Dドライブの空き容量を増やす8つの方法 | 容量不足を解消
HDDの性能を向上させるために、ディスク領域を解放し、特にDドライブの空き容量を増やすことで容量不足を解消、解決したいかもしれません。Windows 11/10/8/7で不要になったファイルやアプリを削除するなど8つの方法でDドライブ容量を増やすことができます。
Dドライブの空き容量不足の原因
Dドライブがすぐにいっぱいになってしまって、新しい写真、動画、アプリやゲームなどを保存するために十分な空き領域がない場合あるでしょう。
Webから大量のファイルやデータをダウンロードしてDドライブに格納する必要があるので、Windows 7/8/10/11でストレージ容量がいくら大きくなっても、どんどん使用容量が増えていき、空き容量が減っていき、HDDの動きが遅くなったり不具合が起きたりすることもあります。
そのため、Windows 7/8/10/11でDドライブの空き容量を増やして、容量不足を解消することは重用なんです。次はストレージ・領域を解放する8つの方法についてひとつずつご紹介します。
Dドライブの領域を解放する8つの方法
重要な新しいファイルやプログラムのためにもっと多くのDドライブ容量が欲しいなら、不要になったデータを削除することでDドライブの空き容量を増やすことができます。まずは、これらの一般的な方法を試してみましょう。
方法 1. 休止状態を無効にする
- 📒豆知識:ハイバネーションとは?
- ハイバネーション(Hibernation、休止状態とも呼ばれる)とはコンピュータのOSに備わる機能の一つです。電源を切断(シャットダウン)する前に、OSシャットせずにメインメモリが保持している内容をハードディスクに保存させ、次にコンピュータを起動させた際、作業途中から再開できるようにする機能です。
- 普通Windows OSでは、ハイバネーション(休止状態)がデフォルトで有効になっています。ハイバネーションが有効になっているとシステムディスク(C:ドライブ)に「hiberfil.sys」というファイルが作られています。作業中のデータを一時的にこのハイバネーションファイル(hiberfil.sys)としてHDDに書き出して保存します。
- また、このファイルはメモリと同容量のサイズが確保されます。例えば、物理メモリ(RAM)の容量が8GBであれば、hiberfil.sysも8GBのファイルです。
そのため、もしDドライブがいっぱいになって、1MBたりとも無駄にしたくないなら、ハイバネーション(休止状態)を無効化して、ストレージを解放し、空き容量を増やすことができます:
ステップ 1. スタートボタンをクリックして検索ボックスに「cmd」と入力します。
ステップ 2. 検索結果からコマンドプロンプトを右クリックして「管理者として実行」を選択します。
ステップ 3. コマンドプロンプト(cmd.exe)で「powercfg.exe /hibernate off」を入力してEnterキーを押します。
Windowsの休止状態機能を無効にすると、hiberfil.sysファイルが自動的に削除されます。RAMと同じ容量の領域を解放し、Dドライブの空き容量が増加します。
方法 2. ディスクのクリーンアップを定期的に行う
- 📒豆知識:ディスククリーンアップとは?
- ディスククリーンアップはWindows OSに標準搭載されているユーティリティの一種で、ハードディスクから必要のないファイルの削除や圧縮を一括して行う機能です。
- パソコンを使用していると、ユーザーが作成したドキュメントファイル、ブラウザが表示の高速化のために保存したキャッシュファイル、作成途中の文書ファイルが自動保存された一時ファイル、ダウンロードしたプログラムファイルなどが保存されます。
- 知らず知らずのうちに、不必要なファイルが蓄積されています。快適にパソコンを利用したいなら、これらの不要なファイルを安全に削除し、ハードディスクの空き領域を増やすのに定期的なディスククリーンアップが不可欠です。
そのため、Windows 7/8/10/11でディスクのクリーンアップを実行してディスク領域を解放する方法は次のとおりです:
ステップ 1.コンピューターをクリックしてエクスプローラーを開きます。
ステップ 2. Dドライブを右クリックして「プロパティ」を選択します。
ステップ 3. 「全般」タブで「ディスクのクリーンアップ」をクリックします。
ステップ 4. Dドライブをスキャンし、ディスクのクリーンアップでどれくらいの空き領域を作成できるか計算するので、しばらく待ちます。
ステップ 5. 「削除するファイル」欄から削除したいファイルにチェックを入れ、「OK」をクリックします。
方法 3. ごみ箱を空にする
ご存知のように、パソコンからファイル、文書、動画などを削除するのは完全消去ではありません。削除されただけでデータはすぐに消えません。実際にそれらはごみ箱へ送られて、まだ多くの容量を占めているかもしれません。
👉ディスクの空き容量を増やすために、ごみ箱を空にする手順は:
デスクトップにある「ごみ箱」アイコンを右クリックして「ごみ箱を空にする」を選択します。「ごみ箱内の項目を完全に削除しますか?」といった警告メッセージが表示されるので、「はい」をクリックして続行します。
方法 4. システムの復元を無効にする
- 📒豆知識:システムの復元とは?
