Windows Server 2008でプライマリパーティションを拡張する方法
Windows Server 2008のCドライブをデータを失わずに簡単に拡張する方法をお探しですか?AOMEI Partition Assistant Serverを使用すれば、Windows Server 2008をはじめ、Server 2022/2019/2016/2012(R2)/2003のプライマリパーティションも安全に拡張可能です。
プライマリパーティションの概要
プライマリパーティションとは、オペレーティングシステムをインストールするための領域のことを指します。MBRディスクでは最大4つ、GPTディスクでは最大128個のプライマリパーティションを作成できます。特にMBRディスクの場合、アクティブパーティションはプライマリパーティションのうちの1つだけに限定されます。そのため、多くのユーザーがMBRディスクをGPTに変換することを選んでいます。
アクティブパーティションを持つプライマリパーティションには、ブートローダーが含まれており、これがオペレーティングシステムを起動する役割を果たします。一般的には、オペレーティングシステムがインストールされるCドライブがこの役割を担っています。プライマリパーティションは、OSや定期的に使用するデータを保存するための主要なドライブとなります。
プライマリパーティションを拡張する理由
Windows Server 2008(R2)では、Cドライブにアプリやデータが増えるにつれて、利用可能なスペースが少なくなっていきます。これにより、システムの動作が遅くなったり、クラッシュのリスクが高まることがあります。こうした問題を回避するためには、Cドライブのスペースを解放するだけでなく、プライマリパーティションのサイズを拡張するのが効果的です。
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Windows Server 2008でプライマリパーティションを拡張する方法
Windows Server 2008(R2)/2012(R2)/2016/2019/2022やWindows 11/10/8/7において、プライマリパーティションを拡張するための方法を2つ紹介します。
方法1. ディスクの管理を使ったボリュームの拡張[データ損失]
「ディスクの管理」は、Windowsに標準で搭載されているツールで、パーティションのサイズを変更することができます。WindowsキーとRキーを押して「diskmgmt.msc」と入力し、Enterキーを押すことでアクセスできます。連続する未割り当て領域がCドライブの後ろにある場合、このツールを使用してプライマリパーティションを拡張できます。
しかし、未割り当て領域がない場合、Cドライブを右クリックしても「ボリュームの拡張」がグレーアウトされてしまいます。その場合は、Cドライブの直後にあるパーティションを削除し(削除前にデータのバックアップを忘れずに)、そのスペースを使用してCドライブを拡張する必要があります。
- ※ヒント:
- 空き領域と未割り当て領域は異なる概念です。空き領域はパーティションの中の空き容量を指し、未割り当て領域はパーティションに属さない空き領域を指します。
- Windowsのコマンドプロンプトに精通している場合は、Diskpartコマンドを使用してパーティションを拡張することも可能です。ただし、この場合も隣接する未割り当て領域が必要です。
- Cドライブの直後にあるパーティションが拡張パーティションである場合、そのパーティション内の全ての論理ドライブを削除し、拡張パーティション自体を削除する必要があります。
方法2. データを失わずにプライマリパーティションを拡張する
連続する未割り当て領域がない場合、ディスクの管理やDiskpartを使用してプライマリパーティションを拡張するのは面倒です。そこで、AOMEI Partition Assistant Serverを使用すると、非連続な未割り当て領域をCドライブに割り当てることができます。さらに、未割り当て領域がない場合でも、他のパーティションから空き領域をCドライブに割り当てることができます。以下の手順に従って、AOMEI Partition Assistant Serverを使用してCドライブを拡張してください。まずは、AOMEI Partition Assistant Serverの体験版を試してみることをお勧めします。
- ★知っておくべきこと:
- 連続している2つのパーティションだけを結合できますが、未割り当て領域を結合する場合、制限がありません。
- システムで予約済みのパーティションを結合することができません。
ステップ 1. AOMEI Partition Assistant Serverを無料でダウンロードし、インストールし、起動します。
※以下の画面のようにDドライブの後ろに未割り当て領域があります。
ステップ 2. Cドライブを右クリックし、「詳細処理」→「パーティションを結合」を選択します。
ステップ 3. 未割り当て領域を選択し(チェックボックスにチェックを入れ)、「はい」をクリックします。
ステップ 4. 仮想結果をプレビューして問題なければ「適用」→「続行」をクリックします。
ご覧のように、未割り当て領域はプライマリパーティションの直後に存在しなくても、プライマリパーティションと結合することができます。AOMEI Partition Assistant Serverを使うなら、「ボリュームの拡張」機能がグレーで表示されることについて全然心配する必要がありません。好きなようにプライマリパーティションとか他のデータパーティションとかを拡張することができます。また、その操作もシンプルで分かりやすいし、時間も節約します。
ディスク上に未割り当て領域や空き領域がない場合、他のパーティションを縮小してスペースを確保するか、十分なスペースを持つパーティションからCドライブに空き領域を割り当てることができます。
結論
AOMEI Partition Assistant Serverは、Windows Server 2008 (R2)でのプライマリパーティションの拡張を安全かつ効果的に行えるツールです。このツールは、Windows Server 2022/2019/2016/2012 (R2)/2003にも対応しており、パーティションの分割やコピー、削除など、多くのディスク管理機能を提供します。さらに、企業内の複数のPCを管理するためには、AOMEI Partition Assistant Unlimitedを利用することもできます。このエディションには、「ポータブル版を作成」という強力な機能が含まれており、USBフラッシュドライブなどの外付けデバイスにインストールして、他のPCで再インストールせずに使用することが可能です。