Wordで保存できないトラブルの原因と解決方法

Wordで何度保存してもエラーが出る原因は?保存できないループを解消する具体的な手順と予防策を分かりやすく解説します。トラブルを根本から解決。

カオル

更新者: カオル / 2024年11月20日

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よくある原因:Wordが何度保存してもできない理由は?

Microsoft OfficeのWord(ワード)でファイルを保存しようとすると、エラーが出て保存できないことがあります。また、保存中にエラーが出ずにWordがフリーズしたり、「名前を付けて保存」のウィンドウが何度も表示されることもあります。

 

ドキュメントを保存できません。保存ボタンを押すと、「ファイルエラーが発生しました」と表示され、何度やっても保存できません。どうすればいいですか?

- Yahooからの質問

保存

Wordではよくある問題ですが、エラーでワードファイルが保存できないのは非常に困ります。では、Wordが何度保存してもできない理由はなんでしょうか?

保存先の問題

  • 保存先のフォルダにアクセス権限がない。
  • ネットワークドライブや外付けUSBデバイスが切断されている。
  • ディスク容量が不足している。

ファイルの問題

  • ファイル名に禁止文字(例: /, *, :など)が含まれている。
  • ファイル形式が壊れている(特にテンプレートや古い形式で保存した場合)。

ソフトウェアやシステムの不具合

  • Wordの設定やインストールファイルにエラーがある。
  • Windowsのシステムにアップデートが必要。
  • ウイルス対策ソフトがWordの動作を妨げている。

プラグインやアドインの影響

  • インストールされているアドインがWordの動作を妨げる場合がある。

そのほかの理由

  • ファイルが開いている状態で別のユーザーが編集中。

特殊ケース

  • 保存時にクラウドサービス同期がエラーを起こす(例: Google Drive, Dropbox, OneDriveの同期不具合)。

解決方法:保存できないループを解消する手順は?

ここで、トラブルを解消する4つの解決策を紹介します。

1. 簡単に試せる解決策

保存先を変える

別のフォルダやデスクトップに保存してみてください。USBやネットワークドライブを使っている場合は、接続状況を確認し、PC内に一時保存する方法も有効です。

名前を変更して再保存

ファイル名に特殊文字を使わず、短い名前を付けて保存してみましょう。

禁止文字を入れないでください。

ウイルス対策ソフトを閉じる

サードパーティ製のウイルス対策ソフトを一時閉じて見ます。

クラウドを閉じる

クラウドサービス同期を一時閉じて見ます。

2. WordやPCを再起動

Wordを再起動する

一時的なバグで保存できない場合は、Wordを再起動すると解消することがあります。

PCを再起動する

システム側の一時的なエラーを修正するには、PC全体を再起動してみましょう。

再起動

3. ソフトウェアの修復や更新

Officeの修復ツールを使う

Officeの修復機能を利用することで、壊れたファイルや設定を自動で修復できます。Microsoft Officeの修復機能は、WordやExcel、PowerPointなどの動作不具合を解消するためのツールです。保存できないトラブルや動作が不安定な場合に役立ちます。

ステップ 1. 画面左下のスタートボタンをクリックし、検索ボックスに「コントロールパネル」と入力して選択します。「プログラムと機能」をクリックします。

プログラムと機能

ステップ 2. プログラム一覧の中から、インストール済みのMicrosoft Officeを見つけます。「Microsoft 365」または「Microsoft Office 20XX」(バージョン番号が表示される場合)と表示されているはずです。

ステップ 3. Officeを選択し、上部または右クリックメニューから「変更」をクリックします。

ステップ 4. 変更を選ぶと、修復方法を選択する画面が表示されます。次のいずれかを選んで実行します:

① クイック修復:
説明: よくある問題を素早く修正する方法です。インターネット接続は不要で、最短で修復が完了します。
手順: 「クイック修復」を選択し、「修復」をクリックします。
② オンライン修復:
説明: より徹底的に問題を解決する方法で、Officeの設定やファイルを再ダウンロードします。インターネット接続が必要です。
手順: 「オンライン修復」を選択し、「修復」をクリックします。

修復には少し時間がかかることがあります。修復が開始されると、自動で問題を検出して修正します。修復完了後、Officeアプリケーションを再起動して、動作が正常に戻ったか確認します。

注意点修復中にOfficeが一時的に使用できなくなるため、事前にすべての作業を保存して終了してください。オンライン修復を選択する場合は、安定したインターネット接続が必要です。

Word最新バージョンにアップデートする

Wordを最新バージョンにアップデートすることで、新しい機能の利用やバグ修正が反映され、不具合を解消できる可能性があります。

ステップ 1. Wordを起動し、左上の「ファイル」タブをクリックします。

ステップ 2. メニューの「アカウント」または「ヘルプ」をクリックします。アカウント画面に移動すると、「Office 更新プログラム」という項目が表示されます。

ステップ 3. 「Office 更新プログラム」の横にある「更新オプション」ボタンをクリックします。表示されるメニューから「今すぐ更新」を選択します。

ステップ 4. Wordがアップデートをチェックし、利用可能な最新バージョンがあれば自動でダウンロードしてインストールを開始します。アップデート完了後、指示に従いWordを再起動します。

もしWordが正しく更新されない場合、手動で最新バージョンをインストールすることも可能です。

ステップ 1. Microsoft Office公式ダウンロードページにアクセスし、サインインします。Microsoft 365または購入済みOfficeのアカウント情報に基づいて、最新版をダウンロードします。

ステップ 2. Wordをアンインストールし、ダウンロードしたインストーラーで再インストールします。インストール後、最新バージョンが適用されていることを確認してください。

注意点アップデート中にデータが失われないよう、作業中のファイルを必ず保存して閉じておきましょう。

4. アドインを無効化

アドインが原因と疑われる場合、Wordの「セーフモード」で起動し、問題の原因となっているアドインを無効にします。

アドインとは?

