Windows 11、10でUSBドライブをFAT32にフォーマットする方法をお探しですか?このチュートリアルを読んで、Files Explorer、ディスクの管理、コマンドプロンプト、プロなFAT32フォーマットソフトを含む4つの簡単なFAT32フォーマット方法を学びましょう。
USBドライブをFAT32形式にフォーマットするかどうかは、特定のニーズとデバイスの互換性によって決まります。
WindowsにはFAT32、exFAT、NTFSという3つのファイルシステムがあります。FAT32(File Allocation Table 32)は、Microsoftが1977年に導入した最も古いファイルシステムであり、FAT16の後継です。FAT32に比べて、NTFSとexFATは新しい、より現代的なファイルシステムです。
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また、WindowsでUSBをFAT32にフォーマットする理由もいくつかあります。
1. 幅広い互換性:FAT32は新旧のデバイスやオペレーティングシステムと広く互換性があり、異なるプラットフォーム間でのファイルの転送に適しています。
2. レガシーデバイス:古いゲーム機(PS3やXbox 360など)、一部のカメラ、特定のメディアプレーヤーなど、一部のデバイスは互換性のためにFAT32を必要とすることがあります。
3. サイズに関する考慮:USBドライブが32GB以下であり、広範な互換性が必要な場合は、FAT32が適切な選択肢になる可能性があります。
これらの場合、ユーザーはストレージドライブをFAT32にフォーマットしたいと思うかもしれません。しかし、Windows 11/10でUSBドライブをFAT32にフォーマットする方法はどうすればいいのでしょうか?続きをお読みください。
以下のガイドでは、Windows 11/10でUSBドライブをFAT32にフォーマットするための効果的な4つの方法を詳しく説明します。
Windowsのファイルエクスプローラはファイルの表示と管理だけでなく、フォーマットなどの基本的なディスク管理機能も提供しています。以下は組み込みのFAT32フォーマッタを使用してフォーマット操作を実行する方法に関するステップバイステップのガイドです。
ステップ 1. USBドライブをWindows 11/10のPCに接続します。「Win+E」キーを合わせて押してエクスプローラを開きます。
ステップ 2. USBドライブを見つけて右クリックし、「フォーマット」を選択します。
ステップ 3. ポップアップウィンドウでターゲットファイルシステムとして「FAT32」を設定し、「クイックフォーマット」にチェックを入れ、「開始」をクリックしてフォーマットを開始します。
プロセスが完了したら、「OK」をクリックして確認します。これでUSBがFAT32になります。
ファイルエクスプローラはパーティションのフォーマットを提供していますが、ドライブをFAT32ファイル システムにフォーマットするにはディスクの管理ツールが不可欠です。
ステップ 1. まず、検索バーに「ハードディスク」と入力をして検索をし、検索結果が表示され、「ハードディスクパーティションの作成とフォーマット」を選択して開きます。この操作により、利用可能なすべてのハードドライブとパーティションが表示されます。
ステップ 2. 変換したいドライブを右クリックし、「フォーマット」を選択します。
ステップ 3. ここで、ボリュームラベル、ファイルシステム、アロケーションユニットサイズなどの設定を構成できます。ファイルシステムを「FAT32」に切り替え、要件に応じて他の設定を調整します。
コマンドプロンプトを使用してUSBフラッシュドライブをFAT32にフォーマットしたいですか?コマンドプロンプト、またはWindows 11のパワーメニューに含まれ、Windows 10のコマンドプロンプトに似ているWindowsターミナルを使いたい場合は、以下の手順に従ってください。
ステップ 1. 「Windows + R」を押し、表示されたウィンドウに「cmd」と入力し、「Enter」を押します。
ステップ 2. コマンドプロンプトウィンドウが開いたら、以下のコマンドを入力し、各ステップの後に「Enter」を押します。
• list disk(コンピュータのすべてのディスクがリストされます。)
• select disk X(Xは対象のUSBドライブを含むディスクに置き換えます。)
• list partition
• select partition Y(Yはフォーマットが必要な対象のパーティションに置き換えます。)
