Windows 10でMBR2GPT.EXEユーティリティを使用して、MBRからGPTへの変換に失敗しましたか?Windows 10でMBR2GPTコマンドを使用してMBRディスクをGPT形式に変換しようとした際に失敗する原因はいくつかあります。この記事では、MBR2GPT変換が失敗するエラーの理由と解決策を説明します。
MBR2GPT.EXEは、Windows 10 Creators UpdateとしてWindows 10バージョン1703で最初に認識されています。Win\System32ディレクトリにあり、コマンドプロンプトで操作する必要がある内蔵ユーティリティです。マイクロソフトによると、MBR2GPT.EXEでは、ディスク上のデータを変更または削除することなく、ディスクをマスタブートレコード(MBR)からGUIDパーティションテーブル(GPT)パーティションスタイルに変換します。
MBR2GPT.EXEを使用する主な要件があります。OSはWindows 10(バージョン1703以降)であること、ディスクが変換可能なレイアウトになっていること、UEFIブートをサポートするハードウェアが必要です。
なぜWindows 10でMBR2GPTが必要なのですか?以前は、パーティションスタイルをMBRとGPTの間に変換するときに、別の場所にファイルをコピーし、HDDを再分割し、システムを再インストールしてから、データを復元する必要があります。これには多くの時間と労力がかかりますし、パソコン初心者にとってはエラーを起こしやすいです。
ただし、MBR2GPTユーティリティを使用する場合、MBRからGPTへの変換には数秒しかかかりません。Windows PE環境内または現在実行中のOS内であっても、このツールを使用すると、添付のMBR形式のシステムディスクをGPTパーティション形式に変換できます。
MBR2GPT.EXEの使い方は非常に簡単ですが、変換を開始する前に注意を払う必要があることがあります。
注意事項を了解した後、MBR2GPTの使い方をご案内しましょう~
手順 1. Windows 10の検索ボックスに「cmd」と入力し、「コマンドプロンプト」を見つけて右クリックし、「管理者として実行」を選択してEnterキーを押します。
手順 2. (オプション)「mbr2gpt /validate /disk:0」を実行して、ディスクが変換できるかを確認できます。これらのチェックが失敗した場合、変換は続行されず、エラーが返されます。
手順 3. 「mbr2gpt /convert /allowfullos」と入力してEnterキーを押します。特定のディスクを指定する場合は、「mbr2gpt /convert /disk 0 /allowfullos」と入力します。通常、変換は短時間で行われます。
手順 4. 変換が正常に完了したら、UEFIファームウェア設定を起動します。また、レガシーBIOS(CSM)の代わりにUEFIモードで起動するようにファームウェアを切り替える必要があります。
ほとんどの場合、MBR2GPTは非常にうまく動作します。それにもかかわらず、MBR2GPTが私たちを失望させる場合もありますね。これから、MBR2GPTでパーティションスタイルを変換できない理由と解決方法を紹介します。
Microsoftの文書によると、MBR2GPTには次のリターンコードがあり、各コードには対応する記述があります。下のグラフから、変換に失敗した理由とエラーを修正するための対処方法を簡単に見つけることができます。
リターンコード | 説明 |
0 | 変換が正常に完了しました。 |
1 | ユーザーによって変換がキャンセルされました。 |
2 | 内部エラーのため、変換に失敗しました。 |
3 | 初期化エラーにより、変換に失敗しました。 |
4 | コマンドラインパラメータが無効なため、変換に失敗しました。 |
5 | 選択したディスクのジオメトリとレイアウトの読み込みに失敗したため、変換に失敗しました。 |
6 | ディスク上の 1 つまたは複数のボリュームが暗号化されているため、変換に失敗しました。 |
7 | 選択されたディスクのジオメトリとレイアウトが要件を満たしていないため、変換に失敗しました。 |
8 | EFI システムパーティションの作成中にエラーが発生したため、変換に失敗しました。 |
9 | ブートファイルのインストールエラーにより、変換に失敗しました。 |
10 | GPT レイアウトの適用中にエラーが発生したため、変換に失敗しました。 |
