Windows11でデスクトップからゴミ箱が消えた場合の対処法
Windows 11でデスクトップからゴミ箱アイコンが消えてしまったことはありませんか?この問題は意外とよく起こり、設定ミスやシステムの不具合が原因でゴミ箱がデスクトップに表示されないことがあります。この記事では、Windows 11でゴミ箱がデスクトップから消えた場合の対処法を詳しく解説します。
Windows 11のデスクトップでゴミ箱が消えるという問題は、意外に多くのユーザーが経験しています。この問題に直面すると、誤って削除したファイルを復元することができなくなり、困りますね。しかし、心配はいりません。デスクトップからゴミ箱が消えた場合でも、いくつかの方法で簡単に復元できます。
この記事では、Windows 11のゴミ箱がデスクトップから消えた場合に試すべき対処法を詳しく解説します。問題を解決するためのステップを順番に追っていきますので、気になる手順から試してみてください。
Windows11でデスクトップからゴミ箱が消えた場合の対処法
Windows11でデスクトップからゴミ箱が消えた場合、ゴミ箱の設定やトラブルシューティングツールなどを試して、ゴミ箱を復元することができます。下記の内容で対処法それぞれの手順を説明します。
▌ 方法1. ゴミ箱のアイコンをデスクトップに再表示
最も基本的な対処法は、Windows 11の設定を調整してゴミ箱を再表示させることです。デスクトップからゴミ箱が消えてしまったのは、ゴミ箱のアイコンが非表示に設定されている可能性が高いです。デスクトップのアイコン表示設定を変更することで、ゴミ箱を再度表示させることができます。Windows11から消えたゴミ箱のアイコンをデスクトップに再表示させるには、2つの方法があります。
デスクトップ設定を変更する
ステップ 1. スタートメニューから「設定」を開きます。
ステップ 2. 「個人用設定」をクリックし、左メニューから「テーマ」を選びます。
ステップ 3. 画面右側の「デスクトップ アイコンの設定」をクリックします。
ステップ 4. 表示したいアイコン(コンピュータ、ユーザーのファイル、ネットワークなど)にチェックを入れて「適用」を押します。
アイコン設定を確認する
「デスクトップで右クリック」→「表示」→「デスクトップアイコンの表示」を選択します。
(☞゚ヮ゚)☞関連記事:デスクトップからゴミ箱以外すべてのアイコンが消えた時の対処法
▌ 方法2. グループポリシーエディタを使用して設定を修正
Windows11でゴミ箱が非表示になっている場合、システム設定やポリシーが原因かもしれません。次に、これらを確認する方法を紹介します。
システム設定を確認
システム設定でゴミ箱を非表示にするオプションが選ばれている場合があります。次の手順でこれを確認します。
ステップ 1. スタートメニューをクリックし、「設定」を選択します。
ステップ 2. 「プライバシとセキュリティ」セクションを選び、その中から「Windowsセキュリティ」を選びます。
ステップ 3. デバイスのパフォーマンス設定の中に「ゴミ箱の設定」が非表示にされていないか確認します。
グループポリシーエディタを確認
もしゴミ箱がポリシーで制限されている場合、グループポリシーエディタでその設定を変更する必要があります。これを行うには、以下の手順を実行します。
ステップ 1. 「Windows + R」を押し、「gpedit.msc」と入力して「Enter」キーを押し、グループポリシーエディタを開きます。
ステップ 2. 「ユーザーの構成」→「管理用テンプレート」→「デスクトップ」→「デスクトップアイコンの非表示」オプションを確認します。ここで、ゴミ箱が「無効」に設定されていないかをチェックします。
ステップ 3. 設定を変更もし「無効」に設定されていた場合、「未構成」または「有効」に変更し、設定を適用します。
▌ 方法3. 手動でゴミ箱のショートカットを作成
もし上記の方法でもゴミ箱が表示されない場合、手動でゴミ箱のショートカットを作成する方法があります。この方法は少し手間がかかりますが、効果的です。
(☞゚ヮ゚)☞関連記事:【3つ方法】Windows PCでデスクトップのショートカットを削除する
ステップ 1. デスクトップ画面で右クリックをし、「新規作成」→「ショートカット」をクリックします。
ステップ 2. 「項目の場所を入力してください」の欄に[%SystemRoot%\explorer.exe shell:RecycleBinFolder]を入力し、「次へ」をクリックします。
ステップ 3. 「このショートカットの名前を入力してください」の欄に自分で識別しやすい名前を入力し、「完了」をクリックします。 今回は「ごみ箱」という名前を入力しています。
ステップ 4. 作成したごみ箱のショートカットがデスクトップに表示されます。そのアイコンを右クリックし、「プロパティ」を開きます。
ステップ 5. 「ショートカット」→「アイコンの変更」をクリックします。
ステップ 6. 「参照」をクリックします。 ファイル名の欄に[%SystemRoot%\system32\imageres.dll]と入力し、「開く」をクリックします。
ステップ 7. アイコンの一覧を右に進めると、ごみ箱のアイコンが出てくるのでそちらを選択し、「OK」をクリックします。
ステップ 8. ゴミ箱のプロパティ画面で「OK」をクリックします。
▌ 方法4. Windows 11のトラブルシューティングツールを利用
Windows 11には、さまざまなシステム問題を自動的に診断して修正するためのトラブルシューティングツールが組み込まれています。このツールを使用することで、デスクトップからゴミ箱が消えた問題が解決することがあります。
ステップ 1. スタートメニューから「設定」を開きます。
ステップ 2. 左側のメニューから「システム」を選択し、「トラブルシューティング」をクリックします。
