Windows 11のインストールにUEFIとGPTは必要か？

Windows 11のインストールにはUEFIとGPTが必要か？

UEFIはUnified Extensible Firmware Interfaceの略で、おなじみのBIOSに似た低レベルのソフトウェアで、コンピュータの電源を入れた後、OSが起動する前に新しいテクノロジーをサポートするようになります。これは、インテルが最初に発表したEFI 1.10の仕様を基にしています。

GPTはGUIDパーティションテーブルの略で、MBRの代わりに使用される新しいタイプのパーティションテーブルです。GPTはUEFIスタートアップファームウェアを搭載したPCでハードディスクのパーティションを定義するために使用されます。一方、対応するMBRでは、1つのディスク上で4つのプライマリパーティションまたは3つのプライマリパーティションと1つの拡張パーティションのみ許可されますが、GPTでは最大128のプライマリパーティションが可能です。また、GPTは9.4ZBの利用可能なスペースをハードディスクに提供しますが、MBRディスクの場合は2TBに減少します。

Windows 11が公開されたばかりで、世界中の数百万のユーザーがこの最新のMicrosoftのオペレーティングシステムをアップグレードしてインストールするのを待ち望んでいます。しかし、多くの人がWindows 10からWindows 11へのアップグレードを完了できず、「このディスクにはWindowsをインストールできません。選択されたディスクにはMBRパーティションテーブルがあります。」というメッセージが表示されます。

ユーザーは、パーティションテーブルがMBRであり、ブートモードがUEFIであるためにこのエラーが表示されるのです。ですので、UEFIとGPTはWindows 11のインストールに必要であると考えるかもしれません。実際には、これは部分的に正しいです。一方で、Windows 10からの直接アップグレードでは、Windows 11にはUEFIとGPTの両方が必要です。しかし、Windows 11のクリーンインストールを行う場合、これらは必ずしも必要ではありません。

ブート可能なディスクをGPTに変換する方法は？

Windows 11のクリーンインストールは、コンピュータの初心者にとって複雑です。そのため、多くの人々は「更新プログラムのチェック」機能を使用してWindows 10のアップグレードを行いたいと考えています。この場合、パーティションスタイルとブートモードの問題を回避することはできません。現在のターゲットディスクがMBRで、それがUEFIブートモードでサポートされていない場合、MBRディスクをGPTに変換する必要があります。

方法1. CMD DiskPartを使用して変換する

DiskPartは、ディスク管理に役立つWindowsの組み込みユーティリティの1つです。これを使用すると、パーティションの削除、パーティションのフォーマット、パーティションの作成、そしてもちろんMBR-GPT変換などのさまざまな操作を実行できます。しかし、MBRからGPTに変換するには、事前にハードディスク上のすべてのパーティションを削除する必要があり、これにより重要なデータの損失が発生します。さらに、システムディスク上のパーティションを削除するためにDiskPartを使用することはできず、この場合、通常はUSBフラッシュドライブからコマンドプロンプトをブートする必要があります。

ステップ 1. USBからコマンドプロンプトを実行します。

ステップ 2. 「list disk」と入力して「ENTER」を押し、すべてのハードディスクの情報を一覧表示します。

ステップ 3. 「select disk 1」と入力し、「ENTER」を押します。ここで、ディスク1は変換するハードディスクを表します。

ステップ 4. 「clean」と入力して「ENTER」を押し、ディスク1上のすべてのパーティションを削除します。

ステップ 5. 「convert gpt」と入力して「ENTER」を押し、ディスクをMBRからGPTに変換します。

しばらくすると、変換が正常に完了したことが通知されます。

方法2. 最高のサードパーティ製ディスクマネージャーを使用して変換する

前の段落から、DiskPartはMBRからGPTへの変換には有用ですが、その欠点の1つは、ユーザーが対象のディスク上のすべてのパーティションを削除する必要があるということです。したがって、データのセキュリティを確保するために、別の代替方法を見つけることが重要です。

今回は、世界で最も強力で効率的なディスクマネージャであるAOMEI Partition Assistant Professionalをおすすめします。これを使用すると、パーティションを削除することなくMBRからGPTまたはGPTからMBRに変換することができます。さらに、プログラムをデスクトップから直接実行することも可能です。MBR-GPTの変換に加えて、AOMEIの製品では、パーティションの分割や空き領域の割り当てなど、他の操作も実行することができます。

Windows 11ではGPTが必要ですか？答えは「はい」です。現在のコンピュータがMBRで実行されている場合は、それをGPTに変換する必要があります。デモ版をダウンロードして試してみてください。

ステップ 1. AOMEI Partition Assistant Professionalをインストールして起動します。対象のディスクを選択し、右クリックして「GPTディスクに変換」を選択します。

ステップ 2. 次のウィンドウで、「はい」をクリックして操作を確認します。

ステップ 3. メインインターフェイスに戻り、左上の「適用」をクリックして保留中の操作をコミットします。

プロセスの完了には数秒から数分かかる場合があります。お待ちください。

【超簡単】データを保持したままMBRからGPTに変換する！！！

Windows 11インストールのためにUEFIを有効にする方法

さて、ブートディスクは正常にGPTに変換されました。次に行うべきことは、ブートモードがUEFIであることを確認することです。まず、現在のブートモードを確認してください。

「Windows+R」キーを押して「msinfo32」と入力し、Enterキーを押してシステム情報を開き、「BIOSモード」の順に移動します。

もし「Legacy」であれば、UEFIに変更する必要があります。

ステップ 1. コンピュータの起動中に特定のキーを押し続けて、BIOSセットアップメニューに入ります。

ステップ 2. BIOSセットアップユーティリティで、上部メニューバーの「Boot」タブに移動します。

ステップ 3. ブートメニュー画面が表示されます。「UEFI/BIOS Boot Mode」フィールドを選択し、「+/-」キーを使用して設定をUEFIに変更します。

ステップ 4. 保存して終了します。再び再起動すると、コンピュータはUEFIから起動します。

Legacy vs UEFI vs Legacy+UEFI：どちらを選んだほうがいいですか？

結論

Windows 11のインストールにはUEFIとGPTが必要ですか？答えは、状況によります。Windows 10を現在使用しており、「設定」の「更新プログラムのチェック」機能を使用して直接Windows 11にアップグレードしたい場合は、UEFIとGPTの両方が必要です。しかし、Windows 11をクリーンインストールしたい場合は、それらは必要ありません。Windows 11のアップグレードのためにMBRをGPTに変換するには、データの損失なしで完了することができるAOMEI Partition Assistant Professionalを試してみてください。サーバーでソフトウェアを使用したい場合は、Server版を試してみてください。