- システムの復元はWindowsを以前の状態に戻すシステムツールの1つです。システムの復元を行うと、仮にシステムが不安定になった時、Windowsの重要なファイルをあらかじめ作成した復元ポイントの状態に戻したり、システムを不具合が発生する前の状態に復元することができます。
しかし、これはいつでも効果が出る方法ではありません。システムバックアップを取るには、クローンフリーソフトを使用したほうが効率的だと思います。それに、システムの復元は復元ポイントを作って多くのディスク領域を占用するので、それを無効にしたほうがいいです:
ステップ 1. 「コンピューター」を右クリックして「プロパティ」を選択します。
ステップ 2. 左側の「システムの保護」をクリックします。
ステップ 3. システムの保護を無効にしたいドライブを選択して「構成」をクリックします。
ステップ 4. 「システムの保護を無効にする」を選択して「OK」⇒「OK」をクリックします。
方法 5. 不要なプログラムをアンインストールする
ほとんどの場合、Dドライブの容量は様々なアプリケーションやプログラムによって占められます。こういう場合、使用しないプログラムをアンインストールしてDドライブの空き容量を増やすことができます。Windows 11/10/8/7は不要になったプログラムを簡単に削除する機能を提供します。手順は次のとおりです:
ステップ 1. スタートボタンをクリックして検索ボックスに「コントロール パネル」と入力してコントロールパネルを開きます。「プログラム」の「プログラムのアンインストール」をクリックします。
ステップ 2. すると、インストールされているすべてのプログラムが一覧表示されます。ここで、各プログラムがどれくらいの容量を占有しているのか一目でわかります。
ステップ 3. 削除したいプログラムを右クリックして「アンインストール」を選択します。
上述の5つの方法はほぼHDDからファイル/プログラムを削除することでディスク領域を解放し、Dドライブの空き容量を増やし、容量不足を解消することです。では、データを失うことなくDドライブのすべてのストレージを解放したい場合、どうすればいいですか?
方法 6. 一部のアプリやフォルダをDドライブから別のドライブへ移動する
Dドライブからいくつかの大きなアプリケーションをアンインストールして空き容量を増やすことができますが、Dドライブにインストールしたすべてのアプリは必要なので、削除したくない場合は、どうすればいいですか?こういう時にいくつかのアプリやフォルダをDドライブからほかのパーティションに移行することができます。AOMEI Partition Assistant Professionalの「アプリ引っ越し」ツールを使って、アプリやフォルダを1つのパーティションからほかのパーティションへ移行することができます。移行後、アプリは通常どおり機能することも保証します。
アプリを移行する場合:
ステップ 1. AOMEI Partition Assistant Professionalをインストールして起動します。「空間を解放」⇒「アプリ引っ越し」をクリックします。
ステップ 2. 「アプリを移動」と「フォルダを移動」2つのオプションがあります。ここでは「アプリを移動」を選択します。
ステップ 3. リストからDドライブを選択して「次へ」をクリックします。
ステップ 4. Dパーティションにインストールしたすべての移行可能なアプリは表示されます。移行したいアプリにチェックを入れて、移行先を選択した後、「移行」をクリックします。
ステップ 5. 実行中のアプリが強制終了されるという警告メッセージが表示されます。問題なければ「はい」をクリックして、アプリをDドライブからほかのドライブへ移行します。
フォルダを移行する場合:
「フォルダを移動」を選択する場合、「フォルダを追加」をクリックして、移行したいフォルダを追加します。そして、移行先を選択して、「移行」をクリックします。移行中に動作しているプログラムや開いているドキュメントを強制終了するという警告メッセージが表示されます。問題なければ「OK」をクリックして操作を実行します。
操作が完了した後、Dドライブの空き容量は増加します。また、「大容量ファイルを削除」機能により、Dドライブの空き容量を増やすことができます。
方法 7. データを外付けHDDに移動してDドライブをフォーマット/削除する