ステップ 3. 「その他のトラブルシューティング」を選択し、そこで表示される問題解決の推奨を実行します。特に、システム関連の問題に関連するものを選択して実行してください。
▌ 方法5. レジストリを確認・修正してゴミ箱の表示を復活
レジストリの設定が誤って変更されていると、ゴミ箱のアイコンがデスクトップに表示されない原因となることがあります。レジストリを修正することで問題を解決できることがありますが、レジストリの編集には慎重さが求められます。以下の手順で設定を確認し、必要に応じて修正を行いましょう。
※注:レジストリ編集の前には必ずバックアップを取得してください。
ステップ 1. 「Windows + R」キーを押し、「regedit」と入力して「Enter」キーを押します。これでレジストリエディタが開きます。
ステップ 2. レジストリを編集する前にバックアップを作成することをおすすめします。「ファイル」→「エクスポート」を選び、バックアップを保存します。
ステップ 3. レジストリキーの検索「HKEY_CURRENT_USER\Software\Microsoft\Windows \CurrentVersion\Explorer\HideDesktopIcons\NewStartPanel」に移動し、このキーを確認します。特に、ゴミ箱に関連する項目「{645FF040-5081-101B-9F08-00AA002F954E}」値のデータが正しく設定されているかを確認します。
表示 | 0 |
非表示 | 1 |
ステップ 4. 設定が完了したら、PCを再起動してゴミ箱が表示されるかを確認します。これで、レジストリを修正することでゴミ箱が復活する可能性があります。
データ復元ソフトでゴミ箱から完全に削除したデータを復元する方法
Windows11でデスクトップからゴミ箱が消えて、ゴミ箱から削除したデータを復元できない場合、データ復元ソフト「AOMEI FastRecovery」を使うことができます。
- 簡単な操作性:初心者でも使いやすいインターフェースで、数ステップで復元が完了します。
- 高い復元成功率:高度なスキャン技術により、深くまでスキャンして多くのファイル形式をサポートしています。
- 安全なデータ復元:データを上書きすることなく復元するため、大切なファイルを安全に取り戻すことができます。
ただ3ステップでデータを復元します:
ステップ 1. 場所の選択
AOMEI FastRecoveryをインストールして起動します。データが失われたパーティションやディスクを選択し、「スキャン」をクリックします。
ステップ 2. スキャンの実行・ファイルの選択
「クイックスキャン」で削除されたデータを迅速に検出し、その後「ディープスキャン」で他の失われたデータを検索します。スキャンが完了すると、削除されたファイルや紛失したファイルが表示されます。復元したいファイルを選択し、プレビューすることができ、「復旧」をクリックします。
ステップ 3. 保存先の選択
「フォルダーの選択」ボタンをクリックして、復元したファイルを保存するパスを選択します。(元の場所に戻すと上書きされる可能性もあるため、安全のため別のドライブやフォルダに復元した後、確認してから元に戻すことをおすすめします。)
Windows11のゴミ箱がデスクトップから消えた原因
Windows 11では、ゴミ箱がデスクトップに表示されるのが標準の設定ですが、いくつかの原因でゴミ箱が突然表示されなくなることがあります。主な原因としては以下のようなものがあります。
- システムの設定変更:ユーザーが間違って設定を変更してしまった場合、ゴミ箱が表示されなくなることがあります。
- ソフトウェアの不具合:一部のアプリケーションや更新プログラムが原因で、ゴミ箱の表示に問題が生じることがあります。
- レジストリの設定ミス:Windowsのレジストリが破損したり、設定ミスがあると、ゴミ箱の表示が消えることがあります。
- デスクトップアイコンの表示設定:デスクトップの設定が変更されていると、ゴミ箱アイコンが表示されなくなることがあります。
よくある質問
1. ゴミ箱が消えてしまった場合、最初に試すべき方法は何ですか?
最初に試すべき方法は、デスクトップアイコン設定を確認することです。設定メニューから「デスクトップアイコンの設定」を開き、ゴミ箱が選択されているか確認してください。
2. デスクトップのゴミ箱を復活させる方法は?
デスクトップを右クリックします。「個人用設定」を選択します。左側メニューの「テーマ」をクリックします。「デスクトップ アイコンの設定」をクリックします。「ゴミ箱」にチェックを入れて、OKをクリックします。
3. ゴミ箱が見つからない場合、他の場所に移動している可能性はありますか?
ゴミ箱は通常、デスクトップにありますが、設定でアイコンを非表示にしている場合やシステムエラーが発生している場合、他の場所に移動することはありません。ゴミ箱が完全に消えた場合でも、上記の設定を確認することで復元可能です。
まとめ
Windows11でデスクトップからゴミ箱が消えた場合でも、さまざまな方法で復元することができます。今回は、次の5つの方法を紹介しました。
- デスクトップの設定を確認して再表示
- システムやグループポリシーエディタを使用して設定を修正
- 手動でゴミ箱のショートカットを作成
- Windows 11のトラブルシューティングツールを利用
- レジストリを確認・修正してゴミ箱の表示を復活
これらの方法を順番に試すことで、ほとんどの場合、ゴミ箱を元通りに表示させることができます。
また、再発を防ぐために、ゴミ箱の設定を定期的に確認したり、Windowsの更新プログラムをこまめにインストールすることをおすすめします。設定を変更する際には慎重に行い、バックアップを取ることで、万が一の問題にも備えることができます。もしデータが失われた場合、データ復元ソフトAOMEI FastRecoveryを使ってデータを復旧できます。