Windows 10/11でブータブルUSBを作成したいですか?この記事ではブータブルUSBの作り方についてご紹介します。Windows 10/11をUSBにインストールしたり、USBから起動したりすることができます。
ブータブルUSB(または起動可能なUSB)とは、USBによってPCと接続し、PCの起動(ブート)を行う機能のことである。または、そのような機能を搭載した記憶装置のことである。
ブータブルUSBは、USBで接続されるハードディスクや、USBフラッシュメモリなどで実現されている。PCの起動ディスクに異常が生じ、システムが起動しなくなった場合でも、ブータブルUSBを利用すれば起動することができる。
起動ディスクの代用としては、CD-ROMを使用して起動する方法(ブータブルCD)も一般的である。ブータブルCDと比較すると、ブータブルUSBは、ブート時のログを記録したり、内容を更新したりといった動作を比較的手軽に行えるといった利点がある。
ブータブルUSBを起動ディスクの代わりとして常に使用し、同時にPC内の外部記憶装置へのアクセスを禁止するように設定することで、PC内への情報の保存を抑止し、情報漏洩を防止するシンクライアントを実現するソリューションなども提供されている。
--Weblio辞書によります
ウイルス感染、システムファイルの破損、ハードディスク(HDD)の故障・障害などにより、Windowsが正常に起動できない場合、ブータブルUSBから起動して、オペレーティングシステムを修復したり、トラブルシューティングを行うことができます。
コンピューター(またはシステム)を修復できない場合、ブータブルUSBから起動して、Windowsを再インストールすることができます。
例えば、出張が多いビジネスマンは、毎回ノートパソコンを持っているのは面倒で、バッグを軽くするために、事前にWindows 11/10/8/7のISOファイルをUSBに書き込むことでブータブルUSBを作成することができます。このポータブルドライブがあれば、どこでもいつでも、別のパソコンから自分のシステムを起動できます。
ご覧のように、特にパソコン上級者にとってブータブルUSBドライブは欠かせないものです。Windows 10/11でブータブルUSBを作成するつもりなら、まずは強力なツールを見つけるのは必要です。では、ブータブルUSBを作成するツール・方法は何ですか?
Windows PE(Windows Preinstallation Environment、Windowsプレインストール環境)もありますが、USBメモリではなく1枚のCD/DVDから起動するWindowsのもので、通常のWindowsから機能を省き、最小限のサービスを利用できるコンパクトなOSのことで、作り方はとても複雑です。そのため、ここではWindows to Goによって作成されたWindows To Goワークスペース(通常のWindowsと全く同じシステムのこと)をお勧めします。
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Windows to Goを使えば、OSごとUSBメモリで持ち運びすること(つまり、使い込んだWindowsを持ち歩くこと)が出来るようになり、複数のパソコンで同じ環境を実現することができます。また、大切な記録や個人データなどをしっかり守ることもできます。
しかし、「Windows8/8.1のEnterprise版、Windows10のEnterprise版/Education版でしか使えない」、「32GBを超えるWindows To Go認定USBメモリは必要である」といったデメリットがあります。
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メディア作成ツール(Media Creation Tool、MCTと略す)はWindows 10/11のインストールメディアを作成できるマイクロソフト公式の無料ツールです。Windowsを再インストールしたいがメディアが見つからない場合や、手持ちのWindows 7/8.1のパソコンをWindows 10/11にアップデートしたい場合に無償利用できます。
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このツールではウィザードに従って手順を進めるだけで、インストール用のUSBメモリを作成するほか、起動DVDを作成するためのISOイメージファイルをダウンロードすることもできます。インストールメディアを作成するには、8GB以上の空き領域があるUSBメモリ、もしくは書き込み可能なDVDが必要です。メディア内にあるデータはすべて削除されるため、空のUSBメモリやDVDを用意するのがお勧めです。
Windowsインストール用ISOファイルのダウンロードと保存
Windowsインストール用USBメモリの作成(インストールイメージの書き込み)
PCのアップグレード(3つのインストールタイプが選択可能):このメディア作成ツールを使えば、Windows Updateの準備完了通知を待つことなく、すぐにWindows 10/11へのアップグレードを開始できます。
Windowsメディア作成ツールというソフトウェアを使用するのではなく、ISOファイルを直接使用してブータブルUSBを作成したい場合には、Windowsに搭載されているシステムツール「コマンドプロンプト」を利用することができます。
マンドプロンプトで「DiskPart」ユーティリティを利用して、USBメモリ上で作成されたパーティションをアクティブとしてマークしてから、ISOイメージファイルをそこに展開してWindowsインストールメディア(ブータブルUSB)を作成することができます。
しかし、コマンドを正しく入力しないと、問題を起こす可能性があります。
AOMEI Partition Assistant Professionalは強力なディスク&パーティション管理ソフトで、「Windows To Go Creator」機能を備えています。「Windows To Go Creator」を使用すれば、誰でも簡単にWindows OSをUSBメモリにインストールして、起動可能なUSBドライブを作成することができます。
現在のシステムでブータブルUSBを作成できるため、WindowsのISOファイルやインストールディスクなどが必要でない場合があります。