• format fs=fat32またはformat fs=fat32 quick
ステップ 3. 操作の結果が表示されます。
ただし、上記の方法ではUSBドライブをFAT32にフォーマットできないと報告するユーザーも多数います。以下はMicrosoftコミュニティからの実際のケースは次のとおりです。
「ディスクの管理でUSBフラッシュドライブをFAT32にフォーマットしようとしていたとき、選択できるのはexFATとNTFSだけであることがわかりました。FAT32オプションはどこにありますか?Windows 11/10でUSBをFAT32にフォーマットするにはどうすればいいですか?方法はありますか?」
なぜWindows 11/10でFAT32フォーマットオプションが表示されないのでしょうか?これは、デフォルトのWindowsフォーマットツールが、32GB以下のドライブに対してのみFAT32パーティションを制限しているためです。パーティションやドライブがこのサイズを超える場合、FAT32オプションは利用できないかもしれません。その場合は、サードパーティ製のFAT32フォーマットツールが必要です。
WindowsのあらゆるFAT32フォーマットツールの中で、AOMEI Partition Assistantは、専門で使いやすいインターフェースと詳細な操作ガイドを提供するため、非常におすすめです。それは、特に32GB以上のフラッシュドライブをFAT32としてフォーマットする際に大きな利点を示しています。
それでは、では、このサードパーティ製のFAT32フォーマットツールはWindows 11/10ネイティブツールと何が違うのだろうか?
→オプション1. パーティションをフォーマットする
以下の手順に従って、32GBを超えるドライブでもWindows 11/10でUSBドライブをFAT32にフォーマットする方法を説明します。
ステップ 1. USBドライブをWindowsコンピュータに接続し、正常に検出されていることを確認します。次に、AOMEI Partition Assistantをインストールして開き、USBドライブを右クリックして「パーティションをフォーマット」を選択します。
ステップ 2. ここでは、「FAT32」ファイルシステムを選択します。必要に応じてSDカードのパーティションラベルとクラスタサイズを変更できます。
ステップ 3. メインインタフェースに「適用」>「続行」をクリックして操作を実行します。
プロセスが完了すると、USBフラッシュドライブは正常にFAT32ファイルシステムで動作します。
→オプション2. フォーマットせずにFAT32に変換する
先に述べたように、ストレージデバイスをフォーマットすると、それに保存されているすべてのデータが削除されます。ただし、USBがNTFSファイルシステムとして事前にフォーマットされている場合、NTFSからFAT32に直接ファイルシステムを変換する「NTFS to FAT32 変換器」機能を利用するオプションがあります。その結果、この変換中にデータの損失の心配はありません。
ステップ 1. AOMEI Partition Assistantを起動します。メインウィンドウの上部にある「変換」>「NTFS to FAT32 変換器」の順にクリックします。
ステップ 2. ポップアップウィンドウで、「NTFS to FAT32」を選択して、「次へ」をクリックします。
ステップ 3. 変換したいUSBドライブを選択し、「次へ」をクリックします。
ステップ 4. そして、以下のような画面が出て、その小さなボックスをクリックしたら、提示が表示されます。ご注意ください。全ての準備ができたら、「続行」をクリックしてください。
ステップ 5. 完了したら、「完了」ボタンをクリックします。
これにより、USBドライブはWindows 11/10でFAT32に正常にフォーマットされ、データの損失はありません。
この包括的なガイドでは、Windows 11/10でUSBドライブをFAT32にフォーマットするための信頼性のある4つのメソッドを紹介しました。最初の3つのツールは32GB未満のUSBドライブに対応していますが、4番目のオプションであるAOMEI Partition Assistantは、32GBから256GBまでのさまざまなサイズのUSBドライブをフォーマットすることでこの制限を超えています。さらに、この安全なFAT32フォーマットツールは、ファイルシステムを直接FAT32/NTFSに変換することも可能です。
ちなみに、空き領域の割り当て、OSのSSDへの移行、ハードドライブのクローンなど、より高度な機能も楽しめます。