンをクリックしてAOMEI Partition Assistant Proの体験版を無料でダウンロードし、使用してみます。

Proのデモ版 Win 11/10/8.1/8/7/XP
安全かつ高速
注意:デモ版は動作確認の目的でのみ使用されます。つまり、デモでは、すべての機能をプレビュー、すべての操作をシミュレートすることしかできません。

ステップ 1. AOMEI Partition Assistant Proを実行します。HDD未割り当て領域をクリックし、「消去」の「パーティションを消去」を選びます。

未割り当ての領域を抹消

ステップ 2. 表示されるミニウィンドウで、「全セクターにゼロを書き込む(安全かつ迅速)」を選択し、「はい」をクリックします。

ワイプ方法を選択

注意:ここで「全セクターにゼロを書き込む(安全かつ迅速)」を例とします。他の三つオプション:「セクタにランダムデータを書き込む(安全かつ迅速)」、「DOD 5220.22-M(とても安全、遅い)」、「Gutmann(とても安全、とても遅い)」も必要に応じて選択できます。

ステップ 3. メインインターフェイスに戻り、「適用」と「続行」をクリックして保留中の操作をコミットします。

未割り当て領域の消去を確認

未割り当て領域の消去を適用

この方法は、ハードドライブの空き領域を消去する場合にも適用できます。データ消去機能に加えて、AOMEI Partition Assistant Proには次の素晴らしい機能もあります:

パーティションを削除せずに、非システムディスクをMBRとGPTパーティションスタイル間で変換します。
MBRとMBRディスク(HDD/SSD)間でOSを移行します。
未割り当て領域と隣接するパーティションを結合します
パーティションを別のハードディスクにコピーします。
HDDまたはSSDドライブでMBR(マスターブートレコード)を再構築します。

AOMEI Partition Assistantは、弊社のR&Dチームによって厳密にテストされ、セクタのレベルからすべてのデータを保護できます。パーティションスタイル(MBRディスクかGPTディスクか)とディスクサイズ(2TB以上かどうか)にかかわらず、ディスク&パーティションに関する様々な問題を解決できます。

注意:Windows Server 2022/2019/2016/2012/2008/2003の未割り当て領域または空き領域からデータを消去するには、Server版のほうがより適当だと思います。

最後の言葉

ここまで、Windows 11/10/8/7でディスクの未割り当て領域を消去しました!この記事では、未割り当て領域を消去する場合に、利用可能な2つの方法を紹介します。Cipher.exeとGUIツール-AOMEI Partition Assistant Proです。

読者様は自分の詳細な状況に応じてその対処法を選んでよろしいと思います。ご参考になれば、幸いです。もしご不明な点などがありましたら、遠慮なくご質問ください。弊社のメールは:[email protected]。ここまでありがとうございました。

最後!問題を解決しておめでとうございますヽ(〃'▽'〃)ノ☆!

Comnena
Comnena・編集者
Comnenaは、パソコンに関わるヘルプドキュメント、基礎知識、リソースなどを書いています。そのほか、バックアップ&復元、クローン、ディスク&パーティションの管理、クラウドファイルの同期などの記事もたくさん持っています。