Windows 8/10 EnterpriseとWindows 10 Educationだけでなく、Windows 7、8、10、11を含むほぼすべてのWindowsバージョンに対応します。
Windows To Go認定USBメモリが必要ではありません。通常のUSBメモリ、SSDまたはHDDを使ってブータブルメディアを作成することができます。
次は、ブータブルUSBを作成する3つの方法を詳しく解説しましょう~
手順 1. Windows 10メディア作成ツールをダウンロードして起動します。
手順 2. 「実行する操作を選んでください」画面で「他のPC用にインストールメディアを作る」を選択して「次へ」ボタンを押します。
手順 3. 「言語、アーキテクチャ、エディションの選択」画面でインストールメディア(ブータブルUSB)の「言語」、「エディション」、「アーキテクチャ」を選択します。
手順 4. 「使用するメディアを選んでください」画面でインストール用のメディアを選びます。ここでは「USBフラッシュドライブ」を選択して「次へ」ボタンを押します。※フラッシュメモリの容量は、「アーキテクチャ」の選択に依存します。
手順 5. 次の画面で、書き込み可能なリムーバブルドライブが一覧表示され、保存先として適切なドライブを選択して「次へ」ボタンを押します。
手順 6. ダウンロードが始まり、メディアが作成されます。USBメモリ上のデータは全て消去されます(FAT32形式でフォーマットされる)。
手順 7. 「USBフラッシュドライブの準備ができました」と表示されたら、「完了」をクリックしてWindows 10インストールメディアの作成を終了します。
前も言いましたが「Diskpart」を利用してUSBメモリで適切なパーティションを作成してからISOファイルをそのパーティションに展開することにより、ブータブルUSBドライブを作成することができます。
手順 1. パソコンにUSBメモリを接続し、利用できることを確認します。タスクバーの検索ボックスに「cmd」と入力し、検索結果から「コマンド プロンプト」を右クリックし、「管理者として実行」を選択します。
手順 2. ポップアップウィンドウに「diskpart」と入力し、Enterを押します。DiskPartユーティリティを起動したら、次のコマンドを順番に入力します。それぞれのコマンドは入力後にEnterキーを押すだけで適用されます。
手順 3. 用意したISOイメージファイルを右クリックし、「マウント」を選択し、ドライブ文字が割り当てられた仮想ドライブとしてマウントします。
手順 4. コマンドプロンプトに戻り、次のコマンドを順番に実行し、ISOファイルの中身をUSBドライブにコピーします。
※補足:Windowsエクスプローラーで仮想ドライブを開いて、その中身をUSBドライブに丸ごとコピーすることもできます。
上述のようにAOMEI Partition Assistant Professionalはパソコン初心者でも簡単に使えるソフトウェアです。Windows To Go Creatorによって、任意のOSで起動可能なUSBドライブを作成することができます。次の手順に従ってWindows 10/11でブータブルUSBを作成しましょう~
手順 1. AOMEI Partition Assistant Professionalをインストールして起動します。「ツール」→「Windows To Go Creator」を選びます。
手順 2. 次には「Windows向け」か「Mac向け」か選択します。一般的に「パーソナルコンピュータ用のWindows To Goを作成」を選びますが、MacでWindowsを使いたいと考えているなら、「Macデバイス用のWindows To Goを作成」を選んで「次へ」をクリックします。
手順 3. そしてイメージファイルを選択します。もし、現在動かしているPCと同じWindowsをインストールしたいなら、「現在のシステムでWindows To Goを作成」を選んで「次へ」をクリックします。
手順 4. Windowsのインストール先を選択します。ここでは例としてKingston USBメモリを選びますが、USB接続であれば、外付けHDDやSSDでも構いません。パソコンに接続されているUSB機器が候補に出てくるので、ここから選びます。
手順 5. 「データが完全に消去される」という警告メッセージが表示されます。事前にバックアップを取っておいた場合、「はい」をクリックして作業を開始します。
作成されたUSBドライブを任意のPC(コンピューター)に接続し⇒電源を入れ⇒BIOS設定に入り⇒起動順序を変更(USBメモリを一番最初に読み込むように設定)します。USBドライブから起動したら、同一Windowsを使用することができます。
※補足:AOMEI Partition Assistant Professionalの「ブータブルCD/USBを作成」機能でブータブルUSBを作成することもできます。そのUSBドライブから起動すると、AOMEI Partition Assistant Professionalが自動的にロードされ、Windowsを起動せずディスクやパーティションを管理できますが、通常のWindowsとは少し違っています。
この記事では、ブータブルUSBを作成する理由やツール、方法などについてご紹介しました。少しでもお役立ていただけましたら幸いです。
ご覧のように、ブータブルUSB作成ツールまたはブータブルUSBの作り方は様々ですが、一番のおすすめはAOMEI Partition Assistantの「Windows To Go Creator」を使うことです。Windows To Goのすべての制限を打破し、Windows 7/8/8.1/10/11(32/64ビット)でブータブルUSBを簡単かつ高速に作成することができます。また、「ブータブルCD/USBを作成」機能を使って起動可能なメディアを作成することもできます。さらに、HDD/SSDの完全消去、ディスクの高速分割、MBRの再構築、パーティションのリサイズ/結合/クローン、SSDへOSの移行などの機能も備えています。
▶AOMEI Partition Assistant異なるエディションの比較
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