データ紛失なしでストレージ全体を解放する最も一般的な方法は、Dドライブ上のデータをすべて外付けHDDに移動して、それからDドライブを直接フォーマットまたは削除することです。これらのすべての手順は1つのディスク&パーティション管理ソフトウェア(AOMEI Partition Assistant Professional)のみで完成できます。
まずはAOMEI Partition Assistant 無料ダウンロードをダウンロードする必要があります。そして次の手順に従ってください:
A. Dドライブのデータを外付けHDDに移動する
ステップ 1. おすすめのソフトをインストールして起動します。Dドライブを右クリックして「パーティションをクローン」を選択します。
ステップ 2. 必要に応じて、ポップアップウィンドウで2つのパーティションコピー方式から好きな1つを選択して「次へ」をクリックします。
ステップ 3. 外付けHDD上の未割り当て領域を選択してDドライブのコピーを保存します。「次へ」をクリックして続行します。
- 注意:
- ※未割り当て領域のみをコピー先として選択できるので、未割り当てがないなら、まずはそれを作成する必要があります。
- ※選択された未割り当て領域はSSDにある場合、「SSDの性能を最適化」前のチェックボックスにチェックを入れて読み書き速度を上げてください。
ステップ 4. 次の画面で手動でターゲットパーティションのサイズを調整(拡張、縮小)するか、または「完了」を直接クリックします。
ステップ 5. メイン画面に戻ります。問題なければ「適用」をクリックして保留中の操作を実行します。
Dドライブを外付けHDDにコピーした後、削除またはフォーマットを行って、そのストレージをすべて解放できます。
B. Dドライブをフォーマット/削除する
ステップ:AOMEI Partition Assistant Professionalのメイン画面でDドライブを右クリックして「パーティションをフォーマット」または「パーティションを削除」を選択します。後はウィザードに従って操作を完成させます。
※補足:Windows Explorerでドライブをフォーマットすることもできます。PCまたはコンピューターをダブルクリックして、エクスプローラーを起動します。Dドライブを右クリックして、「フォーマット」を選択します。ファイルシステムを選択した後、「クイックフォーマット」を開始します。
方法 8. Dドライブを完全消去してクリーンアップする
Dドライブの空き容量を増やすために、フォーマット/削除のほか、完全消去を行うこともできます。パーティションの消去はDドライブ上のすべてのデータを完全に抹消、復元不可能にするので、フォーマット/削除よりもずっと強力です。次はAOMEI Partition Assistant Professionalを使用してDドライブを完全消去しましょう~
ステップ 1. AOMEI Partition Assistant Professionalをインストールして起動します。Dドライブを右クリックして「パーティションを消去」を選択します。
ステップ 2. ポップアップウィンドウで、パーティション上のデータをすべて消去するために適切な消去方式を選択してください。
ステップ 3. メイン画面に戻り、操作を実行するにはツールバーの「適用」 をクリックします。
※補足:空き容量を増やすためにDドライブを消去するほか、AOMEI Partition Assistant Professionalは「空き領域を割り当てる」という機能も提供しています。同じディスク上のほかのパーティションから空き領域をDパーティションに割り当てることができます。例えば、Eドライブ上の空き領域をDドライブへ割り当てることでDドライブの容量を大きくすることができます。
最後に
8つの方法でDドライブの空き容量を増やすことは以上です。Dドライブから不要になったデータを削除して空き容量を開放するか、より多くの容量をDドライブに追加して容量を大きくするか、AOMEI Partition Assistantはかなり役に立ちます。
パーティションのコピー/フォーマット/削除だけでなく、パーティションのチェック、移動、結合、リサイズなど、基本的なパーティション管理機能も提供しています。また、AOMEI Partition Assistant Professional版はもっと高度な機能を備えています。例えば、この有料ソフトは空き領域を割り当てることでDドライブの空き容量を増やすことができます。そのほか、パーティションの消去、拡張、分割、整列などもできます。