100 | GPT レイアウトへの変換は成功しましたが、一部のブート設定データ項目が復元できませんでした。 |
時々、MBR2GPTからエラーコードの代わり、メッセージが表示されます。実際には、この話題はもう議論されました。Windows 10バージョンがサポートされていないため、MBR2GPTによって変換が失敗します。例えば、Windows 10バージョン1607でMBR2GPTを使用すると、以下のプロンプトが表示される可能性があります:
バージョン1507や1511などのような他のWindowsでMBR2GPTを実行すると、上述した結果が得られるかもしれません。その結果、このエラーを修正するために、Windows 10バージョン1703 とそれ以降のバージョンを起動してMBR2GPTを実行し、オフライン変換を実行できます。
一部のユーザーから、MBR2GPTで変換を実行するときにディスク0上のOSパーティションを見つけることができないので、変換できないと報告されました。前述のように、MBR2GPTは、MBR形式のシステムディスクをGPTに変換するために使用されるものです。
つまり、OSがインストールされていないデータディスクには適用しません。このようなデータディスクをMBRからGPTに変換するには、データを丸ごとバックアップし、パーティション全体を削除し、「ディスクの管理」で変換を行うことをお勧めします。
変換しようとするディスクにWindows 10 OSがインストールされていて、エラーが発生した場合は、MBRからGPTへ変換するための他のツールを使用する必要があります。
MBRシステムディスクをGPTに変換する場合、AOMEI Partition Assistantは最良の選択肢です。このソフトは、信頼性が高く強力なパーティション管理ソフトであり、Windows 10のすべてのバージョンで、システムディスクをデータ損失なしでMBRからGPTに変換するのをサポートします。
このディスク変換ソフトは前述のMBR2GPT変換に失敗した問題を完全に解決できます。「MBR2GPTが見つかりません」、「MBR2GPTが見つからない」、「MBR2GPTはWindowsプレインストール環境のみで使用できます」などの問題は同時に解決されます。また、このソフトはパソコンユーザー全体向け直感的に使えるグラフィカルなユーザーインターフェースを備えています。さらに、Windows 10でGPTからMBRに変換することができます。
MBR2GPT代替品を使用してMBRをGPTに変換する簡単な手順
手順 1. このMBR2GPTの代替品をダウンロードし、インストールし、起動します。メインインターフェイスで、ディスクを右クリックし、「GPTディスクに変換」を選択します。
手順 2. ポップアップダイアログで「はい」をクリックして操作を確定します。GPTがUEFIモードから起動しているかどうかを確認するメッセージが表示されます。
手順 3. メインインターフェースに戻ります。操作結果のプレビューを確認して、問題なければ、「適用」>「続行」をクリックし、操作を実行します。その後、ディスクがMBRからGPTディスクに変更され、すべてのパーティションとデータが保持されます。
ここまでWindows 11/10/8/7でMBR2GPTにより変換が失敗する理由とこのエラーを修正方法を紹介しました!読者様の問題解決にお役立つことを望んでいます。
はい、以上です。もしご不明な点などがありましたら、遠慮なくご質問ください。弊社のメールは:support@aomeitech.com。ここまでありがとうございました。
最後!問題を解決しておめでとうございますヽ(〃'▽'〃)ノ☆!
1. MBR2GPT.EXEとは?
MBR2GPTは、Windows 10(バージョン1703以降)に組み込まれたコマンドラインツールで、ディスクのデータを保持したままMBR(マスターブートレコード)からGPT(GUIDパーティションテーブル)形式に変換できます。
2. MBR2GPTを実行すると「Cannot find room for EFI system partition」と表示されるのはなぜですか?
ディスクにEFIシステムパーティションを作成するための未使用領域が不足しています。Cドライブを縮小して空き領域を確保してください。
3. MBR2GPTを使わずにMBRからGPTに変換する方法はありますか?
サードパーティ製ツールAOMEI Partition Assistantを使用して、ディスクをMBR・GPTの間で変換できます。