アドイン(Add-in)は、Microsoft WordやExcelなどのソフトウェアに追加機能を提供するプログラムのことです。アドインを利用すると、作業を効率化したり、特定の機能を拡張したりすることができます。

たとえば、表作成やカスタムテンプレート、翻訳ツールなどがアドインの一例です。Microsoft公式のものもあれば、サードパーティ製のアドインも存在します。しかし、一部のアドインがWordの動作に干渉し、「保存できない」や「動作が不安定になる」といった問題を引き起こすことがあります。

ステップ 1. キーボードの Windowsキー + R を押します。「ファイル名を指定して実行」ウィンドウで、「winword /safe」と入力し、「OK」をクリックします。

ステップ 2. セーフモードでWordが起動します。この状態で問題が解消されれば、アドインが原因の可能性が高いです。

セーフモードで問題が解消された場合、以下の手順でアドインを無効化します。

ステップ 1. Wordを通常どおり起動します。

ステップ 2. 上部メニューから「ファイル」→「オプション」をクリックします。左メニューの「アドイン」を選択します。

ステップ 3. 画面下部の「管理」ドロップダウンメニューから「COM アドイン」を選び、「設定」をクリックします。

ステップ 4. チェックボックスをオフにして、不要なアドインを無効にします。

注意点アドインを無効にしても問題が解消しない場合は、別の原因が考えられます(例: Word本体の不具合やファイル形式の問題)。

保存できないトラブルを防ぐための予防策

解決だけでなく、保存できない問題を未然に防ぐための具体的な方法を提示します。

バックアップの習慣化

クラウドストレージを活用するか、バックアップソフトで定期的にスケジュールを設定し、バックアップを自動化する

推奨ソフト:重要なデータを守るために、AOMEI Backupperという無料のバックアップソフトを使って、事前にバックアップを取ることをおすすめします。

定期的な更新

Microsoft WordやPCのOSを最新状態に保つ

ファイル管理の徹底

保存先フォルダを整理し、アクセス権限を確認する

ハードウェアのチェック

USBデバイスや外付けドライブの状態を確認する

トラブルが解消しない場合の対策:データ回復ツールの活用

上記の手順を試しても問題が解決しない場合や、保存できないエラーによってWordファイルが失われてしまった場合、データ回復ツールを利用することで、失ったファイルを復元できる可能性があります。

こんな時は、AOMEI FastRecoveryにような専門のデータ復元ソフトが役に立ちます。

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3ステップでデータ復旧:

ステップ 1. AOMEI FastRecoveryをインストールして起動します。データが失われたパーティションやディスクを選択し、「スキャン」をクリックします。

スキャンをクリック

ステップ 2. 「クイックスキャン」で消したデータを迅速に検出し、その後「ディープスキャン」で他の失われたデータを検索します。スキャンが完了すると、削除されたファイルや紛失したファイルが表示されます。復元したいファイルを選択し、プレビューすることができ、「復旧」をクリックします。

プレビューと復旧

ステップ 3. 「フォルダーの選択」ボタンをクリックして、復元したファイルを保存するパスを選択します。

ファイルの上書きを避けるため、復元されたファイルを元場所と異なるディスクで保存しなければなりませんので注意してください。

フォルダーを選択

まとめ

Wordで「保存できない」「何度も同じ操作を繰り返している」ときは、保存先やファイル名、ソフトウェアの不具合が原因である場合が多いです。本記事の解決手順を試して、保存できないループをスムーズに解消しましょう!トラブルを未然に防ぐための自動保存機能の活用もおすすめです。

よくある質問(FAQ)

Q1. Wordで保存できない場合、最初に試すべきことは?

A. 別のフォルダやデスクトップに保存してみてください。また、ファイル名に特殊文字が含まれていないか確認しましょう。

Q2. 自動保存が動作していないのはなぜ?

A. Wordの設定で自動保存がオフになっているか、保存先のクラウドストレージにアクセスできない場合があります。

Q3. 保存できないファイルを復元する方法は?

A. Wordの「回復ファイル」を探し、必要に応じてOfficeの修復ツールを使用してください。

カオル
カオル・編集者
カオルはパソコンの基礎知識や、各ソフトに関することなど、幅広く紹介します。わかりやすく、初心者やパソコンに苦手の方でも分かるように工夫をして、IT業界に対しても深い興味を持っています。パーティション管理に関する問題に関心があり、同じ問題に遭遇したユーザーは是非ともブログを参照してください。